ブログは本当に久し振り……です!
でもTwitterにも書いたんだけど、もっと書きたいことがあったので、久し振りに書くことにしました。


最近、二輪での事故のニュースが続いていて、自分への戒めとして、それから最近妹ちゃんが原付とはいえバイクに乗るようになった心配性な姉としてから。


Twitterに書いたんだけど、

「バイクは道具でしかなくて、使う人次第でどんな道具にもなる。」

これはサーキットを走る仕事をしていたお父さんに言われた忘れられない言葉です。

バイクだけでなくはさみとかも一緒で、使い方次第で便利な道具にもなるけど、一歩使い方を間違えたら凶器にもなってしまう。

バイクは相棒!とは言うけれど、自分だけでなく、誰かを傷付けてしまう可能性のある道具だと言うことをきちんと理解しておくこと。

バイクが危ないんじゃない。
バイクは1人で走り出さないし、バイクが停まっているだけでは何も起こらない。

人間が乗って、初めて動くもの。
だから人間が気を付けて使わないといけない。

(確かにタイヤが2つしかなくて、そもそも倒れる不安定な乗り物っていうのはあるけど、今回私が言いたいことの論点はそこじゃないし、乗るな!って言いたいわけじゃなくて、私はこういうことに気を付けて乗ってるよ!っていう話だから特に触れません。)


それから道具は大切にしてあげることによって、きちんと応えてくれるもの。

バイクのメンテナンスはもちろんだけど、ヘルメットやグローブなどの装具は自分の身を守ってくれるものだから、大切に扱うこと。

八百万の神とは言うけれど、雑な扱いをすれば、「まぁいっか」と思う瞬間がでてきて、だいたいそう言う時に限って、何かあるものだと思う。

そういうのがバチが当たったっていうのかな。

いつも大切に扱っていれば、いつも道具に気を遣っていることになるから、バイクのちょっとした変化や、自分が身につけているものがきちんと機能しているか気付くことができると思う。

(ヘルメットのアゴ紐の締め忘れ、靴紐が解けてるetc)


最近は巻き込まれてしまうこともあるから、自分だけが気を付けていてもどうしようもないこともあるかもしれないけど、それでも自分の身を守るために、自分ができることは意外といっぱいあると思う。


それから、バイクに乗ることを自分で選んだなら、それ以外のことも自分で選んで欲しいということ。

走る道、走る時間、走る時の天気、走るスピード、走る服装、一緒に走る人。

全部自分で選んでいい!!

全部自分で選んでいいものだからこそ、自分が無理をしないで、安心して楽しく走れる条件を選んで欲しい。

私もやっとSRV250で公道を走るようになって1年半くらい経ちました。

いっぱい色んなところに行って、無謀なことばかりしてるように感じる人もいたかもしれない。

でも、私の中で自分の限界を越えるような計画を立てたことはないし、割と簡単に旅の途中でも目的地を変更して休憩したり、引き返したり、SAでお昼寝してたりする笑。

危ない目に遭いたくないから、自分で選んでそうしてる。
というか、そうしたほうがいいと思う!

旅の計画を立てたとしても、その通りに行かなくたって、また次の楽しみにすればいいだけ!!


ただ自分の限界って正しく知ることって難しいことで、バイク乗りたてだと、どうしてもワクワクしちゃって、勢いが勝ってしまうこともあると思う。
バイクって楽しいから、もっと乗りたい!って私もいまだによく思う。

でも、そういう時こそ休憩をあえて入れることにしてる。
バイクと一緒にいる時間を伸ばす感じ笑


特にバイクに乗りたてだと、自分がどのくらい走れるのかわからないし、変に力んでたりして疲れてることがあるから、休憩はこまめにとって、自分の体の変化をチェックしてほしい。

握力落ちてないかな?とか、ヘルメットで肩凝ってないかな?とか、足ふらつかないかな?とか。

全部実体験!

渋滞でクラッチ握り続ければ筋肉痛にだってなるし、首が華奢なほうだからヘルメット支えるの大変だし、長い時間乗ればなんか膝が抜けそうな感覚になったこともある。

特に女性は度胸と根性はあっても、筋力も体力も男性より弱いのだから、気合でなんとかしようとしないで!笑

それを補う努力(筋トレ)はしないより、した方がいいけど!!


無理だ!と思った瞬間にはもう手遅れであることがほとんどだから…



それから最近Twitter見てて多いな、と思うことは「初心者だけど一緒に走ってくれる人募集中」みたいな、ツーリング仲間をSNSで探してる人。

そのこと自体は別にいいと思う!
一緒に楽しむ友達が増えることはいいことだと私は思う!

