ヤクルト・由規投手(2 2)が29日、都内のスタ ジオで自身初のレコーディ ングを行った。NHKが制 作する東日本大震災の復興 支援ソング「花は咲く」の 歌唱に参加したもので、仙 台市出身の由規は自身のパートを熱唱。見事 に最初の収録『テーク1』でOKが出され た。作曲した菅野(かんの)よう子さん(4 7)が「歌手にスカウトしたい!」と驚くほ どの歌唱力だった。 熱い思いよ、届け-。これが“歌手デ ビュー”とは思えぬ度胸と美しい高音。収録 後の由規は満足感に包まれていた。 「スタジオに入った瞬間は緊張したけど、 歌い始めたら自分の世界に入ることができ た。気持ちが入ったし、出来には満足してい ます」 なんと『テーク1』でOKが出されるほど の歌唱力。プロが舌を巻いた。「度胸と繊細 さが同居していて素晴らしい。野球選手でな かったら歌手にスカウトしたい!」と作曲家 の菅野さん。この日の由規が参加34組の最 後の収録となったが、テーク1でOKが出た のはさとう宗幸に続いて2人目だという。 趣味はカラオケ。少なくとも月に1度はカ ラオケボックスに足を運び、高音で知られる 森山直太朗の「さくら」などを熱唱する。今 回の「花は咲く」も、沖縄・浦添キャンプ中 から、携帯型音楽プレーヤーで何度も再生し ては口ずさみ、体全体にメロディーをしみこ ませていたという。 仙台市出身の右腕は、常に「何ができる か」と考え続けている。今回もNHKから出 演以来が来るとふたつ返事で「お願いしま す」と即答していた。「こういう形で支援で きるのは、なかなかないこと。自分自身も歌 が好きだし、貢献できれば…」と語った。 もちろん、マウンドからはもっと熱い思い を届ける。右肩痛からの復帰登板となった2 7日の韓国KIAとの練習試合(浦添)で最 速151キロをマーク。「もう(肩の)不安 はない。これから実戦でどんどん投げて実戦 感覚を取り戻していきたい」。魅惑の高音だ けでなく、本職の快速球で、復興へ向かう故 郷を奮い立たせる。(片倉尚文)






土日は札幌ドーム!!オープン戦!!

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