■8月9日
コンビニに寄って、行動食とお昼ご飯におにぎりを買いました。
行動食を買うときに、甘い匂いとか食べ物の匂いは、熊を呼ぶから、買うな!
っと口を酸っぱく言われて、う~ん 利尻で飴をもらっておいしかったけど、
熊がきちゃうと困るから、ソイジョイを買って、水分もお茶を買いました。
駐車場には4時半くらいにはついた。
本当はわたしが寝坊しなければ、4時スタートの予定だったんだけれど、、、すみません。
トイレ行って、さてさて、、、
っと他の車の様子みるけど、だれも登ろうとしない。
天気が悪くて、霧雨がふっている状態だったのもあって、登らず帰る車もちらほら。
この熊生息地の山に一番に乗り込むのはマジでこわいっ。
様子見てる感じの方いたので、きいてみる。
「今日は天気も悪いし悩みますよね~、、、登りますか?」
めがねののっぽさん 「ね、、、、、ま、登山しなくても観光でもいいんだけど、、、、う~~ん 行く?」
「私たちは東京からなので、無理してでも登るつもりではいますぅ、、、、しかたないですよねぇ」
ということで、勇気をふりしぼって、本日の1便として、登山口にとりつきました。
羅臼は熊の生息地なので、腰には クマスプレー クマ鈴 いざとなったらナタで戦う というのが理想ですが、
私たちの装備は フォイッスル クマ鈴 のみ。 おいおぃ大丈夫かよ。。。。。
トレイルのカーブでは ピィーーーーーー! ピィーーーー! っとけたたましく笛をふく。
もう、これしか道具はないからね。。。
途中の笹エリアはマジでこわかった 風が吹くたびになんか変なにおいがするようで、、、、まさか熊のにおいかっ?
ピィーーーー! ピィーーーーー! ピィーーー! なんとかかんとか 羅臼平まで登ってきたけれど、
霧雨は強くなったり弱くなったりはするけれど、やむことはなかった。
とりあえず、羅臼平でちょっと休憩して、最後のラスボスの頂上の岩々場に向かっていくと、
わたしのことを軽快に抜かしていった方がたがもどってくる。
あ、、、Tさん! 利尻のホテルで同じ送迎車だったかたに会いました。
どうやら利尻以降の登山の予定は一緒のようでした。
「熊を見た人いるらしいから、気を付けて!」 え、、、、まじ、、、、、('Д')、、、
とりあえず、もう、泣くか鳴らすかしかないので、ピィーピィーピィーっと笛吹きながら、霧の山にむかいました。
途中で、駐車場でお話しためがねのっぽさんが、「熊みちゃったよ~~、でかかったよ~~、、大丈夫だった???」って。
わたしたちとのっぽさんの間に熊は現れてハイマツの上を飛ぶようにして移動したそうです。
うそ~~~~、、、、笛ふいてたけど、あれでよかったのかしら??
羅臼平で休憩をしたのがよかったのかしら??
とりあえず、 バッタリ遭遇とはならなかったので、ビビりながら登りました。
山頂についたけど、視界ゼロ 真っ白 風がゴーゴー言ってるしで、写真とってすぐさま下山開始。
わたしは今回、おニューのレインを買っていったのだけれど、まったく水をはじくことのない生地で、
新開発のすごい生地だと聞いてかったのだけど、ぜんぜんだめだめのレインウエアでした。
レインの内側は汗でびしょびしょ。外側は雨でびしょびしょ。 寒くて寒くてこれはやばい。。。汗冷えだ。
しかたないので、もってきた手ぬぐいを腹に巻きインナーをかぶせたりして、なんとか乾いた衣類にきがえて
下山開始しました。
しかし、笹エリアはこわい視界がないうえに、熊がいそう。。。。。
相方とはスピードが合わないので、少し離れたところで、ピーピー言ってるの聞いたら、
わたしもピーピーと返す。モールス信号じょうたいで、ヘロヘロと下山しました。
登山口におりたった時の安心感ったらなかった。はぁ~生きててよかった。
実際に熊みたら、もう足がすくんで動けなくなっていたかもしれません。。。
のっぽさんは遠くから熊の動画をとったらしく、まわりの登山者にみせていました。
のちの14日に羅臼岳で熊に遭遇した登山中の若者が亡くなったと知りました。
その場所はあと1時間もしないで、下山できるところでした。
本当にご冥福をお祈りします。怖かっただろうと思うと胸がくるしくなります。
羅臼から斜里町に戻りました。
今夜は車中泊です。
お風呂に行く前に、コインランドリーで洗濯をしました。
コインランドリーの乾燥機を1時間かけてその間にお風呂に入ろうといってみたら、
あと15分ででるなら、、、、と言われて え! 閉店までは30分あるのに、、、、、あと15分か、、、
とりあえず、それでもいいですと伝えて、猛スピードで頭も洗い体も洗い湯舟にはほんと1分くらいしか浸かれず、、
髪の毛を乾かすのに5分くらいかかるので風呂は10分ででましたが、ドライヤーは1個しかない。
前のおねえさんが永遠にドライヤーつかってて、もう、びしょびしょで寝る覚悟したけど、
ぎりぎりの2分でできるだけ乾かして、おおむね15分で風呂に入りました。
道の駅近くのごはんやさんに入って、わたしはホッケの定食とかを食べたりして、
てんやわんやで、車中泊しました。。
今回は利尻からは、全部車中泊のつもりだったのですが、うちの家族から「熊がでるから宿とれ」と言われ。
急にホテルをいろいろさがして予約したのですが、登山って、天気次第なので、ホテルをとっちゃうと
変更ができないのが困るので、とりあえず、この日だけはフレキシブルにするために車中泊です。
北海道といっても、暑い 車中泊は暑くて、ねぐるしかった。
とはいえ、朝早く起きてからの登山で疲れていたので、なんとなく寝て、次の日の山に備えました。
.......つづく。