そのおかげで私はインストラクターになったり、仕事でスキルを発揮できたりしたんだよ。
若い時、二人でいろんなところに行ったね～。楽しかった～。何気ない些細なことでも大笑いできた。
男と女の付き合いじゃなくなってからも、随分経つね。その間も連絡取り合って励ましてくれた。
それなのに…。
ガンの宣告を受けて大きな手術して、治ると願っていたのに転移がわかって…。
それでも最後の電話では声は元気そうだった。
でも、食べ物の賞味期限を見ると、その日まで生きていられるかどうかって、考えてしまうのが嫌って、言ってた。その言葉にどう返事していいか。言葉に詰まって何も言えなくて…、ごめんね励ましてあげられなかった。
貴方はまっすぐて素直な人だったから、まっすぐ天国に向かって旅立ったんだろうね。もうお空のお星様になっちゃったのかなぁ？
お互い一人っ子で、
お互いが天涯孤独になっちゃったら、その時はいっしょになろうねって約束したの、おぼえてたのかな？
それなのに…。
こんなにあっけなく…。
ツムツムのハートの返信がこなくなったから、まさか？と思っていたら、そのまさかだった。
無念なことはなかったの？
あなたの奥様と昨日お話ししたよ。
あなたに会ってもいいかどうか聞いてみたよ。
奥様もまだ心の整理ができてないって。
あなたと私の関係、あなたが星になってはじめて気がついたって。
やましい関係じゃなかったけど、あなたと私は人間として人としてつながってたからね。
空の上から私のことみてるのかな？
もうこの世にあなたがいないなんて、信じたくないよ。、