小説の最初に
ー世界の意味に気づかずにこの世界を生きるのは、書物に触れずに大きな図書館を歩き回るようなものだーという『象徴哲学大系』からの引用が記され
本書の事実として
〈事実〉
1991年 ある文書がCIA長官の金庫に保管された。
文書は現在でもそこにある。暗号で記されたその文書には、古の門や地下の知らざれる場所についての記述がある。また、「あのどこかにそれは埋められている」という一節も含まれている。
この小説に登場するフリーメイソン、見えざる大学、CIA保安局、スミソニアン博物館支援センター(SMSC)、純粋知性科学研究所などの組織はすべて実在する。
作中に描かれた儀式、科学、芸術、記念建造物はどれも実在のものである。
とあります。
今回の小説の舞台はアメリカの首都ワシントン
キーワードは
純粋知性化学
フリーメイソン
古の神秘
ニュートン
ワシントンDCのいろんな建築物のことも出でくるので、地図をみたり、建物の画像を確認したりもしました^^*
実在する謎や科学、歴史を絡めて物語を構築するダン・ブラウンの得意技が今回も光ります。
これだけの知識を(宗教や科学や芸術、歴史、秘密結社)調べあげ、混ぜこみながら物語を構築するなんて
圧倒的頭脳!!
秘密結社という言葉で浮かぶのは
″イルミナティ”とか″フリーメイソン”とかカバールとか今はQアノンというのもありますね。
まるで 現実は真実は小説よりも奇なり な感じかも? なんておもいながら
(イルミナティが出てくるのが「天使と悪魔」です)
実在の組織を題材にした小説だけれど
果たして
ダン・ブラウン自身はどういう方なのか
宗教的 な事柄や結社などに深く踏み込んで物語を書かれているがゆえに
そこに思惑やなにかは絡んでないのか、、、
なんてことが頭の片隅にうかんだりしてそれがまた2重に面白かったりして
(情報、書物、ことばは情動操作、洗脳、の武器にも盾にもなりますから)
そして、この小説を読む間
私の頭の片隅には常に冒頭にあった引用文
ー世界の意味に気づかずにこの世界を生きるのは、書物に触れずに大きな図書館を歩き回るようなものだー がついてまわり
【世界の意味】の解釈
ここで言う【世界の意味】 とは
私にとっての【世界の意味】とは
ダン・ブラウンにとっての答え(世界)とはなんなのか
とかとか
1冊のエンターテイメントを味わいながら色々刺激される📕でした(*^^*)
スリルとサスペンスでドキドキ
手に汗握るシーンがすごくて
ちょっと、過激すぎて読んでるだけで
トラウマになりそなシーンも💦💦
だからラングドンシリーズで「ロストシンボル」だけとばして映画になってないのかなぁと思っていたら、アメリカでドラマ化決定しているのですね、
(コロナの影響?か昨年のドラマ化決定の発表から後の情報がないけれど)
ドラマ化?あのシーンはいや実写版はこわい〜。。(;´д`)トホホ…でもドラマ気になります。
ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」「インフェルノ」映画にもなってますね。
図象学者ラングドンシリーズ!
執筆の順番的には
「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」
「ロスト・シンボル」「インフェルノ」
そして、「オリジン」なのですね
「オリジン」は2017年初版発行
日本では2018年に発行されています。
次は「オリジン」読みます
これまた面白そうです!