おとらぎつね | ஐ La vie ‪ஐ‬ 〜❁*.゚ありがとう♡だいすき.゚*❁〜

ஐ La vie ‪ஐ‬ 〜❁*.゚ありがとう♡だいすき.゚*❁〜

ஐLa vie‪ஐ‬とはフランス語で命・人生 の意味です。

✧*。この世界で出逢ってくれて、ありがとう大好きだよ✧*

日々の“ありがとう”と“”大好き”を綴るブログです。



茨木のりこさんの児童書
「おとらぎつね」きつね

11月に読んだ本。
茨木のりこさんが故郷愛知県の民話・伝説を纏めたもの。茨木のりこさんの創作部分もあり。

11個のお話が入っていました。
「おとらぎつね」「吉良の赤馬」「しばいずきのかんのんさま」「瀬戸のやろ」「わんかし池」「さくらばば 」「てんじくのひと」「くさなぎのつるぎ」「やなぎにかえる」「親思いのこぎつね」「海のむこうの火事をけした」

この中で
「海のむこうの火事をけした」というお話は

実相寺というお寺の鷹通禅師という2代目和尚さんのお話なのですが とても面白かったのでご紹介しますね( ´꒳` )

(ネタバレありなので図書館で借りてみられる方は読まないで下さいね。)



この2代目おしょうさんはとても博識で人望厚いおしょうさまで皆から尊敬されていました。

この和尚さんがある日突然

「隣の国もろこしの、経山寺が火事になった!火消しの手助けをしたい。さぁ なにをぼやぼやしておる! 水をくむのだ!水をくめ!」

村のしゅうも集め
お寺にじゃんじゃん水をかけさせる。
しまいには庭の大木までぽたぽたしずくを垂らすほどに。。




「やぁれ ようやっと経山寺の火事もおさまった  大事にいたらずよかったよかった  みなのしゅう ごくろう ごくろう」

おしょうさまはいつもの静かな顔に戻ってけろりとしています。

みんなはあっけにとられ
「あのおしょうさまのいうことは 千にひとつもまちがいないと思っていたが、こんどばかりはむだぼねくさいね。へんなはなしぞね。いやはやつかれた」とぼやきました。

しかし時が経ち ある日実相寺にりっぱな僧がたずねてきます。

「わたしは経山寺からの使いのものです。今から5年前経山寺の火事の時はお手だすけ本当にありがとうございました。おかげでぜんぶはやかずにすみました。」と丁寧にお礼をいいます。

おしょうさまは「なんのなんの、たいしてお役に立てないで 」とにこにこ笑っています。
なんとなんとおしょうさまはすごい方よのう。
村人たちはびっくりしました。

やはり、このおしょうさまの時のこと。
中国では宋という国が敗れ元という国がおこりました。

宋の人たちは船に乗って日本にも逃げてきました。

実相寺にもおしょうさまを頼って
陣昭 答谷 という二人の男がやってきました。

おしょうさまはこの2人が日本でりっぱに生きていけるように考えました。

京の都では古くから踏歌というものが行われていました。

足でとんとんひょうしをとったり 身振り手振り面白おかしくうたったり踊ったりするものです。

おしょうさまはまず楽譜を作り
それに合わせて仏の教えをわかりやすくかいて節をつけて歌うようにしました。

2人は組になって家々をまわりうたい、踊りましたが
その文句は仏の教えでしたから
どの家もありがたがってお布施をくれました。
三河万歳はこうしてはじまったということです。

以上が簡略しましたが
「海のむこうのむこうの火事をけした」のお話です。( ´꒳` )
愛知県の方は知っているお話かもしれませんね!(*^^*)

茨木のりこさんが お話を聞きに、実際の愛知県西尾市の実相寺をお尋ねすると



当時のおしょうさまも茨木のりこさんを喜んで招き入れ 古書などみせてくださり
三河万歳の発祥の由来などを
のどかに語り さわやかに抹茶をたててくださったそうです。
(あとがきより)

とっぴんぱらりりんのぷう( ´꒳` )


ほんの後ろに昔の図書カードがついていました!
懐かしい〜✧*。
今はバーコードでピッピッですもんね。

(学校などはまだ図書カードなのかな。)

すごいアバウトで名前のところを見ると「あきよ」とか!どこのあきよちゃんですか〜?(笑)

これでもちゃんと 無事に帰ってきてたんですね。
小学校の図書室にあったものかもしれないですね。

ほのぼのしました‹‹(*´︶`*)››*:゚

今日はちょっと“昔話”でした(๓´˘`๓)♡

お立ち寄り頂きありがとうございます♡

ありがとう♡だいすきキツネさん