明日はまた、下り坂とか
髪をまた切ったよ
てへっ、ますます変なオバハンになる
前髪、カムバーーックッ
こんなアタマでいつものようにボケッと歩いてたら…
何か、物々しい道路の一画
何?何があったの?
よく見るとテレビ局の中継車らしきものも。
もちろん、そばに行ってみましたよ。
そしたら道路の一画、ずーっとあの、例の、よく見る黄色いヒラヒラのテープ、
警察の立ち入り禁止規制線です。
こばにゃん街で殺人事件がありました。
私も夕べのニュースで見ました。
ひぃ~~~!こんなとこだったの?
恐ろしや~~~
どこよ、どこよ、どのアパートよっ
覗きこむ私に近づいてくる紺色トレンチコートの青年1名…
「あのー、○○新聞の者ですけど、お近くにお住まいですか?」
お近く…ねえ…
こばにゃん自宅はここからさらに10分くらい歩いたとこにある。
早足なら7分というとこか。
その場合は、「お近く」と言うことになるんだろうか?ならないんだろうか?
「近いと言えば近いし、遠いと言えば遠い、かも知れません」
正直に答える私、他に歩行者も近所の人も見当たらない昼下がりの住宅街、まあこいつでもいいかと思ったであろう紺色トレンチコートの記者くん、
「あのー、ちょっとお話よろしいでしょうか?」
いつの間にやら他にも記者と名乗る若者3名に囲まれる。
記「このあたりで不審者情報など耳にされたことはありますか?」
こ「はーて?ないっす」
記「この辺の方は普段のお買い物なんかはどの辺りで?」
こ「普段のお買い物はですね、駅の反対側のイオンと駅のガードに沿ってあるペリエです。他にもあっちにもこっちにもコンビニありますし、駅の向こうには飲食店もたくさんありますよ」
ご丁寧にぶら下げてたエコバッグの中身の今買ってきたばかりのイワシ団子やアスパラ、お徳用おかきなどもさりげなく記者くん達に披露しながら説明する。
「犯人は顔見知りでしょうかね?元同級生とか?同僚とか?」
「盗られたものあるんでしょうか?遺留品は?侵入経路は?」
記者くん達に逆インタビューを試みる私、
「まだ何も…」
口を濁す記者くん達。
「ご覧の通りこのあたりは大きな立派なお宅ばかりなのでね、ホラ、防犯カメラ付けてるお家がたくさんあるでしょ?犯人の姿映ってるんじゃないかしら?」
もう、この頃は記者くん達、こばにゃん話に興味を失い明後日の方を見て次のターゲットを目で探してる。
「駅の防犯カメラにも映ってるかも知れないわよねー」
だーれも話を聞いちゃいない。
ちぇっ
もう一度規制線の奥を覗きこみ、立ってるお巡りさんに軽く苦笑いされる。
犯人捕まって欲しいー。
再び歩きだし、ふと後ろを振り返ると、
最初に声をかけてきた紺色トレンチコートの記者くんが私の後をついてくる~
へっ
ワタシ、疑われてる
犯人は必ず現場に戻るって言うもんね。
イヤイヤイヤイヤないないないない、私じゃないからーー
早足で近くのコンビニに入ると、記者くんも早足で付いてくる
「何なんだよ、コイツっ」
すると記者くん店の人に、
「すいません、トイレ貸してください」
……人の話、オシッコ行きたいなーって思いながら聞いてたの
……マジメに働けーー
殺人事件のあったアパートは、駅からも近い閑静な住宅街の中にあります。
周りはどんな悪事をしたらこんなデカイ家建てられるんだ~?ってくらい大きな立派な豪邸ばかりです。広い車庫を覗き込むと高級車が何台も停まっています。
亡くなった41歳の女性も、ご家族も、ここなら安心とアパートを借りたと思います。
まさか、殺されるなんて思ってなかったですよね。
お気の毒です。早く犯人捕まって欲しいです。
だってね、
こばにゃん自宅周辺は…
↑↑↑ こんな感じなのよ~(T0T)(T0T)(T0T)
もちろん夜は真っ暗に限りなく近い。
ここ、通らないと帰れないんだからー。
怖いじゃないですか
早く捕まって~~
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