事件は突然起こったのです。





朝ごはんをみんなで済ませ、物足りないすずはみんなの器を確認して回り、何にも残ってないことに落胆したかのように部屋を徘徊していて見つけてしまったのです。





鏡を……





鏡を見ても後ろに誰かいる!と覗くくらいでたいした反応をしていなかったのですが、この時は異常に反応





ご覧のありさまに。なんだ、この生き物は!





そしてその矛先は外野に向けられたのです。


すずはまるになんとなく隔たりを感じているのか、胡桃にロックオン。ひとりでびっくりして飛び上がったり体を低くして毛を全部逆立てたり、悪態をついては聞いたことないような唸り声をあげます。





そのあまりの変貌と傍若無人ぶりに胡桃のスイッチもON!





いつもは買わないケンカを胡桃が買ってしまったのです。部屋にこだまする大小のケモノの雄叫び……





なによ、くー!いつもは気弱にしてるくせにこんな時だけ応戦するなんて。相手は子供だよ?本気にするんじゃないの!





胡桃は唸りをやめません。唸りながら困惑気味に、少し悲しそうな胡桃の顔を瞬間見たような気がしました。





胡桃は怒ってるんじゃない。


悲しいんだ……





日がまだ浅いけど、すずが胡桃を慕っているのはなんとなく分かります。常に胡桃の後を追い、胡桃の元にいき、怒りながらも一緒に遊んで……


胡桃は楽しかった、そして愛しく感じ始めていた。なのになんで?


そんな心の声を聞いたような気がしたのです。





私はすずから胡桃を隔離する方法を取りました。しばらく引き離すことが最善の策と感じたからです。





胡桃の心の叫びを聞いた気がした私は、胡桃が不憫でなりません。





そして胡桃はまるの懐に顔を埋め、肩を落とすのでした。





どげんきゃせんといかん!!


ケモノたちの溝を埋めるために、私が出来ることはなんだ!?



なんと明日につづく!!






ご訪問ありがとうございました❤

にほんブログ村 猫ブログ 猫絵・猫漫画へ
にほんブログ村



にほんブログ村 家族ブログ 面白家族へ
にほんブログ村




人気ブログランキングへ


ツイッター🍀 @koharu19
↑見つけたらよろしくです❤



それではまたお会いしましょうペコリ~