今日は、ファイナルファンタジー7の主人公さん♪おそらく、日本で一番愛されている(はず?)のクラウドの誕生日
ですね(>_<)ささやかながら、SSを書きます
時間が足りなくてかなり消化不良です(-_-;)
いつものことですがキャラが壊れているから気にしてはなりません(-_-;)
気になる方はスルーしてください
~曇りのち晴れ~
平和になるには、血が流れる。いつしか、雲が空を覆って太陽が見えなくなっても・・・人はいつしかそれにすら順応する。
例えば、血を流すことなくみなで笑えるような・・・そんな世界を見てみたいと思った。
恨みも、因縁もなんにもなく、ただ・・・笑いあえる世界。そんな世界を、たまには考えたくなる。
目が覚めたら。そんな世界になっていたら・・・。
「あーこんな所にいた!クラウド、みんな待ってるよ!」
懐かしい声に、目を開ける。太陽の光が、やけに眩しく・・・光を浴びて、声の主がわからない。
「もー、ぼーっとしない!」
「・・・母さ・・・ん?」
「もぉ・・・また寝ぼけてる!」
「あはは、いいじゃん!それだけ慕われてんだよ。」
暖かい。
暖かい声が俺を覚醒させる。目を開ければ、世界は変わっていた?そんなことは・・・あり得ない。
「!え・・・」
言葉が続かない。
そこにいたのはエアリスとザックスで、二人は楽しそうに笑っている。
「おいおい、お化け見たー!みたいな顔すんなよ。」
「主役なんだから、シャキッとする!」
有無を言わせずに、二人に手を引かれて俺は、スラムの教会へと導かれた。
「お、自称元ソルジャーさんの登場だぞっ、と!」
「・・・待った。」
レノとルードが扉を開ける。思わず罠かと・・・身構えたが、二人の手にはなんの武器も持たれていない。気がついたら、俺やザックスもバスターソードを持っていない。
開いた扉から花が咲き誇り、世界がきらめく。
「みんな・・・」
笑いながら、俺を出迎える声に、立ちすくんでしまった。ティファが大きなさらに料理をのせている。
ユフィが「もったいない」と呟きながらマテリアを飾っている。
マリンが花を繋いで王冠を編みながら、デンゼルももくもくと花をつんでいる。イリーナがケット・シーとなにやら、手品のようなものをしている。
離れたところでヴィンゼントが壁にもたれながらそれらを見ている。
・・・あんなに反発していたバレットやシドがルーファスやツォンと酒をかわしている。
敵も味方もなく、みなが笑っている。・・・なんの争いもない・・・これは、俺が夢見た世界。
これは・・・夢なのか?
それにしては確かな感触。
「クラウド!ほら、早く来てよ!覚めちゃうよ!」
「お帰りなさぁい!」
「ユフィちゃんを待たせるなんて百年早い!」
「おら、おら、クラウドさんよぉ。」
意味がわからないまま、グラスを渡され仲間たちの中心へと導かれた。
「よーし、じゃあ始めるぜ!」
ザックスの声に歓声がわきあがる。過去も未来も今も越えて、みなが優しい視線を向ける。
「せーの!」
「「ハッピーバースデー!クラウド!」」
鮮やかな色のグラスがカチャカチャとお互いの間で、軽く触れあう。
マリンが花の冠を手渡してくる。
・・・誕生日。いつからかそんなことすら興味なかった。・・・祝ってくれる人もいなかった。
「クラウド!みんなが来てくれたんだから笑えよな~。」
「・・・ザックス・・・」
なぁ、俺の憧れのザックスは・・・相変わらず変わってなくて、やはり俺には今でも見上げるしかなかった。
「・・・英雄さんがさぁ、おまえに絶望を贈りたいってさ。俺に頼みに来たんだぜ。」
「・・・またか。」
絶望なら、返せないくらいまでたくさんもらった。・・・俺は、この場にいないセフィロスを思った。
「んな顔すんなって!・・・おまえは愛されてるんだよ。」
ザックスの大きい手が、俺の頭を乱暴に撫でる。
「愛・・・」
「あぁ、これさセフィロスの案なんだぜ。・・・みんなでパーティー。」
恐らく、俺は・・・今、世界で一番間抜けな顔をしているだろう。・・・セフィロスがそんなことを・・・するはずかない。
「自分は、きっと嫌われてるからって、俺に任せたんだ。別に、いいのになぁ。クラウド・・・俺には作れなかった未来を、おまえは作ったんだよ。」
促されて、振り替えればそこには俺の描いた未来。
・・・みんなが笑いあっている、未来。
「今日くらいは英雄さんも、俺の憧れた英雄さんに戻ったみたいだな。」
ザックスが空を見上げる。雲しか見えなかった空から、光が差し込んでいた。
その中を一枚の黒い羽が舞っていた。
曇りの日があれば、晴れの日もある・・・。
太陽がみえなければ、明日は晴れると信じればいい。笑いあえなくても・・・いつかは・・・こんな風に・・・笑える日が来る。
「・・・俺は、一人じゃない。」
明日からはまた、戦いに身をおくとしても・・・今くらい・・・甘えてもいいのかもしれない・・・。
「・・・ありがとう。」
いつかまた、みんなで集まろう。・・・次は、英雄・・・あんたも一緒だ。
