榎本先生のブログで縄文時代から続く循環型農法を椎葉で続けていらっしゃる御家族がいることを知りました✨
5000年前から続く原始農法としての焼畑を日本国内で継承しているそう。
今は、クニ子さんの息子が焼畑農法と民宿焼畑を引き継ぎ営んでおられるそう✨
夏の盛りの8月上旬。前日に雨が降らず、当日の風が強くない日を見極めて、宮崎県東臼杵郡椎葉村の向山地区に連なる山の急斜面に、火入れが行われます。鎌などで燃えやすい草木を刈って防火帯を作り、山の神に唱え言とお神酒を備え、祈りを捧げます。一度に焼く面積は30a〜1ha。火が燃え尽きるのを見届けた後、その日のうちにソバの種を蒔きます。
5000年前から続く原始農法としての焼畑を日本国内で現在継承しているのは、向山地区で「民宿焼畑」を営む椎葉勝さんとミチヨさんだけと言われています。農薬や肥料を使わず、自然の力を生かす循環型農法として、世界的に高く評価されている焼畑。深い山間地で暮らす家族の食料を確保し、保存食として蓄えるために、連綿と続いてきた農法です。
(美味しい島 九州 記事より抜粋)
椎葉さんたちが継承してきた焼畑には決まったサイクルがあります。火入れをした焼畑で、1年目に育てるのは、多くの養分を必要とするソバ。2年目にはヒエまたはアワ。3年目には土壌を肥やすマメ科の小豆。4年目は大豆です。焼畑で育てた雑穀は毎年秋に収穫し、脱穀などをして大切に貯蔵します。4年間作物を栽培した後は、約20年間以上、栗やクヌギを植えて育て、伐木の時期がきたら土地を切り、焼くのは24〜25年後。このことで森林が再生し、土壌が回復するのです。
(美味しい島 九州 記事より抜粋)
焼畑をしていない場所には、檜や栗などの落葉広葉樹が育っています。椎葉さんが大切にしているのは、山に棲む動物たちとの共存です。「ちゃんと猪の餌場を作ってあげておくと、畑の作物を食べたりはしないんですよ」と教えてくれます。
(美味しい島 九州 記事より抜粋)