今年、初となる更新です。
あけましておめでとうございます(遅いな)
amebloのブログ本文に音声入力する機能が使えなくなってしまったため、すっかり更新するのが億劫になってしまっておりました。
ですが、最近嬉しい出来事が続いたので、これは更新して記事にしておかなきゃなと思った次第です。
まず1つ目は、ウィンドシンセ界の夢人、あ、違った、有名人
よしめめ氏と生まれて初めて交流を持てたことです。
そして2つ目、
EWIのオクターブローラーの生みの親、
Nyle Steinerの甥、
Mark Steinerと交流を持てたことです。
早速本題に進みたいと思います。
最近、FM音源などを使って、LYRICONの再現を試みることに限界を感じてしまいました。まぁそもそも、無理があるのですが...。
なので、以前から興味があったCV制御でアナログシンセサイザーを運用したいと思った次第です。本当は、リリコンやそれを模倣したD &Kなる名器達が1番ベストなのでしょうが、入手は絶望的ですから.....。
今持っている機材を活かして、リリコンに少しでも近づきたいと思ったわけです。
何でかって?!
もうね、FM音源だと、なんとなく表面上の音は似てなくもないのですが、ざらついているというか、カクカクしているのはとても不自然な感じがしたわけです。
妻からも「似てるけど、なんか違うよ」なんて言われちゃう始末。
やっぱりそうだよなぁと
Ewi4000ならそうでもないのですが、wx系だと解像度が高くないせいなのか、その粗さは顕著に感じました。特にリップを使ったピッチの変化の際は、その不自然さが顕著に出ます。カクカクしちゃって滑らかじゃないんですね。いや、これ、絶対、誰でもすぐわかります。普段はエフェクトをかけてうまくごまかしているのですが、もうだんだん嫌になって来ちゃいました。
つまる話、ピッチベンドが自然に可能なwx系にて運用するのが、手っ取り早いかと。
Ewi3020mも同じく最高のウィンドシンセサイザー専用のアナログ音源です。 しかしこいつの場合、cv制御可能なのは専用のコントローラewi3020などに限定されてしまいます。当然、LPBは無いです。(まぁそのうち作り込んでやろうと思ってますが)
Ewi3020m.......
Wx7やwx5をmidi接続して使っているとき。
midiを通した後、ewi3020m内部でcv変換でもしてくれてんじゃないか?!
などと甘い期待と妄想をして使っておりましたが、やはり違うようです....
だってエフェクターも通さないでナマ音だと荒くカクカクしてますもん
Ewi4000だとmidiの解像度が高いようなのであまり気にはなりませんが、wx5だと、もうね、ピッチベンドがカクカクしちゃって...なんじゃこりゃな感じ....。
CV制御.....
コントロール ボルテージ
文字通り、電圧で制御するって事
なんだかとても専門知識が必要で、運用がめんどくさそうなイメージだったので、今まで敬遠しておりました。
でもね、気がつくと、スクエアの音源を聴いている時、気持ちいいな、心の琴線に触れるな、と感じるのは、昔のリリコン時代のサウンドになるんです。しかも私にとって、スクエアの昔のサウンドは、全然懐かしくもなんともありません。だって最近ですもの、聞き始めたの..。 なので、決して懐古主義からくる思い込みなどではありません。単純に理屈抜きで素晴らしい音だと感じます。
と言うわけで、いきなりですが
購入しましたザマス。ジャーン!!
