との……今年18歳になりました。
もうおばあちゃん猫です。もちろん今も健在です。
でもだいぶ足腰が弱くなり、寝てばかりいます。
今日はそんなとののストーリー。
との……との……
姉さん……
久し振りね、元気だった？
お陰さまで……にゃむ姉さんのお陰ですよ。
いつも寄り添ってくれてありがとう。とののお陰でちっとも寂しくないのよ。
私は姉さんのそばが一番落ち着くんですもの。当たり前じゃないですか。
嬉しいわ。また会いに来るからね。
ええ、待っていますよ……。
との、あなたいつの間にか私の歳を越えてしまったわね……。
あなたが私を今も守ってくれるように、私もあなたを見守っているから……
１年後にまた会いましょう……。
にゃむが亡くなって６年……いまだにお骨を納めることが出来ず、今も実家に居ます。
とのはにゃむのお骨にいつも寄り添ってくれています。晩年にゃむの体調が優れなくなると、気がつけば寄り添うように見守り、心地よい距離を保ち支えてくれたとの。
怒りんぼでしたが寂しんぼでもあったにゃむは、そんな可愛い妹を空から見守っていてくれてるのだろう、そう思えてならないのです。
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とのが今でもにゃむを慕ってくれる気持ち、そして今生きる全ての生命のその思いが本物であるなら、一年に一度でも想い人に会えたら素敵だなと思って書きました。
そんな七夕の今夜は、久し振りに私も夜空を見上げてみようと思います……。
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それではまたお会いしましょうペコリ～
