体力維持が難しい。殊にこの年になっては。
仕事して、待った無しの家事をこなして畑に出るとなれば尚。
肉食に対して信ずるところは薄いのだけれど、
病で食が進まなかったあの頃、少しのローストビーフで命が繋がるのを
この身を以って感じたのもまた確かで
それに、何と云っても家の者が喜ぶのです。
骨付きリブを「ゴトン!」と切り分ける音だけでも
力が漲る予感を持たせるらしく、成る程 単純であるねw
熱したフライパンに陽炎が立ち、
鉄に触れた先から全ての水気がジュッ!と弾ける。
昭和の洋食屋さんを思わせる ケチャップが勢い良く香り
分厚い肉の中芯までが筋繊維を際立たせるのを待つこと数分…
ポークチャップ。デカい皿にデカい肉塊。命に有り難う。
ゆっくりと時を忘れたように湯に浸るのは、
夏フェスに遊ぶ明日は風呂にあり付けない未練もあり、
今日の疲労を残さない策でもある。
ワクワクしている。
毎年この祭りのために一年働くような暮らしだもの。
準備も慣れたものでして、
何もしてなかったが、夕方からの数時間で整えてしまった。
毎年待ち望む楽しみなのに、何時からだろうね?
支度に右往左往し、アーティストのチェックをし、行程を決め……
もうそんなことはしていない。
何をどうするかは もう知っているんだもの。
楽しみをゆっくりと、知らぬ間に蝕んで行く慣れ。
良く云えば 熟成 とも云えるかも知れないけど
もっとワクワクドキドキしていたかったんだようー!(叫
湯上りのチョコミントアイスは、色も涼しく美味でしたが、
昨年の物足りなさから リキュールの小瓶を丸ごと一本使ってしまった。
どんな刺激にも慣れてしまうんだ。慣れが生む物は、熟成と退屈だ。
然し乍ら、退屈から逃れるために何かアクションを起こすかも知れず
それは失敗を孕んでいるかも知れず……
『リキュール入れ過ぎで固まらないアイスクリーム』←コレは結果である。
が、結果であり、また 経過に過ぎない。