音楽情報サイト 「Bachtrack」による公演数をもとにしたランキングで、僕は初めて知りましたが毎年恒例なのだそうです。

 

忙しい指揮者ランキング2019

1.アンドリス・ネルソンス

2.ワレリー・ゲルギエフ

3.パーヴォ・ヤルヴィ

4.ヤクブ・フルシャ

5.ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン

6.フランソワ=グザヴィエ・ロト

6.ヤニック・ネゼ=セガン

8.ヘルベルト・ブロムシュテット

8.ダニエル・ハーディング

10.セミヨン・ビシュコフ

 

 

このランキングによれば、2019年最も多忙だった指揮者はアンドリス・ネルソンスで、132公演(オペラを除く)を指揮したそうです。

ワーカホリックのゲルギエフを抑えての1位はすごい。

N響首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィも3位にランクイン。

御歳92歳のブロムシュテットがハーディングと並んで8位というのも驚きです。

 

 

忙しいオーケストラ ランキング2019

1.北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団

2.ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

3.ボストン交響楽団

4.ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

5.シカゴ交響楽団

6.ニューヨーク・フィルハーモニック

6.ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

8.サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団

8.ウィーン交響楽団

10.フィルハーモニア管弦楽団

10.フィラデルフィア管弦楽団

 

 

北西ドイツ・フィルが1位とのこと。何故?

アメリカのオケが4つも入っています。

 

 

忙しいピアニスト ランキング2019

1.ユジャ・ワン

2.ヤン・リシエツキ

3.エマニュエル・アックス

4.ダニール・トリフォノフ

5.ルドルフ・ブッフビンダー

6.アンドラーシュ・シフ

7.デーネシュ・ヴァールヨン

8.イェフィム・ブロンフマン

9.レイフ・オヴェ・アンスネス

10.キリル・ゲルシュタイン

11.イゴール・レヴィット

12.ジャン=イヴ・ティボーデ

 

 

ブッフビンダーやシフなどの重鎮から、リシエツキやトリフォノフなどの若手まで、幅広い年齢層がランクイン。順位が明記されていませんが、最上位にリストアップされていたユジャ・ワンがおそらく1位なのでしょう。

他にもヴァイオリニストとチェリストのランキングあり。

 

 

演奏された楽曲ランキング2019

1.ベートーヴェン : 交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」

2.チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調

3.チャイコフスキー : 交響曲第5番 ホ短調

4.ヴィヴァルディ : ヴァイオリン協奏曲集 「四季」

5.ヘンデル : オラトリオ 「メサイア」

6.ムソルグスキー : 組曲 「展覧会の絵」

7.ブラームス : 交響曲第1番 ハ短調

8.ブラームス : 交響曲第2番 ニ長調

9.ベルリオーズ : 幻想交響曲

10.メンデルスゾーン : ヴァイオリン協奏曲 ホ短調

 

 

ピアノ協奏曲が1曲もないことが意外です。

チャイ5、ブラ2、展覧会の絵、幻想交響曲は、何処でも人気(集客力)があるのですね。

 

第1位受賞記念公演として、

ネルソンスが北西ドイツ・フィルを指揮してベートーヴェンの「英雄」を演奏してはいかがでしょうか。前プロのコンチェルトのソリストにはユジャ・ワンを迎えて。

 

他にも演奏会のプログラムに現代曲が含まれる割合の多い国ランキングなど、リストアップした34,648公演をさまざまな切り口でランク付けしていて面白い。