気に入ってしまったので『Angel Beats!』でちょっと短編を書いてみます!
あくまで、二次創作ですのでいつものようにイメージを壊したくない方はスルーしてください。また話し方が違う!などは、次までにはもっと勉強しますのでお許しください。
今回は、私の中で一番心にきた『ユイ』のお話です。
~篭の鳥。~
大好きな歌を歌えた。
プロレスもできた。
サッカーに、野球もできた!
私は走れる。歌える。
なんでもできるのに、一つだけどうしても叶わないことがあるの。
ー結婚してくれますか?ー
ほら、困ってる。当たり前だ・・・本当の私はできないことしかないような・・・そんな女の子なんだから。
『結婚してやんよ!』
え?
振り替えれば、誰かが私を抱き締めた。
なにができなくても・・・
『俺が結婚してやんよ!』
・・・ありがと。
私の心は暖かさで満たされて、そしてまたすーっと消えていった。
「ユイ?おはよう、さぁ汗かいたでしょ?体を拭くわよ?」
「・・・あれ?」
朝日が差し込む。
なにか夢を見ていたような・・・楽しかった。
歌ってギターひいて、それから野球もサッカーもしたのになぁ。
私の体は動かない。
やっぱり、そんなもんだよね。
小さいときからずっとこの部屋とお母さんの笑顔とテレビだけが私の世界だった。だからきっと夢は私のワガママだったんだ。
朝食が終わるとお母さんは買い物にいくからと部屋をでた。
お母さん、ごめんね。
ユイ、なんにもできなくて、ごめんね。
~したんだ・・・~で♪
どこかで聞いた。
何気なく見上げたテレビで女の人が歌っていた。
「いわ・・・さわ?・・・がるでも?」
新しいバンドかな?
ボーカルのクールな人。カッコイイ!きれいな声に、心地よいギターの音!!気がついたら、私はテレビに見いっていた。
「・・・た・・・うた」
やりたいこと、たくさん。でも、できないよね。
わかってるのわかってるのに!
「くやし・・・」
流れる涙すら、ぬぐえない。なんて無力なんだろ。
「とった!日向選手が見事にとりました!甲子園出場決定です!」
テレビから歓声が巻き起こった。日向って選手がファインプレーをして、甲子園出場が決まったんだって。キラキラ笑ってる。
ヒーローインタビュー。
「・・・見てたか?待ってろよ!俺は奇跡を起こすから。」
知らない人。
なのにまるで、私に言ってくれたみたいだった。
お母さんが帰ってきて病院に連れていってくれた。
音無先生という若い先生が最近の担当だった。
優しくて強い先生だ。
「ユイちゃん、頑張ろうな。絶対にやりたいことをできるようになる。」
「うん。」
・・・本当かな?
「先生、私歌える?」
「大丈夫だよ。」
「じゃ、サッカーも野球もプロレスもできる?」
「諦めなかったらな。」
「・・・結婚、できる?」
ほら、やっぱり。
言葉に詰まるくらいなら、期待させないで、なんにもできないユイなんて・・・誰もお嫁さんに・・・
「俺が結婚してやんよ!」
「・・・え?」
私の前に、男の人がしゃがみこんだ。そしてね、ユイの指に指輪をはめてくれたの。
「また・・・動けないなんておまえ落ち着きないからなぁ。」
「な、なんですとぉ!」
その人は、さっきテレビででてきた人だった。
確か日向・・・とか言う人?
「それでもさ、ちゃんと迎えにきたから。」
「なんで・・・?」
「言っただろ?なにができなくてもそばにいるって、おまえの母さんも幸せにするって。だから俺が結婚してやんよ。」
止まらない涙。
止まらない・・・。
拭えないんだ。
日向先輩が私の頬を、ぬぐってくれた。
「60憶の奇跡。起こせたんだから、大丈夫だ。」
言えなかったんだ。
言えなかった・・・そうだ、約束を守ってくれて・・・来てくれて・・・
「・・・ありがと。」
たくさんの季節をこれから、すごせる。みんなで笑いながら、私はきっとまた歌って笑えるんだ。
先輩、ありがと。
私を見つけてくれて、また約束守ってくれてありがと。
あくまで、二次創作ですのでいつものようにイメージを壊したくない方はスルーしてください。また話し方が違う!などは、次までにはもっと勉強しますのでお許しください。
今回は、私の中で一番心にきた『ユイ』のお話です。
~篭の鳥。~
大好きな歌を歌えた。
プロレスもできた。
サッカーに、野球もできた!
