正直、今回は 「もうアカン…」 と思いました。
土曜日の未明から嘔吐の繰り返し、見る見るうちに衰弱していく、メイちゃん。
土曜日は、痙攣も起こしてグッタリ。抱き上げても、ピクリともしない。
何度も最期を看取っているワタシは、「あと数時間か…。」 と思いました。
どこにも行かず、ずっとメイちゃんのそばにいよう。
そう思って、涙をながしながら寄り添っていました。
しかし、メイちゃんはやっぱり、メイちゃんでした。
諦めてなんかいなかった。
ジッと猫ベッドで身体をまるくして、時々来る痙攣と戦っていました。
動くこともなく、なくこともなく、ただ、ただジッと…。
でもワタシは、今にも来る「最期の時」 だと思っていた。
日曜日はモモちゃんの法要…と思っていたけど、メイちゃんのお葬式だな、と思ってた。
2階にはあがれないから、最後の夜をリビングで一緒に過ごそう、と布団を敷いた。
寝てもすぐ起きて、猫ベッドのメイちゃんを確かめる。
尻尾が動いたのを確認して、目をつぶる。
すぐ起きてしまう。
メイちゃん、と声をかける。
身体がピクッとして、安心する。
その繰り返し。
でも、朝方4時に、その時は来た。
メイちゃんが、布団の中に入ってきた。
いつものように、ワタシの右側に寄り添って、腕にあごを乗せて、深呼吸をする…。
いつものように。
腕枕で寝る、メイちゃん。
なんということだろう。
ビックリしながらも、2日寝てないワタシは一気に睡魔に襲われて、メイちゃんと眠った。
日曜日は法要に行けた。 メイちゃんが自分で立ち上がって歩けたから、安心して行けた。
そして今日もメイちゃんは自分で歩いている。
人間なら、、、、投げ出したくなるかもしれない。
ワタシなら、ほっといてくれ、と諦めるだろう。
でも、メイちゃんは諦めない。
自分の最後の最期まで、決して諦めない。
今日、病院へ行って体重を計ったら、1.9キロに減っていた。
300g減った。
この体重で、300gは大きい。 それほど、大変だったのだ。
でも、メイちゃんは諦めない。
「注射打ってもらったから、食べれるよ!がんばれ!」
と声をかけると、一生懸命食べようとする。
どんなに辛くても、生きることへのまっとうな姿勢。
メイちゃんには、感服。