しまった…もたもたしてたらクリスマスが終わってしまったぁ°・(ノД`)・°・リアルがちょっとバタバタしてしまい放置していました。プレステ3とファイナルファンタジー13を結局買ったり、しほんと遊んだり…なんだか小説のネタがたくさんできたり…一応今日で大学もお休みになりました(なぜか授業でもののけ姫をみましたよ
)なんかキリが悪くなってしまったなぁ…それでもあと少しなので年内には最後まで書ききりたいと思います。「見習いサンタのプレゼント⑱」↓一人になるのが怖いの?…大丈夫、どこにもいかないよ…どこにもいかせてあげない…あはははは。
「…おまえ…何者だ?」
やはり病院の関係者じゃなさそうだ。急にひどい頭痛がして、目の前がゆがんできた。
「おまえじゃなくて、せ・い・ら、だからサンタクロースだってば。」
子どもへ教えるように歯切れ良く、聖羅が俺に再度名前を伝える。サンタクロース…まさか…そんなことがあり得るのか?考えれば考えるほどに頭の痛みは強くなっていった。
「だいたい、雅人がよんだのよ。私は真摯な願いにしか反応しないの。…ねぇ、お願いがあるんでしょ?言ってみて。」
言うべきか言わないべきか…聖羅を信用していいのか…俺には判断できなかった。すると聖羅は怒ったように頬を膨らませて、いきなり俺に抱きついてきた。
「いいもん、それなら勝手に見ちゃうから。」
「あっ!?」
ちづるの声が小さく聞こえた。触れあった部分から聖羅へと俺の隠してきた心が…思いが流れていくのを感じた。
「…ふーん、なるほど、ね。」
聖羅は、俺から離れると少し考えたような顔をしたあとに不適に笑ってみせた。それはまるで…天使のようであり、悪魔の誘いであった。
「助けてあげようか、その子?」
「できるのか!?」
俺は思わず聖羅にしがみついた。信じられる…人なのか、わからなかったけど…今の俺にはどんなわずかな希望でもすがりつき信じるしかなかった。
「できるよ…ただし条件があるの。」
「条件?」
だって本当はサンタが叶えるのは子どものお願いだけだからね。っと聖羅は付け加えた。
「そう、雅人はサンタクロースに…私のにーにになるの。」
俺が…サンタクロースになる?正直、その言葉の意味することはよくわからなかった。ただ、聖羅のにーにになるということは…きっとここにはいられなくなるのだろうと思った。
ちづるの顔を見るといつの間にか笑顔は消えて…必死に涙を抑えていた。行くな…と言っているのが痛いほどにわかった。でも、ちづるの腕につながれたチューブを見て…俺は…決意をした。
「分かった。俺はサンタクロースになる。だから…ちづるのことを助けてやってくれ。」
聖羅は満足そうにほほえむと、大きく腕を掲げてパチンと指を鳴らした。部屋の中が真っ白な雪に包まれる。薄れゆく意識の中で俺は確かに聞いたのだ…。
「あはははは…手に入れちゃった。素敵な…素敵な…にーに。あはははは!契約、完了!」
こうして俺はサンタクロース見習いになったのだ。
)なんかキリが悪くなってしまったなぁ…それでもあと少しなので年内には最後まで書ききりたいと思います。「見習いサンタのプレゼント⑱」↓一人になるのが怖いの?…大丈夫、どこにもいかないよ…どこにもいかせてあげない…あはははは。「…おまえ…何者だ?」
やはり病院の関係者じゃなさそうだ。急にひどい頭痛がして、目の前がゆがんできた。
「おまえじゃなくて、せ・い・ら、だからサンタクロースだってば。」
子どもへ教えるように歯切れ良く、聖羅が俺に再度名前を伝える。サンタクロース…まさか…そんなことがあり得るのか?考えれば考えるほどに頭の痛みは強くなっていった。
「だいたい、雅人がよんだのよ。私は真摯な願いにしか反応しないの。…ねぇ、お願いがあるんでしょ?言ってみて。」
言うべきか言わないべきか…聖羅を信用していいのか…俺には判断できなかった。すると聖羅は怒ったように頬を膨らませて、いきなり俺に抱きついてきた。
「いいもん、それなら勝手に見ちゃうから。」
「あっ!?」
ちづるの声が小さく聞こえた。触れあった部分から聖羅へと俺の隠してきた心が…思いが流れていくのを感じた。
「…ふーん、なるほど、ね。」
聖羅は、俺から離れると少し考えたような顔をしたあとに不適に笑ってみせた。それはまるで…天使のようであり、悪魔の誘いであった。
「助けてあげようか、その子?」
「できるのか!?」
俺は思わず聖羅にしがみついた。信じられる…人なのか、わからなかったけど…今の俺にはどんなわずかな希望でもすがりつき信じるしかなかった。
「できるよ…ただし条件があるの。」
「条件?」
だって本当はサンタが叶えるのは子どものお願いだけだからね。っと聖羅は付け加えた。
「そう、雅人はサンタクロースに…私のにーにになるの。」
俺が…サンタクロースになる?正直、その言葉の意味することはよくわからなかった。ただ、聖羅のにーにになるということは…きっとここにはいられなくなるのだろうと思った。
ちづるの顔を見るといつの間にか笑顔は消えて…必死に涙を抑えていた。行くな…と言っているのが痛いほどにわかった。でも、ちづるの腕につながれたチューブを見て…俺は…決意をした。
「分かった。俺はサンタクロースになる。だから…ちづるのことを助けてやってくれ。」
聖羅は満足そうにほほえむと、大きく腕を掲げてパチンと指を鳴らした。部屋の中が真っ白な雪に包まれる。薄れゆく意識の中で俺は確かに聞いたのだ…。
「あはははは…手に入れちゃった。素敵な…素敵な…にーに。あはははは!契約、完了!」
こうして俺はサンタクロース見習いになったのだ。
