なぜ、ウソをつくのですか。
<吉井のコタエッセイ>
ウソをつきたい人は、
きっといないはずです。
本当の自分の姿を
見せたいはずなのです。
でも、怖い。
でも、辛い。
誰かの100%ぜんぶを
理解するのは困難です。
100%ぜんぶを
見せることだって困難です。
見えてない部分は
想像なのです、お互いに。
本当の自分を
見せられなくて辛いのに、
本当の自分を
見せることも怖い。
どちらも選ぶことができず
迷っている真ん中にいて、
動けないし戻れないし、
それが、いたたまれなくてしんどい。
あなたも、あなたも、
あなたも、あなたも。
みんな、同じように
不安の中で不安じゃない顔をして、
恐る恐る、会話をして、手を取って、
集まって、生きているのです。
ほんとうは、さらけだしたい。
でも、嫌われるかもしれない。
いつかは、さらけだしたい。
でも、拒否されるかもしれない。
そんな不安を抱えながら、
本音ではない何かと何かを、
重ね合わせて安心っぽいものを得て、
よけいのしんどさが募って、
また、本音ではない何かを探す。
スパイラルから
飛び出ないことには、
そのままが続きます。
誰かが連れ出すことは、
なかなかありえないはず。
でもきっと、
誰かが何度も、
あなたに、僕に、
そう、ウソかもしれない、
僕たちに対して信じて、
手を差し伸べてくれています。
それに、気づけるか、
それを、見逃すのか。
どちらを選ぶかどうかで、
幸せになれるタイミングが、
少し変わるのでしょう。
コメントすることは何もありまてん。
吉井しゃまは素晴らしきお方です