にゃごみです。
カッターといえば「オルファ」ですよね。
その社名の由来が「折る刃」であることで有名な会社ですが、そのオルファのカッターは洋裁でも大活躍しています。
私が愛用しているのは「ロータリーカッター」と「アートナイフプロ」です。
どちらも洋裁用のカッターではないのですが、非常に使い勝手が良いんです。
今回はこの2つが洋裁にどう役に立つのかを紹介します。
ロータリーカッター
円盤状になった刃を回転させてカットするカッターです。
ハサミと違い、カットするときに生地が浮かないので裁断時のズレが起こりにくいです。
特に滑りやすい生地(裏地とか)の裁断はロータリーカッターに軍配があがります。
刃のサイズはいくつかありますが、洋裁でよく使うのは48mmと28mmです。
長い直線は48mmでスパッと、カーブや細かい部分は小回りのきく28mmで、と使い分けます。
セーフティーの方は、グリップを握った時だけ刃が出てくる安全仕様になっています。おまけに刃の下の赤いボタンを押さないとグリップのロックが解除されません。
このロータリーカッターはグリップを握って刃を出す分、カットするときに力を入れやすいです。厚地を切るときには重宝します。
28mmの方にはセーフティー機能はついていません。刃の下の黒いツマミを下げると刃が出ます。
私が使っているのは旧型で、現行のものは持ち手がもう少し丸っこくなってます。新型の方が力が入れやすそうです。
アートナイフプロ
これは本来切り絵やモデリングなどの細工作業用のナイフです。刃が付け替え式になっていて、3種類の刃があります。
この刃がかなり便利で、洋裁の細かい作業に大活躍してます。
左の曲線刃は角の切り込みを入れるときに、
真ん中の平刃は合印入れに、
右の直線刃は縫い目を解くときに使ってます。
余談ですが、洋服お直しの現場では文具のカッターや産毛用のカミソリを使って糸を解く人が多いです。新人さんはカッターで糸を解く練習をさせられます。
カッターの刃を糸の上に押し当てるとあっという間に解けます。最初は怖いですが、慣れたらカッターが楽です。
リッパーだと下から押し上げるときに変なところまで切っちゃうんですよ…(苦笑)
角の切り込みはハサミでも入れられますが、ハサミだと縫い目ギリギリを攻めるのが難しいんです。
縫い目ギリギリまで切り込みを入れないと、ひっくり返したときに記事がツレます。
アートナイフの曲線刃だと押して切ることができるので、刃先を縫い目ギリギリのところにあてて力を込めれば綺麗な切れ込みを入れることができるんです。
合印(ノッチ)は、プロは生地端に切り込みを入れてます。ハサミで入れてもいいんですが、平刃で上からスパッと切っちゃう方が早いし楽です。
ハサミだと切るときに生地が持ち上がるので印がズレることもありますしね。
刃の消耗は早い
使う頻度によりますが、ロータリーカッターもアートナイフも刃の切れ味が落ちるのが早いです。
一着分裁断したらもう切れなくなってる…なんてこともあります。
しかし切れない刃を使い続けると裁断もしにくいし、余計な力が入りますのでけがにもつながります。切れないと思ったらさっさと刃を変えた方がいいですよ。
ロータリーカッターもアートナイフもホームセンターで買えます
このロータリーカッターとアートナイフプロは、近所のホームセンターで買いました。
オルファ製だから替え刃もきちんと用意されてます。
替え刃もホームセンターで買えます。替え刃が手に入りやすいというのはカッター選びでは重要ですよ!
あ、もちろんネットでも買えます(笑)
ロータリーカッターとアートナイフ、よかったら皆様のソーイングにも取り入れてみてくださいね。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました(=^x^=)