「奇跡の人」原田マハ
図書館で見かけて 表紙のインパクトから手に取っりました。
最初のページに
ヘレン・ケラーの有名な言葉が掲載されています。
読み進めて
この本が ヘレン・ケラーとアンサリバンの生涯をモデルにして オマージュし、舞台を明治時代の日本の北国として脚色し物語にしたものだとわかりました。
そういう物語の作り方も新鮮で
どう展開させていくのかと驚き楽しみながら読み進めることが出来ました。
その時代の日本文化や当時の意識の狭さ暗さ。
それを打ち破る 鬼気迫る 安の振る舞いに まるで舞台を見ているように物語が想像出来ました。
安、れん、キワ
登場人物の核をなすこの3人。
介良れん(ヘレン・ケラー)と狼野キワは
津軽三味線の人間国宝 小林ハルさんがモデルになっているのではないかと思われます。
小林ハル→❀.*・゚
この小林ハルさんという方の生涯が凄いです。こんな目にあっても偏屈で意地の悪い性格にならずに生き抜いたスピリットの尊さに感動します。
去場安(サリバン先生)は日本における女子教育の先駆者津田梅子から人物像のヒントを得たのではないかと思います。
とても、胸に残る読後感で、読み応えのある物語でした ♡*^^*
ありがとうございます✧︎