あなたはまだ、BluetoothのワイヤレスMIDIで満足してますか?!

テレビのCMみたい?
最近すごい面白いもの買ったので紹介します。



PANDA AUDIOと言うメーカーの
MIDI BEAM 
(レーザービームみたいでしょ)
パンダがヘッドホン付けてるロゴが可愛い💕
何故にハンガリーなのにパンダマークなのかは意味不明。



超軽量でコンパクトな送信機と受信機がセットです。受信機は5ボルトミニUSBにて給電可能。送信機は乾電池でかなり長時間駆動可能。
レイテンシーは、ほぼ0。
無いに等しいんですぜ!
距離は100メートル位可能なそうです。
コレで安心して有楽町の大ホールでも演奏可能(そんな機会ないけど....)
当然ながら、ウィンドシンセ用に購入しましたので、ちゃんとブレスにも反応します。
2.4GHz仕様
送信機と受信機を同期させます。
それぞれのpairingボタンを同時押しでOK
送信機の重量48g 単4電池2個で駆動
サイズ65x48x15 
受信機の重量59g USB(5v)駆動
サイズ80x52x30


取説は全て英語だったような....
↑google翻訳変換後





最近は何でもかんでも、ワイヤレスと言えばBluetoothになっちゃいます。
かく言う私も、iPhone用にイヤーパッドを愛用しております。
しかしです、楽器演奏に使うという事は、動作安定性と反応速度という点では、まだまだ、Bluetoothで...というのは厳しいのかな。


1〜2年位前に、QUICCO SOUND MI.1
というBluetooth midiを購入。
(変な名前だなー、キッコー?醤油メーカーか?)
当時のバージョンは確か最新だったと思います。
アップデートして、だいぶ改善したとの噂がネット上にあったので、購入したわけです。
ですが、実際に使ってみたところ、とてもじゃないけど、反応が鈍すぎて遅すぎて、とてもじゃないけど演奏に使うことが厳しいなと思ったので、すぐに返品しました。
我ながら情けない事に、釣りってやつに引っかかったかなー
PC(win7)やIOSの両方で使ってみたところ、やはり、iOSが最も安定していました。しかし、Bluetoothが反応したりしなかったり、同期させるまでがひと手間もふた手間もかかるので、これはちょっとめんどくさいなと思っていました。だいたいそもそも、このBluetoothを使うと言う状況。ソフトウェアの音源を使うことが前提になっています。
接続方法を変えれば、ハード機器の音源などにも接続は可能みたいだけど....
ソフトウェアの環境次第かもしれませんが、例えば、コントローラー→midi送信→IOSなど→midi受信→古い音源モジュール。
みたいな接続方法でしょうね。
ハード機器に接続して運用できなければ、全く意味がないなぁ

うーん.....メンドイーーー
これじゃiOSが単に中継機になるだけで....
なんて無駄なんザマしょ!

普通に電波がいいよーーーママァァァーー

(アレ?!Bluetoothって電波?なんだろーー?)



お次は、昨年の10月に、ヤフオクで購入した
赤外線のワイヤレスMIDI
audio-technicaのAT-MCS5。
MCD5t(送信機)とMCS5r(受信機)のセットです。12vのアダプターのソケットは一般的な形ではないので、2.1-55の標準タイプに交換しました。
こんなのあったんです!こんな誰も知らないでしょ?!
当然、赤外線なので、光を遮る遮蔽物があったりすると、完全に情報が伝わりませんので、動作ができなくなります。でも、実際に部屋の中などで使ってみた感じは、壁や、窓ガラスなどに間接的に反射するおかげなのか、めったなことで、midi信号が断絶する事は少なかったです。それにしても、受信機のほうは、12vのACアダプター→まぁこれは許せるとして。
送信機のほうも同じく12vのACアダプター→何のためのワイヤレスなのか?!
おそらく、長いmidi配線を少なくするための機材だったのでしょう。その代わりに、どでかいACアダプターを2つと箱が2つに増えちゃた訳で....
コレ、誰得???
↑送信機からは赤外線LEDが照射

