息子が2歳になった頃
旦那は仕事で休みが取れないので
1週間ほど息子と二人で帰省していました。



息子が幼稚園に入るまでは
だいたい、春、夏休み頃、年末の3回くらい
帰省していたと思います。


私の実家は、駅前のマンションなので
ドアを開ければ駅が見えます。


電車が入ってくるところも
駅のアナウンスも
電車待ちする人も
よく見えるし、よく聞こえます。


乗り物大好きな息子は
目の前に駅があって
1日中電車が出入りするのが嬉しくて
マンションの重い扉を開けて
マンションの廊下に出てしまうようになりました…滝汗



そのたびに、ついていって
しばらく付き合って
「もうそろそろ中に入るよ〜」
と声を掛け
連れ戻すのは私。


それを見ていた実母は


「そんなに好きなら
 廊下に鎖でつないでおいたら?ニヤニヤ


と。


私は


「え?ポーン


としか返せず


実母の言動にただただ驚きました。



その時は何も言い返せず
後から怒りと悲しみが押し寄せてきました。


自分の娘が産んだ子どもなのに
愛されない辛さ。


自分の生活リズムを崩す私や息子は
ただ邪魔な存在でしかないのか、と。


それでも、その時の私は
自分がほとんど祖父母と関われなかったので
自分の子どもたちにはちゃんと祖父母と会える環境を作ってあげたかったし、
孫はかわいい神話を信じていたので
帰省をやめるという選択肢はありませんでした。


子どもを持ったことで
いつか実母ともわかりあえる日かくるんじゃないかという幻想さえ抱いていました。


息子が中学生になった今現在…


それがいかにはかない夢だったかを知ることになりました。