昨日は触れ合いタイムについて感じたことや会場の様子をぐだぐだ書きましたので、今日は演技の話をしたいなーと思います。
会場の様子もちょっとだけ追記。





私の斜め前にカメラマンの姿。
多分、TVK テレビ神奈川で後日放送するのでは?


開演時間になりました。
照明が落ち、リンク中央に置かれていたハート型のオブジェにライトが灯りました。
プリンス アイス ワールド チームの群舞で、華やかな幕開けです。

コスチュームがド派手!
女性は長めのスカート。みんなポニーテールでヘアスタイルも揃えてます。
男性はタキシード風。襟だけが黒。
え?どこがド派手か?
色がショッキングピンク~!!!
女性はともかく、男性スケーターも上下真っピンク。
うわあ、何処かでこんな人見たこと無いか?デ・ジャ・ヴュ?

あ、こんな人ね。




呼んだ?




失礼。

どうしても結弦さん成分どっかに入れたいハニューハンターのサガです。


そう、華やかな群舞の話。

いや~、実際お見事です。アイスショーなんかではシングルの選手が何人かでグループナンバーを披露してくれたりしますよね。国別対抗戦のエキシでもやりますが。
でも、あれとは全く別物です。
群舞としてのレヴェルはこっちが上。
あれは、言葉は悪いけれど、いわゆる付け焼刃的にその時、その演目だけ出来れば良い。個々のスケーターさんのレヴェルにバラツキがあってもどうにかまとめらる範囲。
でも、シンクロナイズド・スケーティングはそれじゃダメ。全員がある一定のレヴェルまで揃えて、その上でポジショニングして踊るわけです。人数も20人とかいるんですよね。
それが、全員お客にお金を払っても見たいと思われるレヴェルまでに揃える。
スポーツと芸術の両面を持つフィギュアスケートという種目の特異性が際立つ分野だと思います。
実際、クラシックバレエのコールド・バレエのパートを見ているようでした。

オープニングの顔見せで、ゲストスケーターが一人づつリンクに現れると歓声が大きくなります。
やっぱりなんやかや言っても見たいのはこの人!みたいなスケーターさんがいますもん。


この日一番の拍手と歓声を浴びたのは、町田樹君と荒川静香さんではないかな?私の個人的な感想ですが。


私が見られて嬉しかった物。

本多武史さんのスプレッドイーグル。
おー!って感じ。男っぽくて力強い。そして滑らか。
もういっそイーグルオンリーでリンク1周してくれないかしらと思うくらい素晴らしい!
もちろんジャンプもスゴい。現役を引退ししてからの年月や年齢を思うとあのジャンプを跳び、回り、クリーンに降りるってスゴい。元祖4回転ジャンパーの底力とプライドを感じました。


太田由希奈さんも美しかった。
派手なジャンプとかないのに、見てて飽きない。表情豊かで動きの綺麗なスケーターさんですね。

織田君は面白過ぎる!

黒いマントにすっぽり身を包み、手にはライトセイバー。有名なテーマ曲。
ダースベイダーか。
重々しく登場しても最終的にはコメディタッチのパロディーみたくなっちゃう。
コミカルな動きや表情が上手い。
両手を前に出して手をパーに開き、フェンスに沿って滑って行く。最前列の人はハイタッチ出来たのかな?

殿も楽しそうでした。


ショーマ君は、色んなお衣装を用意してくれていて、見るたび変わってる。
オープニングは白シャツで、ちょっと大人っぽい感じ。
演目はお馴染みの「ドンファン」。
私が初めて見たのは、去年のDOI。同じ新横浜のリンクでした。新プロお披露目の席。
お衣装は、今シーズン通して試合で着用していた上下黒のアレでした。一見すると胸元気前よく開けてて「え?ショーマ君、セクシー路線?」みたいでしたね。あの開けっぷり、パトリックかと思ったわ。カナダはオープンなお衣装が好きな方が多いのか?ま、ショーマ君のはよく見れば普通に肌色のファンデ付いてますがね。
その時はエキシビ用に少し時間を短くアレンジした上で、手にスカーフと赤い薔薇を1輪持って登場。
スカーフをハラリとリンクに落とし、演技終了後に薔薇を限定お一人様で観客にプレゼントというオシャレな演出でした。
試合後のエキシで披露した時は、その演出は無かったですね。
昨日は久しぶりにその演出で魅せてくれました。
お衣装は、試合後のエキシで来ていたサーモンピンク?みたいな色のトップになってました。
フィナーレではお馴染みのなんちゃってセクシーの上下黒でした。
ジャンプで1度すってんころりんしましたが、それ以外は良かったかな。
振り付けもブラッシュアップされていました。今季、JGPファイナルや全日本で結果を出して来た事で自信をつけた様です。堂々のパフォーマンスでした。

