にゃごみです。

毎年7月15日は、博多祇園山笠の追い山の日。

ここ2年間はコロナの影響で追い山は行われず、飾り山の展示のみ。

今年は博多の街に舁き山が戻ってきました。追い山ならしも、集団山見せも、追い山も行われました。

実は疫病退散が起源の博多祇園山笠。このままコロナも退散、となってほしいものです。

「山笠があるけん博多ったい!」

博多祇園山笠は、博多三大祭りの一つに数えられています(残り二つはどんたくと箱崎宮放生会)。

7月に入ると、博多の街は山笠一色になります。

街のあちこちに飾り山が建てられ、法被姿の男衆の姿が見られます。

山笠期間中は、山男たちにキュウリはご法度。どうしてかは諸説ありますが、1番根強い説はキュウリの切り口が櫛田神社の御神紋に似ているから。

祭りのフィナーレとなる追い山は15日の朝4時59分スタート。こんな朝早い時間にも関わらず、櫛田神社の桟敷席のチケットはあっという間に完売しますし、西鉄電車西鉄バスは臨時便を走らせます。

テレビも、ほとんどの局が追い山の生中継をします。

博多では「山笠が終わったら梅雨が明ける」「山笠が終わらないと夏が来ない」と昔から言われます。

「山笠があるけん博多ったい!」この言葉がすべてを物語っています(笑)

ちなみに追い山が終わったら、飾り山も舁き山も即、解体作業に入るそうです。

私は追い山ならしと集団山見せは生で見たことがありますが、追い山はまだです。いつか見たいなぁ。

起源は鎌倉時代。疫病退散を祈願。

博多祇園山笠の起源は、鎌倉時代に疫病退散を願った聖一国師承天寺の開祖&住職)が町民に担がれた施餓鬼棚に乗って町中に水を撒いて清め、疫病退散を祈祷したことだと言われています。

当時は神仏混淆の時代でしたから、厄災除去の祇園信仰と結びついて櫛田神社の神事となったそうです。

疫病退散祈願が起源の山笠。コロナも吹き飛ばしてくれる、そう思いたいです。