私には20年も前に刻印された因縁のキズがあります。(いくらネタだからとは言え私の小汚い腕を載せたことを、ここにお詫び致します。)



肉眼で見るともっと目立ちます。見るからに怪しいキズですが、これは入浴介助中についたもの。要介助者はでした…。



約20年前、巨大なにゃむを拉致し……


※大型長毛種のミックス。




風呂場に監禁しました。



私が入浴してると切なく鳴いて入れろと言うくせに、自分の入浴は頑なに拒否するのです。←当たり前か……



なだめ透かしながらシャワーでまんべんなく被毛を濡らします。



シャンプーを泡立て体全体に馴染ませ一気に洗います。



この頃になると、もはや別猫。もっさもさの体型が情けないくらいペシャンコ。


どのニャンコもお風呂に入るとヨーダのようになりますが、にゃむは更にギャップが激しかったです。



その時、逃げたい一心でにゃむが私にしがみつき、登ろうとしました。後ろ足が私の腕に食い込みます。腕に爪が入った感覚に嫌な予感がよぎります。



にゃむはそのまま蹴り上げていきました。この時にゃむの体重は8.5㎏。風呂の湿度に私の皮膚も柔らかくなっていたことも原因ですが、切り裂かれる感触を感じました。



こんな時、人はしばし腕を見つめます。やっぱり切れてるという事実を受け入れるために。


表皮が引き裂かれ下の肉が見えてます。ですが腕を挙げて見ていたせいか、血がなかなか出ません。もしや実は表皮のほんのかすり傷なのだろうかと思いました。しかしその後心拍と同じリズムを傷が奏だしたのです。←恐竜なみの痛覚の伝わり方。つまり鈍い(笑)


どんどん痛みが強くなっていきます。



次の瞬間滲み出した血。あれよあれよという間に吹き出し溢れ出してきました。それは血に慣れた私でもビックリする勢いでした。受け入れるために見ていたクセに、実際見るとあわてふためくのも人です。


風呂で血の巡りが全体的に良くなっていたことも加味され、風呂場はサスペンスドラマの一場面のようだったのです。


相当嫌だったんでしょうなぁ。条件も揃っていたとは言え、これほどの傷は仕事や家事ならまだしも、猫という原因はなかなかお目にかかれないでしょう。しかしこれと同じくにゃむにもハートに傷が刻まれたんだと思います。


以来私は完全室内飼いをしてる以上、イレギュラーな事態にならない限りはお風呂する必要は無しとの結論に達しました。ですから胡桃はこれまでに2回(なんかクサかったのと悪さして汚れたため)まるに至っては一度も入ったことはありません。


実家のとのは拾った時黒山のノミだかりで下痢もしていたため数回、かえでも0回です。いずれもお風呂したのは子猫の頃のみです。


私には刻印があります。


この刻印は恐らく一生連れ添うでしょう。これでも私にとってはにゃむが教えてくれ、残してくれた大切な刻印なのです。



バナー新しくしました~♪
ひな祭りバージョンおひなさまさあさ、押して押して!!↓↓↓↓↓



にほんブログ村



にほんブログ村


本当にいつもありがとう~ラブラブ



それではまたお会いしましょうペコリ~