病理結果 | サヨナラノサキ

サヨナラノサキ

2014年4月1日エイプリルフール仏滅に乳がん手術をしました。抗がん剤治療を経てホルモン治療中の2018年3月、乳房再建のためのエキスパンダー挿入、同年11月インプラントに入れ替え。乳がんのことや愛猫、日常のアレコレをブログに綴りたいと思います。

1週間後、4月30日に夫と病理結果を聞くため病院に向かったこばにゃん。
予約の時間は16時でした。

しかし、そこは病院、時間通り呼ばれるなんてことはまずなく、
ジッと待合室の椅子に座ってると…
30~40分たった頃でしょうか?
看護師さんに呼ばれ、何かな?と思って返事をすると
只今先生は検査中でだいぶ時間が押してるとのこと、
あと30分くらいかかりそうなので、良かったら待合室を離れてお茶でも飲んでいらしてくださいな。と言われました。
まぁそういうことであればって、院内のタリーズで夫とコーヒー飲んだり時間をつぶしました。
結局呼ばれたのは5時半過ぎだったかな…

病理の結果は…
結局右乳房の中にあった3個の腫瘍はすべて癌であったこと、
しかし3個の癌をたしてステージが決まる訳ではなく、やはりⅡa、
リンパに転移なし
グレード3
ki67  62%
ホルモン受容体  強陽性
Her2  1+
こんなとこだったかな?
転移はなかったけど、私の癌は増殖力が強くどうやら悪性です。
今後どうするか、治療方針を決めねばなりません。
もちろん、無治療という選択肢もあります。

「決めるのは自分だよ」と先生はおっしゃって、
あるデータを示して下さいました。
私の場合、無治療だと5年以内の再発率は40%、
ホルモン治療すると20%、ホルモン治療+抗がん剤で7~10%に下がる、
ただし、これはアメリカのデータで5~10年前のもの、
今は薬も当時と違うので、参考程度にしてと言われました。

今や12人にひとりが罹患すると言われている乳がん、
私はその12人にひとりになってしまいました。
5年以内の再発率40%は私にとってとても高い確率です。
でも抗がん剤は副作用含め大変勇気のいる治療に間違いないです。
だけど…私は再発したくない!
抗がん剤治療しても10人にひとりくらいは再発してしまう。
12人中ひとりになってしまった私は10人中ひとりにもなってしまうかも…
数字にめっぽう弱い私のアタマの中はちょっとしたパニックです。
抗がん剤をやるかどうか、耐えられるのか…分かりません。
私    「どーすんの?」
夫    「どうしましょう?」
先生「どうしたい?」
そんな、どうするトライアングルを数周したあと、先生に聞いてみました。
「ちなみに先生のオススメは?」  ←居酒屋じゃないんだからあせる
すると先生は1冊の冊子を机の引き出しから出して渡して下さいました。
[CEF 療法を受ける方へ]  と書いてありました。
後であの時抗がん剤やっとけば…と後悔するのはイヤでした。
私は抗がん剤治療する決心がやっとつきました。
「決めてくれた以上はやり遂げられるようにしてあげたいと思います」
先生の言葉にまた勇気づけられました。

帰りはもう外来の電気も消えて廊下も真っ暗でした。
「遅くなってすいません、気をつけて帰って下さいね」
そう言って先生は途中までお見送りしてくださいました。

ヅラ買わなきゃなー と思いました。