私は走れる。歌える。
なんでもできるのに、一つだけどうしても叶わないことがあるの。
ー結婚してくれますか?ー
ほら、困ってる。当たり前だ・・・本当の私はできないことしかないような・・・そんな女の子なんだから。
『結婚してやんよ!』
え?
振り替えれば、誰かが私を抱き締めた。
なにができなくても・・・
『俺が結婚してやんよ!』
・・・ありがと。
私の心は暖かさで満たされて、そしてまたすーっと消えていった。
「ユイ?おはよう、さぁ汗かいたでしょ?体を拭くわよ?」
「・・・あれ?」
朝日が差し込む。
なにか夢を見ていたような・・・楽しかった。
歌ってギターひいて、それから野球もサッカーもしたのになぁ。
私の体は動かない。
やっぱり、そんなもんだよね。
小さいときからずっとこの部屋とお母さんの笑顔とテレビだけが私の世界だった。だからきっと夢は私のワガママだったんだ。
朝食が終わるとお母さんは買い物にいくからと部屋をでた。
お母さん、ごめんね。
ユイ、なんにもできなくて、ごめんね。
~したんだ・・・~で♪
どこかで聞いた。
何気なく見上げたテレビで女の人が歌っていた。
「いわ・・・さわ?・・・がるでも?」
新しいバンドかな?
ボーカルのクールな人。カッコイイ!きれいな声に、心地よいギターの音!!気がついたら、私はテレビに見いっていた。
「・・・た・・・うた」
やりたいこと、たくさん。でも、できないよね。
わかってるのわかってるのに!
「くやし・・・」
流れる涙すら、ぬぐえない。なんて無力なんだろ。
「とった!日向選手が見事にとりました!甲子園出場決定です!」
テレビから歓声が巻き起こった。日向って選手がファインプレーをして、甲子園出場が決まったんだって。キラキラ笑ってる。
ヒーローインタビュー。
「・・・見てたか?待ってろよ!俺は奇跡を起こすから。」
知らない人。
なのにまるで、私に言ってくれたみたいだった。
お母さんが帰ってきて病院に連れていってくれた。
音無先生という若い先生が最近の担当だった。
優しくて強い先生だ。
「ユイちゃん、頑張ろうな。絶対にやりたいことをできるようになる。」
「うん。」
・・・本当かな?
「先生、私歌える?」
「大丈夫だよ。」
「じゃ、サッカーも野球もプロレスもできる?」
「諦めなかったらな。」
「・・・結婚、できる?」
ほら、やっぱり。
言葉に詰まるくらいなら、期待させないで、なんにもできないユイなんて・・・誰もお嫁さんに・・・
「俺が結婚してやんよ!」
「・・・え?」
私の前に、男の人がしゃがみこんだ。そしてね、ユイの指に指輪をはめてくれたの。
「また・・・動けないなんておまえ落ち着きないからなぁ。」
「な、なんですとぉ!」
その人は、さっきテレビででてきた人だった。
確か日向・・・とか言う人?
「それでもさ、ちゃんと迎えにきたから。」
「なんで・・・?」
「言っただろ?なにができなくてもそばにいるって、おまえの母さんも幸せにするって。だから俺が結婚してやんよ。」
止まらない涙。
止まらない・・・。
拭えないんだ。
日向先輩が私の頬を、ぬぐってくれた。
「60憶の奇跡。起こせたんだから、大丈夫だ。」
言えなかったんだ。
言えなかった・・・そうだ、約束を守ってくれて・・・来てくれて・・・
「・・・ありがと。」
たくさんの季節をこれから、すごせる。みんなで笑いながら、私はきっとまた歌って笑えるんだ。
先輩、ありがと。
私を見つけてくれて、また約束守ってくれてありがと。
