今日は黄金伝説の三時間スペシャルでしたキラキラキラキラたまに見ると面白いですよね音符黄金伝説を見ていると離島に行ってみたくなりますにひひしかし泳げないからなんにも食べれずに終わっちゃいそうシラーお供の動物たちが可愛いですにゃーそれからもうすぐオリンピックが始まるから楽しみですねドキドキ頑張れ、日本パンチ!あ、DVによる物騒な事件が起こりましたね…時に現実は、物語よりも残酷になります…「乙女戦争!七人目」↓ねぇ…本当の地獄を知っている??今、あなたの見ているものすべてが真実であるなんて…誰が決めたの?残されたものが酷だから「残酷」って言うのよ。





二人でハンバーグを作った。潤君は、繊細な心とは反対に意外と不器用みたい。何度も丸を作ろうとしては、失敗しては悔しそうにまた丸を作ろうとする。
そうよね…あなたはあまり細かい作業は得意じゃなかったことくらい…私わかっていたよ?
だってあなたはいつも大きな剣を振り回して、戦っていたんだものね。

「潤君、もう少し優しく、ね?」

私はペタペタと手の中でハンバーグを丸くして見せた。潤君は感心したようにその様子をじっと見ていた。

「ふふふっ…大丈夫だよ。ゆっくり、うまくなればいいんだから。」

そう…私たちにはたくさんの時間がある。
ゆっくり築いていけばいいのよ…絆も信頼も…。もう、私たちの間にはなにも邪魔するものはない。
少し、焼きすぎてしまったハンバーグをお皿に乗せて食卓へと運んだ。

「はい、食べよう!いただきます!」

「…いただきます…」

警戒して箸を持とうとしない潤君を安心させるためにも、私が先に一口食べて見せた。
少し苦いけど…今まで食べてきた中で一番、おいしい。

幸せ。

ずっと夢見ていた光景がここにあるなんて。

無言の食事が続いた。
私には別に言葉なんていらなかった。
ただ潤君がそばにいてくれるなら。

「…して…俺なんですか…」

小さく、声を出した。
何が言いたいのかは…だいたいわかる。

「どうして、俺なんですか?」

どうして?
潤君のことを好きになるのに理由なんて必要なのかな?

「…潤君は、右手を動かそうと思って動かしてる?」

不思議そうに首を傾げる。

「いえ…。」

「それと同じことよ。私たちは元々一つだったのが…あの忌々しい魔女の呪いで離されてしまったの。」

今でも思い出す。
…痛かった。
…苦しかった。
…悲しかった。

「…ゲームかなにかの話ですか?」

「違うわよ!何言ってるの?ゲームじゃないでしょ?忘れたの?私はミリア、あなたはリーガ!私たちは一緒に世界を救う…」

潤君は意味が分からないと言った感じで、私を見ていた。
あれ?なんだろ…違和感…おかしいな?
私たちは記憶を共有しているはずなのに?
どうして、潤君はそんなになにも覚えていないの?

「潤君…本当になにもわからないの?」

うなだれる潤君。
ひどい…こんなのってないよ…何年も何年もずっと待ってたのに?

「…あはははははは…」
ふいに潤君が笑い出した。
私の心は恐怖で染まる。まさか、まさか…私はマチガッテイタノ?

「相変わらず愉快な奴だな!我が麗しの姫君…ミリア!」

私を見つめる潤君の目は赤。
まるで血のような赤。

「どうした?おまえが招いてくれたんだろ?」

体のふるえが止まらない。忘れるはずがない!
この声、この瞳…

「…ジョセフ・バレンタイン…」

「当たりだ。流石は聡明な我が花嫁。」

ジョセフ・バレンタイン…忘れるはずがない。
前世で私とリーガを離ればなれにした、魔法使い。

「しかし…滑稽なものだな…少し情報をいじっただけで、私をリーガと間違うなんて!あはははは!おかげで楽に入り込めたよ!」

絶望が…私を包み込む。よりにもよって、こんなやつとリーガを間違うなんて!

「…卑怯者…!」

「なんとでも、言えばいい。」

逃げ出したい衝突にかられるが、まるで魔法にかけられたみたいに…体が動かない。


決戦の日まであと三日…。