先日父が夜中に



呼吸の苦しさを訴え、熱測ったら38度を超えていた



かかりつけの病院が家から近い為、救急車は呼ばず、救急外来に電話、すると「お車で来られそうならぜひすぐきてください!」とのこと

夜中にほんとうにありがたい…



着いてすぐ検査、熱の原因は小さな肺炎で、そのまま安定するまで、と入院することになった



一昨日、母が届け物があるというので一緒に様子を見に行ってきた



部屋に入るとベッドに横たわりテレビを観ていた父



腕には点滴

ベッドに投げ出してる足は細く


加齢により落ちてきた瞼でテレビが見づらそう



そんな時でもやさしい言葉がけができない、出来の悪い娘(口が悪いのは父親譲りなのでどんまいということで)

「ちっとも目が空いてないけど、それで見えてんの?」


と突っ込んだら、空いてなさそうな目尻が少し下がったように見えて嬉しそうな父、声が掠れて何言ってるかよくわからんけどたぶん…

「見える見える、でもテレビの位置が悪くて見えづれぇんだよ、看護婦さんに聞いたらこれ以上は下がんねぇとか言うけど、絶対まだ下がるから、おまえちょっとこれ下げてくんなぃ?」



本当にお育ちがよろしいお口の聞き方で笑


仕方ないのでガタガタとテレビ台の位置を直して差し上げたところ、「おお、おお、それでいいぞ」とご満悦の様子、なによりです



すると、「この間は部屋で目の上をセロテープで止めてたのよ」という母の言葉を聞いて



昔バスの中で繰り返し流れていた「眼瞼下垂手術は◯◯クリニック」というアナウンスを思い出した



ああ、眼瞼下垂…ってこれかぁ

なぁんてぼんやり思っていたら看護師さんが点滴を変えにきたので「なんの点滴ですか?」と尋ねた



「お食事がいまいち取れていないみたいだからね」と、そして看護師さんが部屋から出て行ってから



「ご飯食べれてないの?」ときくと



「あんなんまずくてくえるかよ!味ねぇし、なんかプリンとかくいてぇな」



(作ってくれてる人たちに謝れ、と思いつつ)

「ふーん、でもちょっとでも食べないとねぇ」とババにふってみたところ



「プリン食べさせていいか看護師さんに聞いてくるわ」とナースステーションに行こうとしてたので、一緒に部屋でて院内のコンビニへ



日曜の昼下がり

いつもはパンクしそうな受付も

同じ場所とは思えない静けさ


ダメなら持って帰ればいいしと、コンビニでプリンをいくつか、それと自分のアイスコーヒーを買って部屋に戻ると



「食べさせていいって」と嬉しそうな母



そりゃよかった、さっそくプリンをあけて手渡すと、「好きな食べ物 プリン」とプロフに書く人くらいの勢いであっという間に父の手元からなくなった



そしてその後も、【その病院のご飯が美味しくないらしい話】を5回くらい聞いてから帰ってきた



でも帰りがけによったナースステーションで聞いたら



「朝ごはんはぺろっと食べていましたけど、お昼がちょっと進まなかったみたいね〜」



…って無気力

ちゃんと食べてんじゃん笑笑まぁよかったね。。



歩かない期間が続くのは、筋力低下してしまうから心配だけど



プリン食べる元気があって

文句言えるくらいで



ちょっと安心した



こんな風に、苦しさを訴えたり

食べられなくなってくることがきっと

これから増えていくんだと思う



なるべくすぐに何か出来るようにしたいとは思っているけど、家族それぞれにもいろいろな毎日、生活があるから



大家族それぞれ、出来ることをやれたらいいと思う