↑ewi3020と比べるとデカすぎる


おかげで、需要はほとんどなく、現在も、その知名度は相当低いです。誰も知らんよねー?!こんなん!
私は、以前に、ハードオフで見かけましたが、購入はしませんでした。しばらくしてから見に行ったら、もう既に売り切れてました。なので、ずっと気になっていたわけです。
うーん、デカいだろ.....コリャ
中は結構スカスカ




まぁでも、いい時代です。
メーカーも、売れるか売れないのか分からなくても
「こんな感じのもの、作っちゃっていいですか?」
「おおーやっちゃえやっちゃえ、チャレンジ精神、大いに結構ーー!」
みたいなおおらかな考え方だったのでしょうね。すげーぞ、オーディオテクニカ!!




PANDA AUDIO MIDIBEAMの話に戻します。

EWI関係のwikiなどでも、この2.4GHzのワイヤレスシステムに関しての、実験、作り方、など情報は溢れておりましたが、さすがに作るとなると、私1人では難儀しました。知り合いのEWI師匠Y君が製作可能だとのことで、途中まで話が進んでいたのですが、まぁ、彼もそれなりに忙しい身だとは思いますので、時は流れてしまいました。

気になっていた
CME社のワイヤレスMIDI
WIDI   X8なる製品もすっかり日本では中古ですらも、拝見することがなくなってしまい、とても残念でした。これ、中古でもすごい高価格で取引されてます。
そんな時、Facebookなどで、ウィンドシンセサイザーなどをワイヤレス化している方の情報を知ることができ、自分でも探してみました。
どうやら、海外ではこの2.4GHzのmidi beam
を使っている方がかなり多そう。widiにソックリ。
メーカーはハンガリー。
日本国内には代理店は無いので、技適認証はとっていないはず。まーあんまり公に使わなければ大丈夫か....

購入先はココ↓

MUSIC STORE professional GmbH 
多分ドイツとかのネット店舗
送料込みで188ユーロ
(内訳.日本への送料は約50ユーロ)
現在1ユーロ→約120円なので
22.500円位か。
到着まで約2週間。その間、追跡も可能でした。

新品でこれなら、お買い得!
わざわざ自作しなくてもね。

↑超小さい!
電池とmidiソケットのほうが重いくらい!

↑ご丁寧にMIDI inまでついてます。拡張性が上がります。



コレ、何も、midi音源モジュールだけに限定、と言う話でもないのです。

間接的にですが、CV制御だって可能です。

今私が使っている運用、接続方法はこんな感じ。

WX7 (or WX5)→BT7(or ewi4000) →minibeam tx →[wireless] →midi beam rx →mcv4 →sirinなどのアナログシンセ音源モジュール
こうかくと、ちょっと複雑に見えますが、単純です。コントローラー→mcv4の間だけワイヤレスにしただけです。mcv4は勝手にそこから、midiとcv出力してくれるので、いつも通りのcv制御ができる状態です。
CV制御ができるのにワイヤレスなんて、なんだか夢のよう。
肝心の伝送距離は一戸建ての自宅環境の場合。
防音室のある同じ部屋にいる場合は問題なし。
隣の部屋でもほぼ問題なし。
更に隣のダイニングリビングまで行くと、さすがに少し遅延が出てしまいました。
距離というより防音室も含めて3つある壁が障害になっている気がします。



今回は、特にこれといって、改造するような記事でもなかったので、物足りなかったでしょうか。日本国内では、あまり知られていないのかな?と思ったので、こんな製品があるよと言うことでご紹介しました。
それにしても、いつも思うのですが、この手のワイヤレスmidiって、ウインドシンセが1番需要がある気がする。だって他にどんな楽器で使うの?
鍵盤奏者がたまーに飛び道具的にショルダーキーボードで使うくらいでしょ?ewiとかやってて、新品が有るんだから入手しなきゃ損というモノ。


それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんも、よければこんなワイヤレスmidiを使って、ステージ上を走り回って演奏。してみちゃったりしてください。




.......。
まぁ、実際、こんなもの使うほど大規模な演奏の機会もないから、普通にケーブルで使うか......