子供たちは父親の顔も覚えていない位小さい頃に離婚して、二十数年シングルマザーとして生きてきた

子供たち一筋、再婚など全く眼中にもなく、何不自由なく、大学、専門学校出して、そして2人とも東京に就職
その年に私は自殺未遂して、助かってしまった
子供たちの人生に口出しすることは出来ない、とその時は思った
近場で私の子育てを見ていた人達は、なんて酷い親不孝な子供たちなんだ!と去っていった
傍から見たら、そうなんだ…
いや、私もそれから、そう思うようになり、子供たちに捨てられた!
あんなに頑張ったのに!
なんて想いから、夫婦揃った人よりも、空の巣症候群が酷くなってしまった
そして、めっちゃ好き、と言う訳でもないのに、猫だけが増えていった
でも、何してても、そういう気持ちって、消えるわけでも、無くなるわけでも、少なくなるわけでもない
生きがい…もなくなったし、どうしようか…

