にゃごみです。

遺言書作り2回目の今回は「財産目録の作成」です。

自分が持っている銀行口座やカード、保険などを一枚の紙に書き出します。

誰にどれだけ相続させるかを考えるとき、財産目録があると考えやすいですよ。

この記事は自筆証書遺言を法務局に預けることを前提として書いています。公正証書の場合は異なりますのであらかじめご了承ください。

事前準備

行政書士試験合格後に読んでいた開業準備の本。その本にはしっかり遺言・相続業務の進め方も書いてありました。

本によると事前に準備しておいた方がいいものは、

  • 本籍と戸籍の筆頭者が記載されている住民票
  • 自分の出生から現在までの戸籍謄本
  • 財産目録の作成

の3つ。

本籍と戸籍の筆頭者が記載されている住民票は、法務局に遺言書を預ける際に法務局に提出するので必須です。

出生から現在までの戸籍謄本は必須ではありませんが、法定相続人の確認に使えるので取っておくと便利です。

財産目録は、自分の財産(銀行口座・不動産など)の所在と金額などをまとめた表のことです。これも必須ではありませんが、作っておくと「誰に何を渡そうか」が考えやすくなります。

ということで、財産目録を作りました。

財産目録は残された家族の助けになる

財産目録が残ってると、家族がどこにどれだけ財産が残っているかがわかるので、後の相続手続きが楽になるというメリットもあります。

遺産分割協議の際に財産目録を作る必要があるのですが、遺言書に財産目録がつけてあったらどこに何があるかが一目瞭然です。

同居している家族でも、どこにどれだけ財産があるか把握している人は意外と少ないものです。というか、教えていない人がほとんとではないですかね?私も家族にはメインバンクの銀行名しか教えてません(笑)

財産目録の作り方

私はこうやって財産目録を作りました。このやり方で作った財産目録でも、きちんと法務局に預かってもらえましたのでご安心ください!

①持っている銀行口座や権利書、契約書をかき集める

まず自分が持ってる通帳や権利書、保険の契約書などをかき集めました。

私は地銀2行とゆうちょ銀行、ネット銀行2行、ネット証券1行の口座番号と生命保険の証券、愛車の車検証をかき集めました。

私は不動産なんて持ってないので省略しましたが、不動産をお持ちの方は法務局に行って登記簿謄本をもらってきましょう。

②財産の種類ごとにまとめて一覧表にする

①で集めたものを財産の種類ごとにまとめて表にしていきます。

Excelで打ち込んでOKです。(ここで作った表はそのまま財産目録として使えます。)

法律で定められた様式はないので、作りやすいように作って大丈夫です。ただし、法務局が指定する形式(A4サイズ、上下左右の余白の取り方)は守ります。

法務局に預ける場合、余白は最低でも

  • 左 20mm
  • 右 5mm
  • 上 5mm
  • 下 10mm

必要です。

 

表を作るのがめんどくさい場合は、

・通帳の見開き(銀行名と支店、口座番号、名義が載っているページ)のコピー

・登記簿謄本のコピー

・証券のコピー

などをファイルにまとめておいてもいいと思います。

法務局でも通帳や登記簿謄本のコピーは受け付けてくれます。この際も余白の指定は守る必要があります。

長年使っていない口座やカードは解約するのもアリ

財産目録を作る時に、今は使ってない銀行口座が出てきたら思いきって解約するのも手だと思います。

銀行の相続手続きって結構複雑でめんどくさいようです。亡くなった方&相続人全員の戸籍謄本を揃えて、銀行所定の書類に記入し、何度か銀行に通わないといけません。

残された家族の負担軽減&事故防止のためにも解約することをオススメします。

まとめ

財産目録を作ったことで、現時点での自分の財産額を把握し直すことができました。

銀行の使い分けについても考えるきっかけになりました。

次はこの財産目録をもとに、「誰に何をどれだけ渡すか」を考えて遺言書を書いていきます。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

何か御参考になりましたら幸いです(=^ェ^=)