日常な非日常的日常

「それじゃあここに住むことになったから、その準備でもしますか」
「準備ということは日用品でも買いに行くのか?残念だが今の俺は無一文だ」

 笑いながらカバンから封筒を取り出している深珀。

「そこらへんは大丈夫だよ、役所の人から少しはお金もらってるしね。それで買いに行こうか」
 カバンを持って立ちたがる深珀。
 すると窓際に落ちていた毛布がもぞもぞと動き出したかと思えば猫が現れた。
「忘れてた忘れてた、この子もここに住んでるよ」
 そう言って猫を持ち上げた。
 ・・・かわいいなこいつ
「名前はなんていうんだ?」
「名前はね・・・・その・・・・・」
 少し悩んだあと閃いたような顔をして
「ノラって名前なのよ」
「おいまて今考えたろ、せめてもう少し捻った名前にでもしろ」
 しかしノラという名前に猫は反応した。
「あ・・本当に反応した・・・ほらノラって名前なのよ」
「何が名前なのよ、だ。お前も反応して意外そうな顔してたろ」
 ノラが深珀から離れて千幸の膝の上に座り始めた。
「え、ほらノラ、こっちに来なさいよ」
「ふふふ、残念ながら俺は昔からなぜか動物に好かれる奴なんだよ。ノラも俺の虜だぜ」
ドヤ顔する千幸と悔しそうにする深珀
「いーもん、私は自分の触るから」
 深珀はそう言いながらいつの間にかついていた自分の猫耳を触り始めた。
「・・・・始めてあった時もそうだがその耳はなんだ?コスプレ?」
「違います〜、私の能力です〜コスプレではありません〜」
 コスプレと言われたのが嫌だったのか頰を膨らませながらしゃべっている。
「私の能力は動物から力を借りることができる能力なの、今はノラから猫の力を借りてるからこんな感じになっているの」
 なるほど猫の力を借りたから猫耳とか尻尾が付いたわけか・・・それなら苦もなくあんな高い木を降りたことも納得いくな。
「まぁお前の能力はわかったわけだし、俺の日用品を買いに行くんだろ?さっさと行こうぜ」
 千幸は膝の上にいたノラを下ろして立ち上がった。
「まぁそうだけど・・・とりあえず服とか歯ブラシ、筆記用具とかでいいかな?」
「服はわかるがなぜ筆記用具?」
「君は学生のくせに勉強しないというのかな?もちろん学校も行くことになるからね」
 どうやら異世界に来ても学校と勉強の呪縛からは逃れられないようだ。
 
四話→公開中
六話→公開中

   日常な非日常的日常

 

 俺はさっき知り合った女子に役所へ連れてかれて、なんか家の前までいつの間に来ていて鍵渡されている。
 冷静に考えても何でこんなことになったのかがわからん。
 全く、彼女は何を考えてるんだ?
 一人暮らしの女性のところに同年代の男を住まわせようとするとは。
 まぁ実際断ったりしてましたが嬉しいですし?相手も可愛いですし?
 うむ、意外と考えてみると俺得展開ですなこれ。
「本当に住んでもいいのか?これでも俺は男であってそこは心配いらないのか?」
「それなら大丈夫だよ、さっきも言ったけど能力使えば抵抗ぐらいはできるしね」

 笑いながら話している彼女。

 話しながら歩いていたらいつの間にか玄関の前にいた。
「とりあえず入ってよ、自己紹介とかはそのあとするからさ」
 鍵を開けて扉をあけて手招きしながら俺を呼ぶ彼女。
「へぇー意外と部屋綺麗だし広いな」
 ん?躊躇とかしないか?目の前に多分女子高生(かわいい)がいて家のドアを開けながら手招きして誘っておるじゃろ?
 躊躇する必要があるのか諸君。
 どうせなら俺はこの扉を選ぶぜ。
 というわけで彼女の家でお世話になることになりました。
 お茶だと思うものを出して座り始めた彼女。
「んじゃ君も座って」
「それじゃあ失礼」
 俺も座って目の前に出されたお茶みたいなものを一口飲んだ。
 ・・・麦茶だこれ。
「これから同居人になるということだから軽く自己紹介しよか」
 そう言いながら彼女の目の前にあるからのコップにお茶を注いでいる。
「私の名前は音見 深珀(おとみ みはく)っていうよ、年は17歳で千君と同じだよ。・・・スリーサイズ聞きたい?」
「よろしく深珀さん、あとスリーサイズは聞きたいけど聞かないでおくよ」
「気軽に深珀でいいよ、私も千君って呼んでるし」
 ビルから落ちて死ぬかと思ったら異世界に飛ばされて色々あってかわいい女の子と同居が始まった。
 1日だけで俺の人生が色々変わる出来事だらけだったな。
 これからが楽しみだ。

 

作者コメ

急いで作ったからなんかいろいろ雑ですわ

あと明日が祝日であることをすっかり忘れておりました

 

3話→公開中

5話→制作中

日常な非日常的日常3話
 あぁ暇だわ。
 代わり映えしない日々に飽きて来た。
 同じ時間に起きて同じ時間に学校に登校して同じ時間に下校して同じ時間に寝る。
 そんな日々にも飽きて来たわ。
 これが日常、とでも言うばいいと思うけど、そんなの刺激を求めない人の見つけた言い訳。
  私はいつもと同じようにするのが嫌だから、せめてもの抵抗で放課後は毎日いろんなことをしている。
  今日は財布を家に置いて来てたので猫の力を借りて木に登って本を読んでいた。
「・・・この本つまらないわね」
  本をカバンにしまい木の上から見えるいつもと代わり映えしない景色を見ていた。
  なんかいつもと違うことが起きないかな?
  そう思っていたら突然大きな音がした。
  え、何この音ズドンとかいってたし何か落ちて来たの?
  隣を見ると男子がいた。
  え、誰これ?なんでここにいるの?
  私が木の上に乗った時は人はいなかったし、登った後も人は来なかった。
  ということはこの人落ちて来たの?
  ・・・えっと、人が落ちて来た時ってどうすればいいんだろ。
「あの・・・何してるの?突然落ちて来て大丈夫?」
  私はここで彼に話しかけたのは正解だったみたい。
  彼に話しかけたおかげで退屈な日々から逃げることができたから。
「どういうことだ、ビルから落下したのに無傷だなんて・・・」
  なんでビル?近くにビルなんて無いよね。
「あ、もしかして」
 多分これ転移とかそういう感じなのかな?
  まぁ反応見てみればわかるか。
「多分あれだよ、ほら、転移じゃないかな?」
  私は相手の発言を聞いて今までの日常が楽しくなることを確信した。
  確か異世界転移者は第一発見者が世話するんだよね。とりあえず逃げれないように役所に行って登録してもらいますか。
  私は木から降りた彼の手を引っ張り役所へ向かった。 

 これからの私の人生が楽しくなるに違いない

 

作者コメ

なんか適当に書いていきます。日記だと思ってくれればいいです。

サーモンのなめろう作ったけど味が少し薄かった

 

2話→公開中

4話→公開中