クラシック歴4年ちょっと。
初心者の僕が今、ヘビロテしている楽曲を毎回3曲ずつご紹介します。
クラシックに興味はあるけど、何から聴いていいか分からない人に、ぴったりかは分かりませんけど(笑)、よければ参考にしてください。
9月27日(第1回)
① ラフマニノフ/交響曲第2番
聴いているCD : イヴァン・フィッシャー指揮ブダペスト祝祭管弦楽団(CCSSA21604 )
この作品の第3楽章は有名で、大昔のドラマ「妹よ」で使われていたりします。
重苦しい第1楽章から輝かしい第4楽章への展開は、「苦悩」から「歓喜」という古典的展開ですが、ラフマニノフらしい美しくドラマチックな歌を各楽章で聴くことができます。
CDのイヴァン・フィッシャー指揮ブダペスト祝祭管は、来日公演で一度聴いたことがあり、そのときはブラームスの交響曲第4番をとても情熱的に演奏していたのが印象に残っています。
このCDも個性的ですが、とても情熱的で美しい演奏だと思います。
② ワーグナー/ニュルンベルクのマイスタージンガー 第1幕への前奏曲
聴いているCD : エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団(SSS0090)
日本語訳では、「ニュルンベルクの親方歌手たち」らしいです。まだ、オペラ全編を観たことはありませんが、この流麗で力強い音楽が好きで、とても前向きな気持ちになれる作品です。
前奏曲で短いながらも交響曲のような展開があります。個人的には、第1主題群の「芸術の動機」の旋律が美しく印象的でお気に入りです。
スヴェトラーノフが指揮するミュンヘンフィルのこの演奏は、賛否両論あるようですが、繊細な部分や歌心がある一方で豪快さと高揚する気持ちも感じられる、個人的にはとても好きな演奏です。
③ ヴェルディ/レクイエム
聴いているCD : リカルド・ムーティ指揮シカゴ交響楽団(CSOR9011008)
バルバラ・フリットリ(S)、オリガ・ボロディナ(Ms)、マリオ・ゼッフィリ(T)、イリダール・アブドラザーコフ(Bs)
レクイエム=死者のためのミサ曲ですが、3大レクイエムの中では一番派手(失礼)いや、華麗な作品ではないかと思います。
このレクイエムでは「ディエス・イレ(怒りの日)」の旋律が有名ですが、僕が好きなのはやはり「リベラ・メ(我を救い給え)」です。
このムーティ指揮シカゴ響は演奏もさることながら、フリットリのソプラノはじめ声楽陣がすばらしく、「リベラ・メ」の終盤は圧巻です。
他にも聴きどころの多いCDなのでおススメできます。
今回の何となく一言。
太田胃散のCMで流れている曲が、ショパンのピアノ「24の前奏曲」の第7番だということ、最近知りました(汗)