撮影日:2024年7月26日
場所:横尾山
イケマ
キョウチクトウ科ガガイモ属のつる性多年草です。
草丈:2〜5mほどになります。他の植物に数本が束生した状態で巻き付いて生長して茂ります。
葉:長い葉柄あり。全縁。対生。長さ5〜15cm、幅4〜10cmほどの心形で先端は尾状に尖ります。葉脈は顕著です。
花:葉腋から葉柄より長い花柄(10cm前後)を伸ばして散形花序を付けます。小花柄は1cmほど。ツボミは玉状。開花すると5裂して星型になり反り返ります。
花期:7〜8月
分布:日本にはほぼ全国区です。他、南千島、中国など。山地の谷川のわきや薮などの湿り気のある山麓によく自生します。
キョウチクトウ科の仲間なので、こちらも有毒で、嘔吐や痙攣を起こす場合がありますが、アサギマダラの幼虫はあえてイケマから摂取した毒を蓄積して外敵から身を守ります。また、若葉などは食用にもされ、茹でて水に晒したあと、おひたし天ぷらやなどにて食されます。
なお、コイケマも良く似ていますが、花冠は殆ど開かないようです。