今日はバレンタインイベントをかねた劇の講演会のがありました。ぎりぎりで出来上がった台本にぎりぎりで作り上げた舞台…正直、無理だろ!って感じでした。
それでも全員でオリンピックを応援してしまうあたりが涼風ですね。
「団長!音響が足りないです!」
「団長!…早くきたお客さん達が咲也をだせって…!」
「団長!小道具が…。」
もはやカオスを通り越してバタバタです(汗)
ちなみにこれが初仕事な団長こと黒崎さんは結構テンパってました。
とりあえず…どこから手を出すべきなのか…優先順位もわからず、立ち止まっていました。
すると咲也君がなにも言わずに、黒崎さんの頭を殴りました。驚く周りを気にすることなく、言うのでした。
「団長はふらふらすんな…おまえがふらふらしたら、誰もついていけなくなる。堂々としろ!俺たちはおまえをサポートすることくらいできる。」
さすがは若い頃から涼風の団長をしてきただけはあります。迷いのない強い瞳で見つめられ…黒崎さんは深呼吸をすると、口を開きました。
「そうだよな。よし!咲也は会場の客をとめてくれ、七海、おまえは片っ端から涼風のやつらに連絡して音響探せ!亜水弥は衣装を藍音さんから受け取ってきてくれ!」
「任せとけ!!」
黒崎さんの口調から、迷いはなくなりました。それと同時に、団員たちの不安もなくなりました。やっぱり、こうでなくちゃ…七海ちゃんは一人微笑みました。
こうしてなんとか劇は成功をおさめたのでした。…しかし、一息つくために控え室に向かった人たちは急いで扉を閉めました。
「ん?どーしたんだよ?」
あとからきた咲也君がなんの考えもなくドアを開けると…。
「げっ…嘘だろ?」
そこにあったのは去年の倍くらいのチョコレートの嵐でした。
「あれ?なんでみんなそんなとこで止まってんだ?」
そこにシャワーを浴びた黒崎さんがやってきました。不思議そうにみんなを見つめています。
「…おまえ…いつの間にこんなにファン集めたんだよ。」
「本当びっくりっすよ!」
去年のチョコレートの数ナンバーワン、ナンバーツーだった二人が驚いたように黒崎さんを見ています。なんのことか分からない黒崎さんは首を傾げながらドアを開けました。
「ひぇ!?なんだこれ!?」
なんと、たくさんのチョコレートの半分は黒崎さんにあてられたものだったのでした。
「…黒崎さん…モテモテですね。」
なんだか面白くなさそうな七海ちゃん。しかし一番面白くないのは…
「…やっぱり潰しとけばよかったか…。」
咲也君が小さく呟きました。そうなのです。実は黒崎さんは咲也君とのコンビでなぜかそっち方面の人たちから大変な人気がでたのでした。
「咲也兄さん、帰りましょ。私、チーズケーキ作ったんです。」
にっこり笑う七海ちゃん。
「やった!…じゃ、団長片づけよろしく!」
にっこり笑う咲也君。
「え、え、えーー!」
もはや誰もいない控え室にはいつまでも黒崎さんの叫びが消えることなく残っていました。
それでも全員でオリンピックを応援してしまうあたりが涼風ですね。
「団長!音響が足りないです!」
「団長!…早くきたお客さん達が咲也をだせって…!」
「団長!小道具が…。」
もはやカオスを通り越してバタバタです(汗)
ちなみにこれが初仕事な団長こと黒崎さんは結構テンパってました。
とりあえず…どこから手を出すべきなのか…優先順位もわからず、立ち止まっていました。
すると咲也君がなにも言わずに、黒崎さんの頭を殴りました。驚く周りを気にすることなく、言うのでした。
「団長はふらふらすんな…おまえがふらふらしたら、誰もついていけなくなる。堂々としろ!俺たちはおまえをサポートすることくらいできる。」
さすがは若い頃から涼風の団長をしてきただけはあります。迷いのない強い瞳で見つめられ…黒崎さんは深呼吸をすると、口を開きました。
「そうだよな。よし!咲也は会場の客をとめてくれ、七海、おまえは片っ端から涼風のやつらに連絡して音響探せ!亜水弥は衣装を藍音さんから受け取ってきてくれ!」
「任せとけ!!」
黒崎さんの口調から、迷いはなくなりました。それと同時に、団員たちの不安もなくなりました。やっぱり、こうでなくちゃ…七海ちゃんは一人微笑みました。
こうしてなんとか劇は成功をおさめたのでした。…しかし、一息つくために控え室に向かった人たちは急いで扉を閉めました。
「ん?どーしたんだよ?」
あとからきた咲也君がなんの考えもなくドアを開けると…。
「げっ…嘘だろ?」
そこにあったのは去年の倍くらいのチョコレートの嵐でした。
「あれ?なんでみんなそんなとこで止まってんだ?」
そこにシャワーを浴びた黒崎さんがやってきました。不思議そうにみんなを見つめています。
「…おまえ…いつの間にこんなにファン集めたんだよ。」
「本当びっくりっすよ!」
去年のチョコレートの数ナンバーワン、ナンバーツーだった二人が驚いたように黒崎さんを見ています。なんのことか分からない黒崎さんは首を傾げながらドアを開けました。
「ひぇ!?なんだこれ!?」
なんと、たくさんのチョコレートの半分は黒崎さんにあてられたものだったのでした。
「…黒崎さん…モテモテですね。」
なんだか面白くなさそうな七海ちゃん。しかし一番面白くないのは…
「…やっぱり潰しとけばよかったか…。」
咲也君が小さく呟きました。そうなのです。実は黒崎さんは咲也君とのコンビでなぜかそっち方面の人たちから大変な人気がでたのでした。
「咲也兄さん、帰りましょ。私、チーズケーキ作ったんです。」
にっこり笑う七海ちゃん。
「やった!…じゃ、団長片づけよろしく!」
にっこり笑う咲也君。
「え、え、えーー!」
もはや誰もいない控え室にはいつまでも黒崎さんの叫びが消えることなく残っていました。
