にゃろは〜♡
肉体労働者に戻った、ねこはちです( ̄∇ ̄)
いやはや今週は、肉体的にも精神的にも
ハードな1週間でした。
晩ごはんを作り終えたら気が抜けて、
食べながらお箸を握りしめてウトウト…(^◇^;)
この状況から、ブログやイラスト描きへ
どう気力を上げるかが目下の課題です。
。。。。。。。。
さて、気を取り直して。
出雲旅行記、第三弾 ♪
神話の世界へ、レッツらゴー!
稲佐の浜から車を走らせ、
次に向かったのは、須佐神社♡
ガイドブックや口コミで話題の
言わずと知れたパワースポット、らしいです。
なんでも、須佐之男命(スサノオノミコト)の
御終焉の地で「御魂鎮めの霊地」であり、
スサノオをお祀りしている神社は日本各地に
数あれど、この須佐神社が御本宮だそう。
。。。。。
そのスサノオこと速須佐之男命は、
古事記はもとより
出雲風土記にもよく登場する
出雲にとても縁が深い神様です。
一説には、本来は出雲神話の祖神であり、
その神を高天の原神話に組み込むために
古事記の神話に入った、とも。
そのせいなのかスサノオは、
イザナキから生まれた三兄弟の中でも
日神アマテラス、月神ツクヨミとは
毛色が違い、猛々しく乱暴者。
スサノオのあまりの非道に恐れをなし、
アマテラスが天の岩屋戸に隠れるお話しは
岩屋戸伝説として有名ですね。
悪行の末に神々から高天の原から追放された
スサノオは、出雲の国の肥の河(斐伊川)の
上流に降りたちました。
そこで、運命の女性、
櫛名田比売(クシナダヒメ)に出会います♡
。。。。。
川の上流を上っていくと
老夫婦が娘を間に嘆き悲しんでいました。
訳を聞くと、娘のクシナダヒメが
八俣大蛇(ヤマタノオロチ)の生け贄にされるのを
悲しんでいるところ。
ヤマタノオロチは、
真っ赤な目と八つの頭と八本の尾を持ち、
長さは八つの谷と峰を這い渡るほどの怪物。
スサノオは大蛇を退治する見返りに
娘との結婚を老夫婦に要求しました。
スサノオがアマテラスの弟だと知った
老夫婦はもちろん快諾(^^)。
両親の許しを得たスサノオは、
クシナダヒメを聖なる櫛に変身させ、
自らの角髪(ミズラ=髪)にさし
老夫婦には「濃くて強い酒を造り、
家に垣を作りめぐらせ、垣に八つの入口を設け、
入口に台に酒を入れた器を置いて
待機してください」と指示しました。
準備万端整えたところに
酒好きのヤマタノオロチがやってきて、
八つの器に八つの頭を突っ込み
酒をがぶ飲みした後、酔って寝てしまいました。
スサノオはすかさず
大蛇を長剣でズタズタに切り裂きました。
その血で肥の川は真っ赤になるほど。
大蛇の中ほどを切り裂いたときに
長剣の刃が欠けてしまい、「どうしたことか」
と剣先で裂いて中を見ると太刀が出てきました。
「これはただの太刀ではない」と察した
スサノオは、この太刀をアマテラスに献上。
その太刀こそ、三種の神器の一つ
「草薙の剣」です。
ヤマタノオロチを退治したスサノオは、
めでたくクシナダヒメと結婚し、
出雲の国の須賀(今の雲南市)に宮殿を建て、
詠んだ歌が「八雲立つ」です。
。。。。。。。。
と、まあ、八岐の大蛇の神話はこれまで。
なぜ長々とこのお話を書いたかというと、
須佐神社の御祭神は四柱
・須佐之男命
・稲田比売命(イナダヒメノミコト
= 櫛名田比売・クシナダヒメ)
そして老夫婦の
・足摩槌命(アシナズチノミコト)
・手摩槌命(テナズチノミコト)
まさに、須佐神社のためのお話しだから。
。。。。。。。。
鳥居をくぐり境内に入ると、
空気の重さが変わったように感じます。
厳かな大社造りの本殿を参拝し、
右側の社務所で御朱印を頂きます。
社務所に繋がる開け放たれた部屋には、
紅い龍に囲まれた鏡がありました。
自分を映す鏡を見て、何故か
全てを肯定されたような気持ちになり
静かに満たされました。
奥に周り緑の深い空気の中を
西側へ周ると、聳え立つ大杉。
「大杉さん」と親しまれ、
樹齢千三百年を算えるといわれるこの大樹は、
境内の西側を流れる須鵝川を見下ろし、
その地の力を蓄えて、
また周りに吐き出してくれているようです。
苔むす根っこに手を当てさせて貰い、
暫く佇んでから川を見下ろすと、
サァーっと、一陣の風が吹きました。
黄色く色づいた葉が舞い、
西に傾き始めた日射しに照らされる。
この場所は、確かに何かがあるようです。
須佐神社を推薦してくれたまりっぺさん、
そして素敵なガイドブック
「あたらしい出雲旅行」を作ってくれた
広沢真貴子さんと青木和幸さんに
心から感謝します。
ありがとうございます。
テイクケア & アロハ♡