・・・今年もこの時期が来てしまった。七海ちゃんはため息をつきながらカレンダーをめくるのでした。もうすぐ彼女の誕生日・・・みんながお祝いをしてくれます。
もちろんそれは嬉しいのですが・・・
「去年は・・・びっくりしたなぁ。」
呟きながら思い出す、昨年の誕生日。イベントが大好きな上に七海ちゃんは一番下だったためにほかの団員たちの張り切り方がスゴいのでした。
「・・・友だちとまってたもんなぁ。助けてくれても良かったのに・・・。」
昨年の誕生日。
友人からもらったプレゼントをもちながら歩いていた七海ちゃんはいきなり現れた黒服の男に捕まったのでした。
「にょわ!な、なにごと!?わー、助けてよ!」
さすがに混乱した七海ちゃんが隣にいたはずの友人に助けを求めたのですが・・・友人はなにやら他の黒服さんと話していたのです。
「七海、私帰るねー!また明日~。」
笑いながら手を振る友人に七海ちゃんは必死になって手を伸ばしたのですが・・・友人は笑いながら離れていきました。
「え、えー!拉致される、けーさつ!けーさつ!」
そのまま担がれた七海ちゃんは暴れたりしたにも関わらずに車へと運ばれていったのでした。
そして車にほおりこまれると、窓をたたくのにも関わらず・・・そのまま連行されたのでした。
「なー!ゆーちゃん、助けてよ!ゆーちゃん、ゆーちゃん!」
友人のゆーちゃんを呼ぶのですが、彼女は笑顔で七海ちゃんを送り出していったのでした。
そのまま七海ちゃんは「執事なんだかホストなんだかメイドなんだか。」よくわからないバースデーパーティーへと運ばれていったのでした。
次の日のゆーちゃんの第一声はこれでした。
「さすが・・・涼風だね!予想以上に世間を無視していたからびっくりしたよ!」
助けてほしかったんですけど・・・。
なにごともなかったかのように笑う友人に泣きたくなってきました。
「お兄さんかっこいいし、いいなぁ!」
「・・・じゃぁ、来年はかわって。」
「遠慮するよ・・・見てるだけのが楽しいから。」
わかってるんじゃん・・・本当にそうですよ。
そんなこんなで例年力の入ったバースデーパーティーが開催されるわけでした。
「・・・今年は平和でありますように。」
エスカレートしていく誕生日のイベントに、七海ちゃんは楽しみよりも身の安全を願ったのでした。
もうすぐ、誕生日・・・今年はなにがおこるやら楽しみですね。
もちろんそれは嬉しいのですが・・・
「去年は・・・びっくりしたなぁ。」
呟きながら思い出す、昨年の誕生日。イベントが大好きな上に七海ちゃんは一番下だったためにほかの団員たちの張り切り方がスゴいのでした。
「・・・友だちとまってたもんなぁ。助けてくれても良かったのに・・・。」
昨年の誕生日。
友人からもらったプレゼントをもちながら歩いていた七海ちゃんはいきなり現れた黒服の男に捕まったのでした。
「にょわ!な、なにごと!?わー、助けてよ!」
さすがに混乱した七海ちゃんが隣にいたはずの友人に助けを求めたのですが・・・友人はなにやら他の黒服さんと話していたのです。
「七海、私帰るねー!また明日~。」
笑いながら手を振る友人に七海ちゃんは必死になって手を伸ばしたのですが・・・友人は笑いながら離れていきました。
「え、えー!拉致される、けーさつ!けーさつ!」
そのまま担がれた七海ちゃんは暴れたりしたにも関わらずに車へと運ばれていったのでした。
そして車にほおりこまれると、窓をたたくのにも関わらず・・・そのまま連行されたのでした。
「なー!ゆーちゃん、助けてよ!ゆーちゃん、ゆーちゃん!」
友人のゆーちゃんを呼ぶのですが、彼女は笑顔で七海ちゃんを送り出していったのでした。
そのまま七海ちゃんは「執事なんだかホストなんだかメイドなんだか。」よくわからないバースデーパーティーへと運ばれていったのでした。
次の日のゆーちゃんの第一声はこれでした。
「さすが・・・涼風だね!予想以上に世間を無視していたからびっくりしたよ!」
助けてほしかったんですけど・・・。
なにごともなかったかのように笑う友人に泣きたくなってきました。
「お兄さんかっこいいし、いいなぁ!」
「・・・じゃぁ、来年はかわって。」
「遠慮するよ・・・見てるだけのが楽しいから。」
わかってるんじゃん・・・本当にそうですよ。
そんなこんなで例年力の入ったバースデーパーティーが開催されるわけでした。
「・・・今年は平和でありますように。」
エスカレートしていく誕生日のイベントに、七海ちゃんは楽しみよりも身の安全を願ったのでした。
もうすぐ、誕生日・・・今年はなにがおこるやら楽しみですね。
