※今回、病気の話なのでちょっと重いかもしれないです。あまり気分や体調が良くない方は今日のblogはスルーしてください。
7月末に父に癌が見つかり、もう手術もできないこと、治すことは難しいことをお医者さんから告げられてからあっという間に2ヶ月が過ぎた…自宅で緩和ケアをしながら、なるべく今までと同じような生活を少しでも長く送れるように…とみんなで(もちろん本人も含めて)話し合って決めた
元々持病があり、その事で家族がずいぶん揺さぶられた時期も長くあり、まだ若かった頃(10代終わりから20半ばくらいはたぶん特に)の私は、今よりきっともっと自分のことばかり考えていたので、「なんでうちの父親は普通に働くことが出来ないんだろう」って思うこともあった、ほんとにひどい娘だ
でも、離婚して家に戻ってから私が働けるように、まだ小さかった上の子の面倒を見てくれたり、母と私が外に出てガツガツ働けるよう、晩御飯を作ってくれたりして、今思えば俗に言う「当たり前の家族の役割」と、少し違っていただけなのかもしれない
お母さんがご飯作るの当たり前とか、お父さんが外で働くの当たり前とか…そんな古い時代から繰り返されてきた「当たり前」という形は、刷り込み、思い込みでしかなく、はっきり言って誰が何をやっても、やらなくてもその人達同士が納得していれば、本来役割なんてなんでもいいはずでは?
そして(意外とクセのあるw )旦那さんとの同居に愚痴など言わず付き合ってくれてることや、めちゃ狭い家にいつ友達呼んでも、出入りすることに関して特に気にせず「いらっしゃい!」みたいな雰囲気出してくれることも、今思うとほんとありがたい事だったんだと実感している(まぁ、父は人見知りなので来客ありでも部屋から出てこないけど)
まぁ…私もただの人なので、「俗に言う普通の幸せ」?というものに憧れた時期もあったような…(遠い目)…
普通に大学行ってそこそこのとこに就職して
職場で出会ったハイスペイケメンwと結婚して
仕事辞めて専業主婦になって
子育てしながら近所のママ友と時々ランチとかして
休みの日は家族でおしゃれしてお出かけして
記念日にはどこかでディナーして![]()
って、笑っちゃうくらい違う今だけど
w…そもそも高校の時くらいから父の病気がどんどん進行していったので、その時々諦めたことも沢山あり、(昔は甘ちゃんだったので)それを辛く思った時期もあったな…
だけど、今は違う
自分でできることが沢山ある
自分の足で稼いで、家族を養える
自分の足でどこにでも行ける
子供を産んで守らなきゃいけない存在が出来たおかげで、少しだけ「親」という目線での気持ちがわかったような気がするし、子供を育て生きていくために何でもできる覚悟を持つことができた
そして何より、自分の弱さを親のせいにしていただけだったんだって気づくことができた
いろんなことに気付かことができて、今はとても幸せだし生まれてこれたこと…
父と母の存在に感謝している
残りの時間がどれだけあるのかは神様にしかわからないけど…
父がやりたいことは悔いのないように
全てかなえたい、心からそう思っている
父が生きていてくれるうちにそんな気持ちを持てて良かった
明るい母を中心に、うちの家族らしく、最期まで楽しく過ごしていきたいと思う![]()