資料を集めたのは良いけどレポート書いてないぞぉガーンガーンギリギリにならないとなんにもできない性格をなおさないとだめだと思いますがなかなかなおらない意志の弱さが痛いですショック!ショック!
話は変わりますが本日二回目のSSです。レポートやれと言わないで(>_<。)今からやりますからあせるあせる噂によるとときメモ4の都子ちゃんというキャラが素晴らしいヤンデレだったらしいですね・・・なんか興味なかったけどやらねばならない気がしてきました(笑)というわけで最近ヤンデレ成分の低い「見習いサンタのプレゼント⑰」↓あなたのこと絶対に離さないよ…だって気に入っちゃったんだもん。私、ホシイモノハウバイトルノ…。

ちづるに余命のことを言えないまま、時間はどんどん過ぎていった。ちらちらと雪が降り出した頃には…ちづるはベットから起きあがることすらできなくなっていた。
俺は学校を休んで毎日、ちづるについているようになった。ちづるはそのことを心配していたけど俺はなるべく楽しい話だけをして過ごすようにつとめた。

「お兄ちゃん…ごめんね。」

ある日、ちづるは俺に謝った。それだけで胸が締め付けられる思いで…俺は聞こえなかったふりをしてリンゴの皮を剥いた。

「お兄ちゃんのこと…一人にしちゃうね…。」

「ちづる!!」

俺はリンゴを落としてちづるを抱きしめた。リンゴが床をころころと転がる。俺はなんておろかだったんだろう…ちづるは…気がついていたんだ。自分がもう長くは生きられないだろうということに。

「大丈夫だから、お兄ちゃんが必ず…必ずちづるのことを助けてやるから!」

俺は願った…一心不乱に。このさい神様でも悪魔でも…なんでもよかった。ちづるを助けてくれるんなら、俺はなんだってすがりついてやろうと思ったしなんだってしてやりたかった。

その時だった。窓も開いていなかったのに雪が舞い込んできた。思わず目をつぶった俺が次に目を開けたときには、赤い帽子と赤い服に身を包んだちづるくらいの年の女の子が立っていた。なにやら白くて大きな袋を持っている。

「…君は?」

困惑する俺に少女は優しくまるで天使のように微笑みかけてきた。
心臓がどきんと大きく脈打った。

「すごく真摯な願い…気に入っちゃった。」

舌なめずりをする少女。まるで鈴の音を転がしたような声だった。
ぽかんとして少女を見つめていたちづるが嬉しそうに手をたたいた。

「サンタさんだ!」

そう言われてみると確かに少女の服は裾がかなり短くなっているがサンタが着ているものに見えなくもない。

「へー…あなたにも私の姿が見えるってことはサンタを信じてるってことね。感心、感心。正解よ。私はサンタクロースの聖羅、宜しくね。」

頭がおかしいのか、それか病院のイベントかなにかなんだと思った。
でもちづるは素直に信じて喜んでいるみたいだから、俺もその嘘につきあってやろと思った。

「すごい、すごい、本物のサンタさんだよ!お兄ちゃん!」

こんなに楽しそうに笑うちづるを見たのは久しぶりだった。

「ちづる…あんまり興奮しちゃだめだよ。はじめて、俺は雅人、こっちは妹のちづるだ。」

聖羅と名乗った少女は、にやりと微笑むと、俺に近寄ってきた。

「雅人、私あなたのこと気に入っちゃった。だから…ねぇ、特別に雅人の願いかなえてあげようか?」

よくできたイベントだなと思った。でも普通ならそれは病人のちづるに言う台詞なんじゃないんだろうか?

「分かってるんだよ…どーしようもならないお願い事…あるんでしよ?」
聖羅の微笑みに急にただならぬ恐怖を感じた。そして…俺は気がついてしまったのだ。
聖羅がただの人間じゃないことに。