余談ですが、ちょっと可愛いお話がありまして。

私の隣に若い女性客が座ってまして、ミニスカートでストッキングも履いていないようでした。めっちゃ薄着。
新横浜の1階です。マジ寒い。周りの人はみんな膝にブランケットを巻いたり厚手の上着を着たり、座布団やクッションを敷いたりと、防寒対策万全。私もフルほぼ装備。気になったので、休憩中に「寒く無い?」って聞いてみました。本人は大丈夫そうで「はい。」若いなぁって言ったら笑ってました。
でも、若い若いと言っても、ちょっと若過ぎないか?
どう見ても10代の子供に見える。なんか心配になって、余計なお世話とは思いつつ聞きました。「1人で来たの?」「あ、お母さんと来ました。」「そうなんだ。1人で来たのかと思ってびっくりしちゃった。中学生くらい?」「はい、中3です。」おー、なんか素直でカワイイ。
おばちゃん、つい構いたくなってしまいまして。若い女の子が身体を冷やしては健康上よろしく無い。身体を温めるように、持っていたチョコレートを差し出すと素直にお礼を言って、気持ち良く受け取ってくれました。
で、ちょっと世間話などしてみる。
花束を買いに行っていたようなので聞いてみると、ショーマ君に渡したいと言う。
「そうかー。可愛いもんねー。」「はい。」
彼女ニコニコ。可愛いな。
その後ショーマ君のアレ、凄いよねと言う話になって、私がクリムキンイーグルって教えたら「え、なんかスゴい名前付いてる。」私、「初めてあの技をやった人の名前だよ。」彼女、「フィギュアスケートって人の名前が多いんですねー。」
「詳しいね。あ、お母さんがフィギュア好きなんだものね。」そしたら彼女が


「羽生君がすごい好きなんです。」

キタ~!!!

良く見れば、通路を挟んだエリアにも私とオソロのアイリンちゃんブランケットをしっかと膝に巻いた女性発見!

そりゃあいるよね、結弦さんのファン。ここにいる人の大半がスケオタなんだもの。逆にいない方が不思議だよね。



そこからちょっとライトな結弦さんトーク。
彼女のお母さん、5年前くらいからゆづゆづしてると言う。
結構コアなファン。がちスケオタですな。

「こんな話しばっかりして、変なおばちゃんだと思ったでしょ?」と私。
すると帰って来た答えが
「いえ、全然思わないです。お母さんもそうだから。」

面白ー!笑ってしまった。
「あなたのお母さんとお友達になれそう。」
そう言ったら彼女も笑ってましたが。

触れ合いタイムになった時にショーマ君に花束渡せるといいねと言ったら、触れ合いゾーンに我先にと向かうオバサマ方にびっくりしたようで、彼女、ちょっと怯む。
不安そうに「大丈夫かなあ」と、私の顔を見るので「、せっかくお花用意したんだから行ってらっしゃい。どうせなら握手とかしてもらったらいいよ」と発破かけました。
そしたら彼女、眼をキラキラさせて「わー!手、洗えませんねっ!!」その様子があんまり微笑ましくた可愛かったんで「大丈夫!あなた若くて可愛いんだから握手くらいしてくれるわよ。」って更に煽るワルイおばちゃん。
でもそれを聞いた彼女、ぱっと明るく笑って、花束持って行きました。頑張れ恋する女の子!p(^_^)q

ちゃんとお花、渡せたかしら?握手は出来たかなあ?
私の娘よりも若いあの少女が、楽しくて幸せな記憶をいっぱい持って帰れていたらいいなぁ。ゆづゆづしてるオカシナおばちゃんと世間話をしたこともひっくるめて、楽しかったなーなんて、お母さんとお話し出来ていたらいいなぁ。
そんな事をつらつら考えるまめなのでした。


お写真、一部お借りしました。ありがとうございます。