2月7日・・・本日は、悲劇のヒロイン、エアリスの誕生日ですしょぼんしょぼん
そんなわけでエアリスの誕生日記念のSSですプレゼントケーキまだ、前作を書き終えてないですが・・・とりあえず、単発ですガーン
いつものことですが、原作のイメージを壊したくない方は戻って、他の記事なりにいくことをオススメいたします(-_-;)
ちなみに、時間軸は『ザックスが兵士に撃たれる』あたりですガーンあせるあせる
・・・私なりの二人の『if』ですしょぼん
それにしましてもいまだに、人気のあるFF7はすごいですねアップアップ





『天使と約束』

ーわかった。会いに行く。ー

それが、わたしと彼との最後の約束。彼・・・ザックス、空を怖くないって思えた・・・大切なきっかけ。わたし、約束守ってるよ。・・・でも、来てくれなかったね。
なにかあったのかな?
わかんない。
わかんないけど・・・。

「お母さん、行ってきます。」

ドアを開けて、笑いながら、手ふるの。さすがにね・・・さすがに、少しは慣れたから。
今日、わたし89通目の手紙出すことにしたの。
けじめ・・・わたしが笑ってないとお母さん、また悲しむから。

ピンクのワンピース、ザックスがくれたリボンにあわせたんだよ?
お花も元気。みんな、笑顔になる・・・ザックスの言った通りだね。
だから、今日も教会へ。
蕾があった。ザックスみたいに元気、いいんだよ?
・・・特別なお花、咲いててくれたらいいなぁ。

「・・・エアリス。」

教会の前には、男の人。
これも、もうなれた・・・ザックスじゃない。

「ツォンさん・・・こんにちは!これ、お願い!」

手渡したのは89通目。
ザックスとわたしをつなぐ唯一の人。
わたし、88通の手紙を託した。どこかにいるザックスに届けてもらうために。
でも・・・。

「これで、最後、ね?」

泣かない。
泣きたくないの・・・だから、早く受け取って。

バタン!

わたしとツォンさんの間、あの子がそれを持って、いなくなっちゃった。
・・・びっくり。
ザックス、いなくなってからずっとわたしを守ってくれてた・・・羽のはえた不思議な子。
もしかしたら・・・!
開いたドア、教会には黄色い太陽みたいな花が咲いてる。それを一本だけ、ごめんね!って抜いて、わたし走った。

「待て、エアリス!」

なんでかな?
あの子に、ついていけば会える気がする。あの子、きっとザックスのこと、知ってる。
走らなきゃ。
・・・苦しいよ。
おかしいな、自信あったのにソルジャーの素質・・・わたしにはないみたい。
だからお願い!
見えなくならないで!
わたしには、羽ないから。
町外れ、目の前に車がとまった。ドアが開いてツォンさん、わたしの手をひいた。

「離して!行かないと!行かないと・・・なの!」

暴れてもびくともしない。今、見失ったら・・・もう会えないって星がわたしに語る。
早くしなきゃ、ザックス!

「乗るんだ。連れていってやる。」

「いや!」

騙されない。
わたしは、睨み付けた。
神羅につかまったら・・・間に合わない。

「違う・・・追いかけよう。それとも、そんな調子で走っていくつもりなのか?」

「だって・・・のったら、わたし、また実験に使われるんでしょ?」

ツォンさんの手がはなれる。・・・悲しそうな瞳?

「今はタークスとしてじゃない・・・ザックスとエアリス、おまえらの友人としてだ。信じてくれ。」

信じて・・・いいの?

「俺からの誕生日プレゼントだ。」

覚えてて、くれたんだ!
わたしのこと、知ってる人少ないのに・・・覚えててくれたんだ・・・。

「ありがとう!」

信じるよ。
ツォンさん、きっとわたしの一番の友だち。それに、ザックスも友だちを裏切ったりしないから!

「とばすから、つかまるんだぞ。」

頷いた。
本当はわたし外に出るの、はじめて。すごい!ザックスはこんな世界、生きてるんだね。
車が走ると青空がどこまでもどこまでも続いている。吸い込まれそうな・・・青。でも、怖くない。
あなたがいれば、怖くない。


どこまでも、あなたを探す。広い世界。でも、きっと会える。わたしには、星が教えてくれるから。

何時間かな?しばらくして車が止まったの。

「このあたりのはずだ。」
そこは、荒れたような大地。おそるおそる、足をおろす・・・風、リボンがゆれる。

ーいらっしゃいませー!ー

「ザックス!?」

ザックスの声。
風が、大地が・・・空がわたしを導く。
ツォンさんの声、ふりきってわたし、ついてくの。
いるんだよね?
星が、そうだよって揺れる。暖かい雨、頬を伝う。
涙?ー誰の?
雨?ーあなたが泣いてる。
ここに・・・いるんだ!


雲の隙間、光が照らす。
浮かび上がる。
赤い水の上、はじめて会った時みたい・・・横になっている。

「ザックス!・・・ザックス?」

お願いだよ。返事をして!ささやかな願い、叶えてくれるって、約束したよね?
ねぇ、答えて・・・。
せっかく咲いたお花、ぐちゃぐちゃになっちゃう。
雫が、ぽとんと波動のように広まり、お母さんの形見のマテリアが淡く輝いた。星が大地が・・・笑ってくれたみたい。
キレイ・・・。

「もしも~し!」
「・・・天国?」
「残念、でもわたしも、どこかわからん」
「・・・天使、だな。」
「わたし・・・」

覚えてる?
わたしの名前?
涙、とまらないよ。
そしたらザックス、わたしの頬を優しく撫でてくれた。懐かしい、その手・・・大きくていつも守ってくれた・・・大切な人。

「エアリス・・・ただいま。あー、遅くなったな。」

「うん、遅い!でもおかえり・・・なさぃ。」

「なんか・・・お詫び、しなきゃな。」

吸い込まれてしまうのは、空の青じゃなくて、ザックスの瞳、どこまでも果てしなく青が広がってて、キレイ。
ザックスの空なら、怖くない。

「よっと、じゃあデート・・・100回な。」

跳ね起きたザックスが、わたしを包み込んでくれる。かわらない。
・・・太陽みたいに、わたしの心暖かく光で満たしてくれる。

「たりなぃよ・・・」

「お?いいぜ、エアリスは俺の天使だからな。なんでも・・・」

もう一度。
確かめるように、しがみつくのをもっと強く抱き締めてくれる。

「もっと一緒に・・・いたいです。」

少しすると、ザックス笑いながら答えてくれた。

「そうだな、ずっと一緒にいるよ。」

あなたとなら、どんな世界も怖くない。
どこまでも一緒に、いつまでも一緒に・・・。

ザックスがいる場所が、わたしの『約束の地』なんだって気がついたから。



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ちなみに、エアリスが持っていった花はもちろん向日葵です(^-^ゞ