「青くて痛くて脆い」住野よる | ஐ La vie ‪ஐ‬ 〜❁*.゚ありがとう♡だいすき.゚*❁〜

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ஐLa vie‪ஐ‬とはフランス語で命・人生 の意味です。

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日々の“ありがとう”と“”大好き”を綴るブログです。

住野よるさんの
「青くて痛くて脆い」
を読みました。


住野よるさんといえば
「君の膵臓をたべたい」のデビュー作で2016年本屋大賞 映画化されました。

惹き込まれそうな 微かさと
静かで繊細だけれども確かな鼓動が聞こえてきそうな文体から作家は女性のイメージを持っていたら 男性と知りびっくりしました。


そして、
当時中学生だった娘の勧めで読んだ
「よるのばけもの」にまた「君の膵臓をたべたい」とは別の、衝撃を受けました。

よるのばけものよるのばけもの
1,540円
Amazon
(単行本で読んだので、こちらのカバーのイメージが強いです。)

思春期の心の襞を
本人も手の届かないところまでちかずいて
認識させてくれるような

その頃(思春期の)の言葉にならない心の叫びのようなもの 

人の闇 自分の心さえ 掴めないような不安定さや

心の核につながる細い手網を必死に握りしめているような心細さ
 

そこに届くということは
そこに寄り添えるということ

そこに届くということは
そこに光をあてられるということ

化け物に

そこに届く文章。




娘が図書館で借りて読んで
とても心に響いたらしく
自分のためにお小遣いで買っていました。

そんな 住野よるさんの今回読んだ作品

「青くて痛くて脆い」は18歳から20代前半の年令設定で主人公は大学生。


その題名どおり
青くて痛くて脆くて💦


でも、その青くて痛くて脆いそれは

向かいあうことでしか乗り越えられないのに

傷つきたくない心はそれに気が付かない




そう言えばいつ
「痛いやつ」とか「痛い人」って言葉が出来たんだっけ?

私が若い頃はなかったようにおもう
そして、言葉がなかったから
いまでいう痛いひとは
ちょっと「恥ずかしいやつ」とか「ダサいヤツ」くらいで 
 まだどこか優しいかんじがするのに対して

「痛いやつ」は
なにか、バッサリ切り捨てる感じがして
(個人的な感覚です。)

「痛いやつ」って言葉を初めて聞いて
その意味を知った時


"今からの人達、不自由になったな”と感じたのは
私だけかな


そこのところ(痛いところ)のおはなし



もしかして 羽化しそこなったサナギが
蝶の仮面被って 
立派なふりして
あいつ痛いよな〜って

自分の痛みを誰かを中傷することで発散させてる

わたしもそんな人かもしれない


どんなに歳をとっても

それをどこかに知っていたいな


最後一気に加速します。


青くて痛いときをこえていくのって
青春なんだな〜ぜんぶ。

さいごの言葉に
おばちゃんのこころも震えました✧︎(*´︶`*)♡




なのに言えなかった。そんな簡単なことが、いつも自分が自分の邪魔をして。
情けなくなんかないのに。恥ずかしくなんかないのに。
もしも、情けなかったとして、恥ずかしかったとして、その思い込みを踏み越える歩幅をもてなかったことの方が、よっぽど自分をみじめにするのに。
わからなかったんだ。
自分の弱さを呑み込むというのが、どういうことか。
                (「青くて痛くて脆い」より抜粋)