ただ、初めまして!で一緒に走る場合、相手がどういう走り方をする人なのか、お互いにしっかり見て!!

無理に追いかける必要ないから!!!

初めましてだから、気を遣ってついて行かなきゃ!って思わなくていいから!!!

集合場所とかで合流してから、ついていけなかったって言ったって全然OK!!!

というか、自分に無理させるような走りをさせる人なんだ、って見切りをつけたっていい。

先頭を走る側の人が経験者であることがほとんどだから、むしろその人がみんな無理してないかな?って、一番気を使うべきだと思う。

今はインカムもあるんだから。

ちょっと速い!とか、無理してない?とかコミュニケーションは取りやすいはず!
そう言える人と走るのがいいと思う。




一例としてこういう人もいるんだって思ってくれるくらいでいいんだけど、

私は気を使ってもらうのが申し訳ない、と思って、バイクの免許とって1年間は自分からツーリングに誘うことはしないようにしていました。

初めてのうちは心細いから誰かと一緒に走りたいって思うものだけど、自分1人で走ってみて心細いと思うってことは、まだ自分の技術が追いついてきてないってことだと思うから、まずは1人で走っても心細くない場所、時間で走ることに慣れた方がいいと思っていました。

時には度胸も大切なこともあるけど、安全には変えられない。
挑戦する気持ちは持つべきだけど、無理はしちゃダメ。
挑戦と無理とか無茶って似てるけど、全然違うから、そこは間違えないようにしたい。

誰かがいてくれたら、迷子にならないし、バイクを起こしたり手伝ってもらえるし、わからないことを教えてもらえるかもしれない。

本当に自分のことを思って言ってくれる人。
そういう人と走るのはいいと思う。

SNSで知り合った初めましての人は疑えとまでは言わないけど、本当に信頼できる人なのか判断しにくいから、家族やバイク屋さんの店員さん、教習所の先生とかに相談してみるのもいいと思う。

本当に心配してくれるバイク好きな人だったら、喜んで教えてくれると思う!



私の場合、それはお父さんだった。


私の公道デビューはお父さんと一緒がいい。


これは思い出的な意味でもあったけど、どっちかというと信頼のできる人にチェックしてほしいっていうのもあった。

練習はしていたとはいえ、教習所じゃなくて試験場で免許をとったから、本当に自分がバイクに乗れるのか、改めて信頼できる人に見てもらいたかった。


予定が合わなくて免許取れてからちょっと時間が空いちゃったし、すごい短い時間ではあったけど、一緒に走ってもらって本当に良かったって今でも思ってる!!!!!


私の都合上、お父さんからバイクを受け取って3日後くらいには、浜松から横浜まで高速に乗って帰らないといけなかったから、バイクで初めての高速もその時お父さんと一緒に走ってもらった。

お父さんから高速も乗っておこうって言ってくれた。

今もだけど、ものすごく心配してくれてるんだと思う。

私の周りの誰よりもバイクが好きで、誰よりもバイクのことやおもしろさを知っていて、誰よりもバイクの危険性を知っているから。

私もそのことを知っているから、その心配を裏切らないように、今もバイクに乗ってる。

初めての公道をお父さんと走ったことで、安心して最初の一歩を踏み出せたし、いっぱい心配してくれてることがわかったから、絶対無事に帰りたいって思うようになった。

すごく恵まれた環境でバイクに乗ってるって心から思う。

だからこそ、自分でできる危険に合わないための努力は惜しまないようにしてる。


バイクに乗ってる人みんながそういう人と出会えて、一緒に走れるわけじゃないかもしれないけど、バイクっていうすごく楽しい乗り物を思いっきり楽しむために、安全運転の準備や心構えは自分でできる大切なこと。

バイクに乗るってちょっと勇気のいることを自分で選べたんだから、自分の安全のために何を選ぶべきか、自分で選べるはず!!

全部自分で選べるのだから、自分が選んだことに対して、責任を持つこと。

責任の持てる選択をすること。

これは絶対忘れないで。

バイクって本当に楽しい乗り物で、責任ある選択に対してちゃんと応えてくれる最高の乗り物だから!!


ちょっと長くなっちゃったけど、最近妹ちゃんが原付とはいえバイクに乗るようになった心配性の姉として、一年半分のバイクの先輩として言いたいことでした!

読んで下さってありがとうございました!

私自身まだまだ練習が足りない初心者ライダーだけど、もしこれを読んだ誰かの安全な帰宅に繋がったらいいな、と思います。


言いたいことがしっかり伝わりますように。