夢だとしても、奇跡だとしても・・・幸せな、誕生日を・・・ありがとう。
ですね(>_<)ささやかながら、SSを書きます
時間が足りなくてかなり消化不良です(-_-;)いつものことですがキャラが壊れているから気にしてはなりません(-_-;)
気になる方はスルーしてください

~曇りのち晴れ~
平和になるには、血が流れる。いつしか、雲が空を覆って太陽が見えなくなっても・・・人はいつしかそれにすら順応する。
例えば、血を流すことなくみなで笑えるような・・・そんな世界を見てみたいと思った。
恨みも、因縁もなんにもなく、ただ・・・笑いあえる世界。そんな世界を、たまには考えたくなる。
目が覚めたら。そんな世界になっていたら・・・。
「あーこんな所にいた!クラウド、みんな待ってるよ!」
懐かしい声に、目を開ける。太陽の光が、やけに眩しく・・・光を浴びて、声の主がわからない。
「もー、ぼーっとしない!」
「・・・母さ・・・ん?」
「もぉ・・・また寝ぼけてる!」
「あはは、いいじゃん!それだけ慕われてんだよ。」
暖かい。
暖かい声が俺を覚醒させる。目を開ければ、世界は変わっていた?そんなことは・・・あり得ない。
「!え・・・」
言葉が続かない。
そこにいたのはエアリスとザックスで、二人は楽しそうに笑っている。
「おいおい、お化け見たー!みたいな顔すんなよ。」
「主役なんだから、シャキッとする!」
有無を言わせずに、二人に手を引かれて俺は、スラムの教会へと導かれた。
「お、自称元ソルジャーさんの登場だぞっ、と!」
「・・・待った。」
レノとルードが扉を開ける。思わず罠かと・・・身構えたが、二人の手にはなんの武器も持たれていない。気がついたら、俺やザックスもバスターソードを持っていない。
開いた扉から花が咲き誇り、世界がきらめく。
「みんな・・・」
笑いながら、俺を出迎える声に、立ちすくんでしまった。ティファが大きなさらに料理をのせている。
ユフィが「もったいない」と呟きながらマテリアを飾っている。
マリンが花を繋いで王冠を編みながら、デンゼルももくもくと花をつんでいる。イリーナがケット・シーとなにやら、手品のようなものをしている。
離れたところでヴィンゼントが壁にもたれながらそれらを見ている。
・・・あんなに反発していたバレットやシドがルーファスやツォンと酒をかわしている。
敵も味方もなく、みなが笑っている。・・・なんの争いもない・・・これは、俺が夢見た世界。
これは・・・夢なのか?
それにしては確かな感触。
「クラウド!ほら、早く来てよ!覚めちゃうよ!」
「お帰りなさぁい!」
「ユフィちゃんを待たせるなんて百年早い!」
「おら、おら、クラウドさんよぉ。」
意味がわからないまま、グラスを渡され仲間たちの中心へと導かれた。
「よーし、じゃあ始めるぜ!」
ザックスの声に歓声がわきあがる。過去も未来も今も越えて、みなが優しい視線を向ける。
「せーの!」
「「ハッピーバースデー!クラウド!」」
鮮やかな色のグラスがカチャカチャとお互いの間で、軽く触れあう。
マリンが花の冠を手渡してくる。
・・・誕生日。いつからかそんなことすら興味なかった。・・・祝ってくれる人もいなかった。
「クラウド!みんなが来てくれたんだから笑えよな~。」
「・・・ザックス・・・」
なぁ、俺の憧れのザックスは・・・相変わらず変わってなくて、やはり俺には今でも見上げるしかなかった。
「・・・英雄さんがさぁ、おまえに絶望を贈りたいってさ。俺に頼みに来たんだぜ。」
「・・・またか。」
絶望なら、返せないくらいまでたくさんもらった。・・・俺は、この場にいないセフィロスを思った。
「んな顔すんなって!・・・おまえは愛されてるんだよ。」
ザックスの大きい手が、俺の頭を乱暴に撫でる。
「愛・・・」
「あぁ、これさセフィロスの案なんだぜ。・・・みんなでパーティー。」
恐らく、俺は・・・今、世界で一番間抜けな顔をしているだろう。・・・セフィロスがそんなことを・・・するはずかない。
「自分は、きっと嫌われてるからって、俺に任せたんだ。別に、いいのになぁ。クラウド・・・俺には作れなかった未来を、おまえは作ったんだよ。」
促されて、振り替えればそこには俺の描いた未来。
・・・みんなが笑いあっている、未来。
「今日くらいは英雄さんも、俺の憧れた英雄さんに戻ったみたいだな。」
ザックスが空を見上げる。雲しか見えなかった空から、光が差し込んでいた。
その中を一枚の黒い羽が舞っていた。
曇りの日があれば、晴れの日もある・・・。
太陽がみえなければ、明日は晴れると信じればいい。笑いあえなくても・・・いつかは・・・こんな風に・・・笑える日が来る。
「・・・俺は、一人じゃない。」
明日からはまた、戦いに身をおくとしても・・・今くらい・・・甘えてもいいのかもしれない・・・。
「・・・ありがとう。」
いつかまた、みんなで集まろう。・・・次は、英雄・・・あんたも一緒だ。
夢だとしても、奇跡だとしても・・・幸せな、誕生日を・・・ありがとう。
