なんてことはない普段の集まりの中、妙にはりきっている男が一人。
「新しい風をとりいれなくてはならない!!」
力をいれて演説をしだした黒崎さんにたいして、まわりは非常に冷ややか対応をしていました。誰かが暑くなるとまわりがついてこないのが涼風らしさです。
「・・・新しい空気なら取り込んだじゃないか・・・。」
記録的猛暑にも関わらず、経費削減のためという理由でクーラーをとめられたためにみなさんちょっとイライラしていました。
「新しい空気・・・?」
「・・・自覚なしかよ。」
「このあたりがまさしく空気だよね。」
心なしか信也君にいつもの優しさが見受けられません。本能的に逃げた方がいいのですが・・・「新しい空気」は気がついていません。
「・・・はい!!次にいれる方は是非某亀梨さんにしてください!!」
それだけを、まるで遺言のように一言言うと、またまた七海ちゃんは頭をぶっつけました。
「亀梨さんかぁ・・・難しいな。」
「・・・悩むなよ。」
むしろこんな所に人気アイドルをいれたりしてはいけませんから、さっさと却下をしていただきたいのでした。
「藍音さんとしましては~可愛い少年さんがいいな、な?」
「・・・可愛い少年っと。」
カキカキとホワイトボードに可愛い少年と書き始めました。
「・・・純粋・・・ロリの魔女っ子・・・」
「ロリ・・・魔女っ子・・・」
カキカキ。
もはや誰もとめないのが彼ららしいのでした。
「ところで、誰がスカウトするの?」
こんな無理矢理な人をさがしだすこと事態がどうしようもないことだったりしたのでした。
「へ!スカウト?」
「え・・・なぜに疑問文なんですか?」
「ラチるんだよな?」
「某国じゃないんですから、ラチらないでください!」
確かに、みんなスカウトという名前の中での暁羅さんによる誘拐に近いものからここにつれてこられたという過去はあったのでした。
「なんていうかさぁ・・・黒崎さん、弁護士の資格・・・返しなよ。」
亜水弥さんのつぶやきにみなが頷くのでした。まったくもって、真剣にそんなことを言い出す彼はなにかがズレているのでした。
「・・・お持ち帰りは禁止なの?」
「・・・見守るのも・・・禁止か?」
どこからかセミの声が、聞こえてきました。もはや、ツッコミをいれるような元気もなくなってしまった人々は静かに携帯をいじるのでした。
プルプルプルル・・・ピッ!
「くーろーさーきー!ラチるな、同意を得ろ!さらに危険な二人は現場からはずせー!」
ハンズフリーの設定から咲也君が怒鳴る声が響いたのでした。
「・・・兄さん、カムバック~。」
「まったくだね。」
電話に向かって頭を下げる黒崎さんを見ながら、彼らは咲也君の偉大さに改めてまた気がつくことになったのでした。
「ラチじゃないよ!募集だよ!」
「そこは、強調すべきだよな。」
こうして、涼風の新メンバーさんは形式上では「募集」されるようになっていったのでした。
「・・・魔女っ子、つかまえたい。」
「少年さん・・・」
・・・該当する方は即座にお逃げください。気がつけば、あなたの後ろには・・・あの人たちがいるかもしれないですからね。
視線を感じても、振り返らないで・・・ね?約束だよ。
「新しい風をとりいれなくてはならない!!」
力をいれて演説をしだした黒崎さんにたいして、まわりは非常に冷ややか対応をしていました。誰かが暑くなるとまわりがついてこないのが涼風らしさです。
「・・・新しい空気なら取り込んだじゃないか・・・。」
記録的猛暑にも関わらず、経費削減のためという理由でクーラーをとめられたためにみなさんちょっとイライラしていました。
「新しい空気・・・?」
「・・・自覚なしかよ。」
「このあたりがまさしく空気だよね。」
心なしか信也君にいつもの優しさが見受けられません。本能的に逃げた方がいいのですが・・・「新しい空気」は気がついていません。
「・・・はい!!次にいれる方は是非某亀梨さんにしてください!!」
それだけを、まるで遺言のように一言言うと、またまた七海ちゃんは頭をぶっつけました。
「亀梨さんかぁ・・・難しいな。」
「・・・悩むなよ。」
むしろこんな所に人気アイドルをいれたりしてはいけませんから、さっさと却下をしていただきたいのでした。
「藍音さんとしましては~可愛い少年さんがいいな、な?」
「・・・可愛い少年っと。」
カキカキとホワイトボードに可愛い少年と書き始めました。
「・・・純粋・・・ロリの魔女っ子・・・」
「ロリ・・・魔女っ子・・・」
カキカキ。
もはや誰もとめないのが彼ららしいのでした。
「ところで、誰がスカウトするの?」
こんな無理矢理な人をさがしだすこと事態がどうしようもないことだったりしたのでした。
「へ!スカウト?」
「え・・・なぜに疑問文なんですか?」
「ラチるんだよな?」
「某国じゃないんですから、ラチらないでください!」
確かに、みんなスカウトという名前の中での暁羅さんによる誘拐に近いものからここにつれてこられたという過去はあったのでした。
「なんていうかさぁ・・・黒崎さん、弁護士の資格・・・返しなよ。」
亜水弥さんのつぶやきにみなが頷くのでした。まったくもって、真剣にそんなことを言い出す彼はなにかがズレているのでした。
「・・・お持ち帰りは禁止なの?」
「・・・見守るのも・・・禁止か?」
どこからかセミの声が、聞こえてきました。もはや、ツッコミをいれるような元気もなくなってしまった人々は静かに携帯をいじるのでした。
プルプルプルル・・・ピッ!
「くーろーさーきー!ラチるな、同意を得ろ!さらに危険な二人は現場からはずせー!」
ハンズフリーの設定から咲也君が怒鳴る声が響いたのでした。
「・・・兄さん、カムバック~。」
「まったくだね。」
電話に向かって頭を下げる黒崎さんを見ながら、彼らは咲也君の偉大さに改めてまた気がつくことになったのでした。
「ラチじゃないよ!募集だよ!」
「そこは、強調すべきだよな。」
こうして、涼風の新メンバーさんは形式上では「募集」されるようになっていったのでした。
「・・・魔女っ子、つかまえたい。」
「少年さん・・・」
・・・該当する方は即座にお逃げください。気がつけば、あなたの後ろには・・・あの人たちがいるかもしれないですからね。
視線を感じても、振り返らないで・・・ね?約束だよ。
