大阪にある4つのオーケストラの先陣を切って、
日本センチュリー交響楽団が2018年度定期演奏会等のスケジュールを発表しました。

ザ・シンフォニーホールでの定期演奏会は、これまでの金曜、土曜の2回開催から、木曜夜の1回へ変更になったようです。それぞれ午後7時開演。

各回の概要を下記にまとめました。


2018年4月5日(木)
第224回定期演奏会

指揮 : 飯森範親(首席指揮者)
独奏 : ワルター・アウアー(Fl)
演目 :
ウェーバー : 歌劇「魔弾の射手」序曲
ライネッケ : フルート協奏曲 ニ長調
カリンニコフ : 交響曲第1番 ト短調


2018年5月31日(木)
第225回定期演奏会

指揮 : ジョセフ・ウォルフ
独奏 : クロエ・ハンスリップ(Vn)
演目 :
ベートーヴェン : 「コリオラン」序曲
ベートーヴェン : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
ベートーヴェン : 交響曲第4番 変ロ長調


2018年6月14日(木)
第226回定期演奏会

指揮 : 飯森範親(首席指揮者)
演目 :
ワーグナー : 舞台神聖祝典劇「パルジファル」より”聖金曜日の音楽”
ブルックナー : 交響曲第7番 ホ長調


2018年7月5日(木)
第227回定期演奏会

指揮 : クリストフ・ケーニッヒ
独奏 : ジャン・ワン(Vc)
演目 :
チャイコフスキー : 幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
ショスタコーヴィチ : チェロ協奏曲第1番 変ホ長調
シューマン : 交響曲第3番 変ホ長調 「ライン」


2018年9月13日(木)
第228回定期演奏会

指揮 : ガエタノ・デスピノーサ
独奏 : アレクセイ・ヴォロディン(Pf)
ラヴェル : 組曲「クープランの墓」
プッチーニ : 交響的奇想曲
ブラームス : ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調


2018年10月25日(木)
第229回定期演奏会

指揮 : キンボー・イシイ
独奏 : 荒井英治(Vn 首席客演コンサートマスター)
演目 :
J.S.バッハ : 「音楽の捧げもの」BWV1079より”6声のリチェルカーレ”(ウェーベルン編曲)
R.シュトラウス : 楽劇「ばらの騎士」TrV227よりワルツ
コルンゴルト : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
モーツァルト : 交響曲第41番 ハ長調 「ジュピター」 K.551


2018年11月15日(木)
第230回定期演奏会

指揮 : 飯森範親(首席指揮者)
独奏 : 川上昌裕(Pf)
演目 :
キラール : オラヴァ
カプースチン : ピアノ協奏曲第1番
リムスキー=コルサコフ : 交響組曲「シェエラザード」


2018年12月6日(木)
第231回定期演奏会

指揮 : 川瀬賢太郎
独奏 : マハン・エスファハニ(Cemb)
演目 :
アイヴズ : 答えのない質問
バーバー : 弦楽のためのアダージョ
ナイマン : チェンバロ協奏曲
アイヴズ : 交響曲第2番


2019年2月14日(木)
第232回定期演奏会

指揮 : 飯森範親(首席指揮者)
独奏 : ラモン・オルテガ・ケロ(Ob)
演目 :
R.シュトラウス : メタモルフォーゼン(23の独奏弦楽器のための習作) TrV 290
R.シュトラウス : オーボエ協奏曲 ニ長調
R.シュトラウス : 歌劇「インテルメッツォ」より”4つの交響的間奏曲” TrV 246a


2019年3月7日(木)
第233回定期演奏会

指揮 : ミシェル・タバシュニク
独奏 : アレクサンドラ・スム(Vn)
演目 :
ラロ : スペイン交響曲
モーツァルト : 交響曲第36番 ハ長調 「リンツ」 K.425
ストラヴィンスキー : バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)


ザ・シンフォニーホールでの定期演奏会は、月1開催となった代わりに全10回となり、”回数”は増えました。(8回 → 10回)
一方、いずみホールで進行中の「ハイドンマラソン」は第39、40回が開催されますが、こちらは今シーズンから減少。(4回 → 2回)
豊中市立文化芸術センターで行われる「センチュリー豊中名曲シリーズ」は4回と変更はない模様。その中の鈴木秀美さんが登場する回が気になります。

【センチュリー豊中名曲シリーズ Vol.6】
2018年5月26日(土)午後3時開演

指揮・チェロ : 鈴木秀美
演目 :
ボッケリーニ : チェロ協奏曲 ト長調
モーツァルト : 交響曲第35番 ニ長調 「ハフナー」 K.385
ベートーヴェン : 交響曲第8番 ヘ長調

また、こちらは「豊中オーケストラフェスタ」の一環でもあるようで、
他にデュメイ指揮の関西フィル、バボラーク指揮の山形交響楽団が、それぞれ日は異なりますが豊中文芸に登場します。

首席客演指揮者のアラン・ブリバエフの名前が何処にも見当たらないので、今シーズンで退任するのかも知れません。
シンフォニー定期で気になるのは、225、227、232、233の各回。
前の2回は指揮者(ウォルフ、ケーニッヒ)、後の2回はソリスト(ケロ、スム)に注目しています。この内1、2回は聴きに行こうかと思案中。
演目についても、有名曲と聞き慣れない曲とを上手い具合に組み合わせていて面白いと思います。演目で選ぶなら、231、232回あたりかな。

お知らせの最後にはこんな一文が。

「乞うご期待!ザ・シンフォニーホールとの共催シリーズ
2018年度より気軽にオーケストラサウンドを楽しんで頂くために、ザ・シンフォニーホールとの共催で新シリーズをスタートします。詳細は決まり次第ホームページで発表致します。」

変革の時を迎えている日本センチュリー交響楽団。
それが良い方向に向かい、結実することを願っています。