久しぶりにパロディ書きます!!!!FFの話は書いていて楽しいんですが…記憶が古いためシナリオ本を読まないとイマイチ書けないため間があいてしまいましたダウンダウン一応前回の続きです(>_<)今回もイメージを崩したくない人はスルーしてください(-_-;)それでは、どーぞ↓




ーもしも~し!やった!ー

ー天国?ー

ー残念、スラムの教会。ー

ー天使?ー

ー私、エアリス。君、降ってきたの。びっくり。ー

私は、今日も教会でお花の世話をする。良かった。お花、今日も元気に咲いてる。本当に不思議、スラムの中でお花が咲くとこなんてほとんどない。

ーミッドガルはお花でいっぱい!財布はお金でいっぱい!ー

あなたの声、蘇って、私を励ましてくれる。

ーわかった。会いに行く。ー

あれからもぅ4年…書いた手紙は89通。
返事、来なかった。
大丈夫。ザックスは死んだりしない…きっと…私より良い子…見つけただけ…。

そう言い聞かせてた。

それはそれで寂しいけど、生きていてくれるなら…ううん。ザックスにはこんな空、見えない町なんて似合わない。だからザックスは絶対にあの綺麗な瞳と同じ空の下で笑いながら…生きてるんだ…そうだよね。
ザックスのこと、考えると涙…溢れてくる…私は手で涙…拭った。


キィッー古い教会のドアが開く音がした。ツォンさん…かな?

「おっ、やっぱりいたいた!」

えっ…!?
懐かしい声…響いて…私は思わず振り返った。

「ザ…ザックス…?」

変わらない。あの日と同じ太陽みたいな笑顔。
笑いながら、私のところへ歩み寄る。

「俺以外の…誰に見える?」

あと五歩…ザックスがあごに手をおいて私のこと上から下までじーって見てる。

「うん、やっぱ俺の目に狂いはないな!ピンク色の服、似合ってる。」

ーいや、俺たちがする約束は『会うときの約束』。エアリスはピンク色の服を着ている、とかさ。ー

約束…覚えててくれたんだ。声にしたいのに…言葉、詰まって出てこなかった。
ザックスが不思議そうに歩みを進める。
私たちを阻む距離は0に等しい。

「どーした?エアリス…泣いてんの?あ、俺に会えて嬉しかったとか?…おっ!?」

私は、抱きついた。
少し背が伸びた?少し痩せた?少し声が大人っぽくなった?
でも、変わらない。変わってない!
ザックス!ザックスが帰ってきたんだ!

「…うん、嬉しい!」

ぽりぽりと頬をかくザックス。でももう片方の手で私をぎゅっと…抱きしめてくれる。

「ふーむ…なーんか、こんなに素直だと…かえって手が出しにくいな。」
「こういうの…イヤ?」
ちょっと不安になって見つめたザックスの瞳は、私の見たことのない空の色。
いつか見せてくれると約束した空の色。

「いやいやむしろ大歓迎!…2人っきりの時ならな。おぃ、はいってこいよ?」

「えっ…?」

ザックスの視線を追って私も入り口に目をやる。そこには、金髪の小柄な青年が立っていた。

「…エアリス。」

初めてあったはずの青年は、切なそうに私の名を呼んだ。