なんだかんだ言いながらも、この奇妙な共同生活も一ヶ月目に突入しようとしていました。結構記念日を大切にするなんだか意外と乙女チックな男二人はなにやらサプライズでお祝いをしたいようでした。
「うーん…俺結構なんだかんだ言いながら、サプライズたくさんやってきたからなぁ…やり尽くした感があるなぁ…なんかいい案ないのか?」
まぁ、確かに七海ちゃんと咲也君はそれこそ幼なじみ並のかなり長い間を一緒に過ごしたわけで、お互いの考えていることが良くも悪くも以心伝心してしまうのでした。それならば、少し離れていた黒崎さんのほうが、意外なことを思いつくかもしれません。
「うぁ…俺なんてブランクあんのに!!そこで俺にふるのかよ。」
黒崎さんは黒崎さんで周りから評価されている通りに図太いというか…すてきな大人の男性のくせに抜けているというか…早い話が若干KYなのでした。
「あ…俺一個、確実に七海が喜ぶものに気がついてしまった。」
ぼそりと呟く咲也君の一言を聞き漏らさず黒崎さんが身を乗り出しました。
「さすが咲也!なんだ?」
「…おまえは今日からソルジャークラスファーストだ!」
血走った目で咲也君が黒崎さんにつめよります。
「そ…ソルジャー??」
「海パンのみで、真冬の日本海で、パラソル使って戦えば完璧だ!」
…海パンで、真冬の日本海さらにパラソルで見えない敵とバトルを繰り広げる…それって…
「ただの不審者じゃねぇか!?」
ズバリその通りだ。
「警察が来たら、く、く、黒マテリア~と言って逃げろ!そしたらおまえは英雄だ!」
そんな英雄…嫌だ。
「頑張れ!俺は七海と見守ってるから。」
つまり自分はおいしいとこだけいただこうと言う訳らしい。
黒崎さんはそうとうイヤだったらしく激しく首を振りました。
「あれは?七海、執事にはまってただろ!!二人で執事になればよいじゃないか!!」
「それ…去年の誕生日にやった。」
すでに実践済みらしい。
「むしろ、七海がメイドさんになってくれた方が楽しくね?」
「…確かに…いいな、それ。」
二人の目線が実は初めから横で寝ていた七海ちゃんへと向かいます。
ーうー…こういう話は私がいないときにやってよぉ!ー
実は初めから起きていたのですが起き上がるタイミングを完璧に失っていたのでした。
「とりあえず、メイド服から持ってくるか!!」
「そうだな、弟!」
二人が背中を向けた瞬間にリミットブレイクした七海ちゃんが起き上がって近くのハンガーでフルスイング!!
「この、ぼけなす☆」
二人が頭を抱える横で決め台詞とともに、ため息をつくのでした。
「うーん…俺結構なんだかんだ言いながら、サプライズたくさんやってきたからなぁ…やり尽くした感があるなぁ…なんかいい案ないのか?」
まぁ、確かに七海ちゃんと咲也君はそれこそ幼なじみ並のかなり長い間を一緒に過ごしたわけで、お互いの考えていることが良くも悪くも以心伝心してしまうのでした。それならば、少し離れていた黒崎さんのほうが、意外なことを思いつくかもしれません。
「うぁ…俺なんてブランクあんのに!!そこで俺にふるのかよ。」
黒崎さんは黒崎さんで周りから評価されている通りに図太いというか…すてきな大人の男性のくせに抜けているというか…早い話が若干KYなのでした。
「あ…俺一個、確実に七海が喜ぶものに気がついてしまった。」
ぼそりと呟く咲也君の一言を聞き漏らさず黒崎さんが身を乗り出しました。
「さすが咲也!なんだ?」
「…おまえは今日からソルジャークラスファーストだ!」
血走った目で咲也君が黒崎さんにつめよります。
「そ…ソルジャー??」
「海パンのみで、真冬の日本海で、パラソル使って戦えば完璧だ!」
…海パンで、真冬の日本海さらにパラソルで見えない敵とバトルを繰り広げる…それって…
「ただの不審者じゃねぇか!?」
ズバリその通りだ。
「警察が来たら、く、く、黒マテリア~と言って逃げろ!そしたらおまえは英雄だ!」
そんな英雄…嫌だ。
「頑張れ!俺は七海と見守ってるから。」
つまり自分はおいしいとこだけいただこうと言う訳らしい。
黒崎さんはそうとうイヤだったらしく激しく首を振りました。
「あれは?七海、執事にはまってただろ!!二人で執事になればよいじゃないか!!」
「それ…去年の誕生日にやった。」
すでに実践済みらしい。
「むしろ、七海がメイドさんになってくれた方が楽しくね?」
「…確かに…いいな、それ。」
二人の目線が実は初めから横で寝ていた七海ちゃんへと向かいます。
ーうー…こういう話は私がいないときにやってよぉ!ー
実は初めから起きていたのですが起き上がるタイミングを完璧に失っていたのでした。
「とりあえず、メイド服から持ってくるか!!」
「そうだな、弟!」
二人が背中を向けた瞬間にリミットブレイクした七海ちゃんが起き上がって近くのハンガーでフルスイング!!
「この、ぼけなす☆」
二人が頭を抱える横で決め台詞とともに、ため息をつくのでした。
