FINAL FANTASY7が発売されたのは1997年もう13年も前の話なんですね。
それでも色あせることなく今でも多くの人たちに愛されているってすごいですよね
このシナリオとか制作者さんには素直に憧れてしまいます
それを汚している気がして若干…戸惑いますが
やっぱりせっかく書き始めたので続きを書きたいと思います
↓
「エアリス、いるかな?いやいるな!うん、行こうぜ、クラウド!紹介するよ。」
ザックスは楽しそうに教会の扉を開けた。
俺は息をのんだ。
花畑を前にしゃがみ込んでいる、あの姿は…忘れもしない。
「…エアリス…」
間違いようが…なかった。
ーそっか…。じゃ、思いっきり気にしちゃえば?セフィロスのこと、わたしにまかせて。そして、クラウドは自分のこと考えて。自分が壊れてしまわないように、ね?ー
あのときの夢を思い出す。エアリスが微笑んでくれた…あのときの夢を。弱かった俺のせいで、強く生きていた君を…守れなかった。
駆け出して、抱き締めたかった。存在を確認したかった。
でも…足は止まった。
ーあなた、クラスは?ー
ーソルジャーのクラス。ー
ーふ~ん。おんなじだ。ー
ー初めて好きになった人。ー
そうか…そうだったのか…。
エアリスが俺を通して見ていたのは…俺の中に見ていたのは…ザックス…ソルジャークラス1ST。
「クラウド~なにしてんだよ?入ってこいよ!」
ーうわ~!楽しみにしてるからね!一緒にのろうね、飛空挺。約束、約束!ー
ー別にかまわないの。むかしのことだしね。ただ、行方不明だから心配なだけ。ー
ーあなたに会いたい。ー
無邪気に笑うエアリスに何度支えられただろう。それなのに…俺はなにもしてやれなかった。
「クラウド!どうしたんだよ?」
なかなか動かない俺にしびれを切らしたザックスが腕を引っ張った。
そしてエアリスの前まで引きずられていくことになった。
…あれは夢だったのか?エアリスは不思議そうに俺を見ている。
あれは…ただの夢?
蘇る…微笑むエアリスを貫く刀。
凍り付くような情景。
「…えっと、はじめまして!私エア…泣いて…るの?」
自分でもわからなかった…ただはらはらと冷たい物が頬を伝う感触だけがあった。ザックスが焦ってなにかを話しているのだが、聞こえなかった。エアリスがゆっくりとゆっくりと菫のように目を細め、俺の体を…包み込んだ。
「…もう…大丈夫、だよ?…頑張るの…もぅ…止めよう?」
ザックスがなにやら呟いて肩を落としたのがわかる。
…母さんに抱かれているような気分だった。
すごく…安心した。
「少しは…落ち着いた…かな?」
すごく長い間、エアリスの心に触れていた気がした。もしかしたらほんの一瞬だったのかもしれない。
「…あぁ…悪かったな。」
…格好悪くて、赤くなった頬を隠すために平然を装ってエアリスから離れた。
「クラウド~…俺だってまだ再会のちゅーとかしてないのに!!」
ザックスに肩をつかまれて思いっきりふられた。
「…興味…ないね…。」
「嘘付け!さてはエアリスにほれたんだな!」
「…関係…ないね…。」
「くそーー!つれてくるんじゃなかった…」
「あははは…二人とも仲良し、だね。」
エアリスが笑って、ザックスが笑って…気がついたら俺も笑ってた。
これが、俺が求めた…未来?
これが、俺が選んだ未来。
それでも色あせることなく今でも多くの人たちに愛されているってすごいですよね

このシナリオとか制作者さんには素直に憧れてしまいます
それを汚している気がして若干…戸惑いますが
やっぱりせっかく書き始めたので続きを書きたいと思います
↓「エアリス、いるかな?いやいるな!うん、行こうぜ、クラウド!紹介するよ。」
ザックスは楽しそうに教会の扉を開けた。
俺は息をのんだ。
花畑を前にしゃがみ込んでいる、あの姿は…忘れもしない。
「…エアリス…」
間違いようが…なかった。
ーそっか…。じゃ、思いっきり気にしちゃえば?セフィロスのこと、わたしにまかせて。そして、クラウドは自分のこと考えて。自分が壊れてしまわないように、ね?ー
あのときの夢を思い出す。エアリスが微笑んでくれた…あのときの夢を。弱かった俺のせいで、強く生きていた君を…守れなかった。
駆け出して、抱き締めたかった。存在を確認したかった。
でも…足は止まった。
ーあなた、クラスは?ー
ーソルジャーのクラス。ー
ーふ~ん。おんなじだ。ー
ー初めて好きになった人。ー
そうか…そうだったのか…。
エアリスが俺を通して見ていたのは…俺の中に見ていたのは…ザックス…ソルジャークラス1ST。
「クラウド~なにしてんだよ?入ってこいよ!」
ーうわ~!楽しみにしてるからね!一緒にのろうね、飛空挺。約束、約束!ー
ー別にかまわないの。むかしのことだしね。ただ、行方不明だから心配なだけ。ー
ーあなたに会いたい。ー
無邪気に笑うエアリスに何度支えられただろう。それなのに…俺はなにもしてやれなかった。
「クラウド!どうしたんだよ?」
なかなか動かない俺にしびれを切らしたザックスが腕を引っ張った。
そしてエアリスの前まで引きずられていくことになった。
…あれは夢だったのか?エアリスは不思議そうに俺を見ている。
あれは…ただの夢?
蘇る…微笑むエアリスを貫く刀。
凍り付くような情景。
「…えっと、はじめまして!私エア…泣いて…るの?」
自分でもわからなかった…ただはらはらと冷たい物が頬を伝う感触だけがあった。ザックスが焦ってなにかを話しているのだが、聞こえなかった。エアリスがゆっくりとゆっくりと菫のように目を細め、俺の体を…包み込んだ。
「…もう…大丈夫、だよ?…頑張るの…もぅ…止めよう?」
ザックスがなにやら呟いて肩を落としたのがわかる。
…母さんに抱かれているような気分だった。
すごく…安心した。
「少しは…落ち着いた…かな?」
すごく長い間、エアリスの心に触れていた気がした。もしかしたらほんの一瞬だったのかもしれない。
「…あぁ…悪かったな。」
…格好悪くて、赤くなった頬を隠すために平然を装ってエアリスから離れた。
「クラウド~…俺だってまだ再会のちゅーとかしてないのに!!」
ザックスに肩をつかまれて思いっきりふられた。
「…興味…ないね…。」
「嘘付け!さてはエアリスにほれたんだな!」
「…関係…ないね…。」
「くそーー!つれてくるんじゃなかった…」
「あははは…二人とも仲良し、だね。」
エアリスが笑って、ザックスが笑って…気がついたら俺も笑ってた。
これが、俺が求めた…未来?
これが、俺が選んだ未来。
