明日からまた学校かぁ…
ねねこの憂鬱でございます
やらなきゃならないことちっともやらないうちに休みが終わってしまいました
このなまけぐせはなんとかしないといけませんな
なんだか私も予期しなかった衝撃の事実が明らかになった「見習いサンタのプレゼント⑬」↓サンタさん…私のお願い叶えてください…いいけど、願いにはそれに見合う対価が必要なんだよ。
ーお兄ちゃん、サンタさん来てくれるかな?ー
ーちづるは良い子だからきっと来てくれるよ。なにをお願いするんだい?ー
ーえへへ、あのね……ー
かすかな記憶が蘇ってくる。いつのことだかわからないけど…俺は確かにこの家にいた。そしてちづるちゃんと会話をした。一緒にサンタに願いをかけた。
「…ちづるちゃん…君は…俺の妹なのか?」
ちづるちゃんの目に涙が浮かぶ。そして俺にしがみついてくる。もう二度と離れないように、もう二度と離したくない。
「やっぱり…お兄ちゃんだったんだ…お兄ちゃん、ちづるだよ。お兄ちゃんの妹のちづるだよ!」
そうだ。ちづるは俺の妹だ。こんなにもちづるのことが気になっていた理由がようやくわかった。これなら…俺がこの家から逃げ出せなかったつじつまがあう。
「…思い出しちゃったんだ…。」
その声に振り返るとそこにはサンタの服に身を包んだ聖羅が立っていた。
「聖…羅?どうしてここに?」
「…サンタ…さん。」
にっこりと微笑みを浮かべる聖羅とは対照的にちづるの表情に明らかに恐怖の色が浮かぶ。俺にしがみつく力が強くなる…体が震えているのがわかる。
「…にーに、よけいな記憶を思い出してしまったみたいですね…。」
「聖羅?なにを言っているんだ?」
聖羅が一歩一歩近づいてくる…なにかひどくいやな予感がする。
「サンタさん!お兄ちゃんに近寄らないで!」
ちづるが俺の前に腕を広げて立ちふさがる。聖羅は微笑んだまま静かにちづるに手を振り上げた。すべてがスローモーションに見えた。
鈍い音とともにちづるが壁に吹き飛ばされる。
「ちづる!?」
駆け寄ろうとしたが、凍り付いたように体が動かなかった。
聖羅が何事もなかったかのように俺の頬に手を添える。
「にーに…可哀想。こんな怪我させられちゃって…今、治してあげるからね。それから、余計なことも、忘れさせてあげるから。」
聖羅の顔がどんどん近づいてくる…瞳に吸い寄せられる…いけない!目をそらさないと!俺の中の何かがそう忠告する。
「だめーーー!」
ちづるの金切り声が響き渡った。

ねねこの憂鬱でございます
やらなきゃならないことちっともやらないうちに休みが終わってしまいました
このなまけぐせはなんとかしないといけませんな
なんだか私も予期しなかった衝撃の事実が明らかになった「見習いサンタのプレゼント⑬」↓サンタさん…私のお願い叶えてください…いいけど、願いにはそれに見合う対価が必要なんだよ。ーお兄ちゃん、サンタさん来てくれるかな?ー
ーちづるは良い子だからきっと来てくれるよ。なにをお願いするんだい?ー
ーえへへ、あのね……ー
かすかな記憶が蘇ってくる。いつのことだかわからないけど…俺は確かにこの家にいた。そしてちづるちゃんと会話をした。一緒にサンタに願いをかけた。
「…ちづるちゃん…君は…俺の妹なのか?」
ちづるちゃんの目に涙が浮かぶ。そして俺にしがみついてくる。もう二度と離れないように、もう二度と離したくない。
「やっぱり…お兄ちゃんだったんだ…お兄ちゃん、ちづるだよ。お兄ちゃんの妹のちづるだよ!」
そうだ。ちづるは俺の妹だ。こんなにもちづるのことが気になっていた理由がようやくわかった。これなら…俺がこの家から逃げ出せなかったつじつまがあう。
「…思い出しちゃったんだ…。」
その声に振り返るとそこにはサンタの服に身を包んだ聖羅が立っていた。
「聖…羅?どうしてここに?」
「…サンタ…さん。」
にっこりと微笑みを浮かべる聖羅とは対照的にちづるの表情に明らかに恐怖の色が浮かぶ。俺にしがみつく力が強くなる…体が震えているのがわかる。
「…にーに、よけいな記憶を思い出してしまったみたいですね…。」
「聖羅?なにを言っているんだ?」
聖羅が一歩一歩近づいてくる…なにかひどくいやな予感がする。
「サンタさん!お兄ちゃんに近寄らないで!」
ちづるが俺の前に腕を広げて立ちふさがる。聖羅は微笑んだまま静かにちづるに手を振り上げた。すべてがスローモーションに見えた。
鈍い音とともにちづるが壁に吹き飛ばされる。
「ちづる!?」
駆け寄ろうとしたが、凍り付いたように体が動かなかった。
聖羅が何事もなかったかのように俺の頬に手を添える。
「にーに…可哀想。こんな怪我させられちゃって…今、治してあげるからね。それから、余計なことも、忘れさせてあげるから。」
聖羅の顔がどんどん近づいてくる…瞳に吸い寄せられる…いけない!目をそらさないと!俺の中の何かがそう忠告する。
「だめーーー!」
ちづるの金切り声が響き渡った。
