たまった仕事を片づけるために書斎で話し合いをしている現団長と元団長のお二人。まだまだ黒崎さんは団長になったばかりなので、咲也君の協力が必要なのでした。
「だめだ。ここは…これ以上は経費をさけない…だから…」
「いや、それなら…こっちを…でもまずいか、やっぱりこっちを…」
なかなか話がまとまらない。予想以上にたまったものが多かったのでした。そして、実はそこにはもう一人ちゃんと最初からいたことに夢中になりすぎて気がついていないのでした。
「…やっぱり、イベントを増やすしかないんじゃないか?」
「しかし…イベントには経費もかかるんだぞ。下手したら赤字だし。」
困ってしまって、二人は腕を組んではぁ~とため息をつきました。
そして初めて視界の隅っこに少女を見つけたのでした。
「私はね、咲也兄と黒崎さんが脱げばいいと思うよ~!」
にたにた笑う女の子。
まぁ、言うまでもなく七海ちゃんです。
「…いつからいたんだ?」
「ひどーぃ、最初からいたのに!二人でラブラブしてたから私なんてアウトオブ眼中なのね!」
およおよっと泣き出す。本当にはじめからいたのだ。二人が熱中して話し合ったために気がついていなかったのでした。
改めて考えてみると、身長差が約30~40センチほどあるこの三人は気をつけないと同じものを見ているつもりがまったく見ているものがちがかったりするのでした。
「不思議だよな~。俺らってほぼ同じ生活してたんだから七海がもうちょい大きくても良さそうだよな。」
ちょうど成長期に出会った咲也君と七海ちゃんは確かにほぼ同じ生活をしていました。遺伝とかを考えなければ確かにもうちょい大きくてもいいはずなのです。
「そーいや、黒崎はいきなりデカくなったよな。」
確かに東京に逃亡する前は黒崎さんは咲也君より小さかったのです。いい加減成長期なはずもないのに…なぜか黒崎さんは大きくなっていました。
「なぬ!ということはななもまだおーきくなれるかな?どーやったの?」
七海ちゃんが期待に満ちた表情で見つめています。咲也君は無駄だろうと思いつつも話を続けました。
「うーーん…そーだな…毎日牛乳飲んだ。2リットルくらい。」
七海ちゃんが挫けたように座り込みました。
ちなみに七海ちゃんは牛乳が大嫌いです。咲也君がよくできたと黒崎さんに笑いかけました。
「あと、ぶら下がった。」
「どこに!?」
「主に公園の木に…。」
「警察に捕まるよ!っておい!七海なに決意に満ちた目をしてんだよ!いいから、七海はそのサイズでいいから!」
遠い目をしながら、黒崎さんが笑っています。七海ちゃんはもはやイメトレ中です。
これ以上、妹を壊しちゃいけない。咲也君は決意に満ちた瞳で七海ちゃんを見つめました。
「七海…言いにくいんだけど…お前は…それ以上大きくはならないんだ。」
悲痛な告白。七海ちゃんが目を見開いています。
「どー…して?」
咲也君は小さく口を開きました。
「おまえには…往人の呪いがかかってるんだ…成長をとめる…そんな呪いが…。」
「そんな…だから…私、成長が中途半端だったの?」
頷く咲也君。
七海ちゃんは…少し目を潤ませると、何年も使っていなかった弓を準備しました。
「私…倒してくる…往人さんを…倒してくる!」
そのまま部屋を飛び出していってしまいました。
「…本当の話?」
黒崎さんが聞きました。
「…たぶん…うそ。」
たぶんね…っと付け足しました。
その後往人さんがどーなったのかは、また別のお話です。
「だめだ。ここは…これ以上は経費をさけない…だから…」
「いや、それなら…こっちを…でもまずいか、やっぱりこっちを…」
なかなか話がまとまらない。予想以上にたまったものが多かったのでした。そして、実はそこにはもう一人ちゃんと最初からいたことに夢中になりすぎて気がついていないのでした。
「…やっぱり、イベントを増やすしかないんじゃないか?」
「しかし…イベントには経費もかかるんだぞ。下手したら赤字だし。」
困ってしまって、二人は腕を組んではぁ~とため息をつきました。
そして初めて視界の隅っこに少女を見つけたのでした。
「私はね、咲也兄と黒崎さんが脱げばいいと思うよ~!」
にたにた笑う女の子。
まぁ、言うまでもなく七海ちゃんです。
「…いつからいたんだ?」
「ひどーぃ、最初からいたのに!二人でラブラブしてたから私なんてアウトオブ眼中なのね!」
およおよっと泣き出す。本当にはじめからいたのだ。二人が熱中して話し合ったために気がついていなかったのでした。
改めて考えてみると、身長差が約30~40センチほどあるこの三人は気をつけないと同じものを見ているつもりがまったく見ているものがちがかったりするのでした。
「不思議だよな~。俺らってほぼ同じ生活してたんだから七海がもうちょい大きくても良さそうだよな。」
ちょうど成長期に出会った咲也君と七海ちゃんは確かにほぼ同じ生活をしていました。遺伝とかを考えなければ確かにもうちょい大きくてもいいはずなのです。
「そーいや、黒崎はいきなりデカくなったよな。」
確かに東京に逃亡する前は黒崎さんは咲也君より小さかったのです。いい加減成長期なはずもないのに…なぜか黒崎さんは大きくなっていました。
「なぬ!ということはななもまだおーきくなれるかな?どーやったの?」
七海ちゃんが期待に満ちた表情で見つめています。咲也君は無駄だろうと思いつつも話を続けました。
「うーーん…そーだな…毎日牛乳飲んだ。2リットルくらい。」
七海ちゃんが挫けたように座り込みました。
ちなみに七海ちゃんは牛乳が大嫌いです。咲也君がよくできたと黒崎さんに笑いかけました。
「あと、ぶら下がった。」
「どこに!?」
「主に公園の木に…。」
「警察に捕まるよ!っておい!七海なに決意に満ちた目をしてんだよ!いいから、七海はそのサイズでいいから!」
遠い目をしながら、黒崎さんが笑っています。七海ちゃんはもはやイメトレ中です。
これ以上、妹を壊しちゃいけない。咲也君は決意に満ちた瞳で七海ちゃんを見つめました。
「七海…言いにくいんだけど…お前は…それ以上大きくはならないんだ。」
悲痛な告白。七海ちゃんが目を見開いています。
「どー…して?」
咲也君は小さく口を開きました。
「おまえには…往人の呪いがかかってるんだ…成長をとめる…そんな呪いが…。」
「そんな…だから…私、成長が中途半端だったの?」
頷く咲也君。
七海ちゃんは…少し目を潤ませると、何年も使っていなかった弓を準備しました。
「私…倒してくる…往人さんを…倒してくる!」
そのまま部屋を飛び出していってしまいました。
「…本当の話?」
黒崎さんが聞きました。
「…たぶん…うそ。」
たぶんね…っと付け足しました。
その後往人さんがどーなったのかは、また別のお話です。