Moog のsirin(サイリン)
Doepferのmcv4
この鳥のマークとデザインの色合いがPOPでかわいいでしょ。
数多い中でこれを選んだ理由は
可愛いからーー❤️
というわけではありません。
Sirinの読みはシリン?! 英語圏の人の発音だとサイリンって聴こえます。
Sirinはギリシャ神話に出てくる鳥と人間の女性の合いの子のようなキャラクターがモチーフになっているようです。
2VCOなので音色作りの幅も広がりそうです。
個人的に最大の機能は、音色のプリセットを保存、選択したりすることができます。なんだかんだ言って、この機能があると便利です。いや、つまり、普通のアナログシンセサイザーだとそんな普通は標準で付いている機能はないんです。音色を変更したかったら、その都度、自分でダイヤルノブを回して作りこまなきゃいけないんです。
「面倒くさがってんじゃねーよ」
ってチコちゃんに怒られそう.....。
また、細かな設定が専用のpcエディターにて編集ができます。
実は以前にもローランドのse-02と言うアナログシンセ音源を持っていたのですが、その当時はcv制御する度胸もなく、知識もなかったので、あの方に売却してしまいました。今考えると、少し後悔、また買いなおしたいくらい。
Mcv4はmidiをcvやgateといったアナログ信号(電圧)に変換してくれるコンバーターです。このコンバータすごいです!
割と、お値段も安く、コンパクトで、ウインドシンセで使う分には、充分すぎるほど、最低限の機能もあります。
Cv1がpitch
(初期設定は、v/oct 1v上がるごとに、1オクターブ音が変化します)
Cv2はアフタータッチ
Cv3はvolume
Cv4は任意のccを選択、アサインが可能です。(これ、なにげに凄い機能)
試してみたら、cv4にcc2(breath)も認識させることもできました。
Gateはいつ、音を出したか?!いつ止めたか?!という時間的な信号です。
実はこの音源モジュールを選んだのには理由があります。
FBのウィンドシンセなどのグループにて
Mark Steiner が使っていると言う情報をつかんだわけです。
彼はEWIの始祖、スタイナーホーンの開発者、Nyle Steiner の甥になります。演奏もすごく上手で、機材に対する知識も豊富な方です。一応、ご本人とも、たくさん、やりとりさせていただきました。
お友達になって、Messengerを使ってたくさんのことを教えてくださいました。
こんな時、Facebookって、ほんと便利ですね!
そんなわけで早速接続です!!
Ewi4000、wx5、wx7と選択肢があります。
一応すべて動作確認してみました。
まずはmidiのみで使ってみましたが、思った通り、ブレスの反応が、とても不自然で使いにくかったです(わかってるならやるなよww)
今度はmcv4を介してsirinへ
cv1 (pitch) →pitch
cv2 →無接続
cv3(volume) →volume
cv4(cc2にアサイン) →filter
Gate →gate
Ewi4000を使用とmcv4の割り当て
mcv4のlearnボタンを押し続け、点滅。ewiなどからcc2のみを出力させる(この設定時のみ)
[b5設定でcc2だけon状態。息をブって入れるとok]
こうするとmcv4のcv4にアサインされる(らしい)
生まれて初めての
cv制御で出る音
コレか?!
おおおおーーー!
いきなり、良い音が出ませんが、根気よく、調整していくと、なめらかな音が出ました。
やっぱりね。
このドライバー(コントローラー) →音源への通過ポイントが大変重要な場所なんですね。
どんなに良いアナログシンセの音源であっても、それをどうやって何をもってコントロールするか、ということが重要なんでしょう。
懸念していた、pitch cvでの音階も特に不自然さはなかったです。さすが、最新のmoog
!
電圧制御って最高!!
電圧制御って不思議ね
電圧だけで楽器として音が出せるんですよ。
大昔は、これが普通だったらしいですけど、逆に今ではすごく不思議!すごい技術です。
しかし、sirinの最大入力電圧は、5v。
なので、音階(pitch)は5オクターブしか使えません。しかも、ewiの2、3オクターブ辺りから5オクターブが使えるような状態。
これに関しての設定は、mcv4のキーの割り当てモードにて変更が可能なようです。
ブレスの反応もまだいまいち。フィルターの部分。フィルターは通常、何も記載がなければlow pass フィルターになります。左に回していくと、音がこもった柔らかい感じになり、小さな音の出だしなども、うまく隠せます。(まぁ限界はあります)
フィルターうんぬんではなく、ぱっと明るいサウンドの時でも、無音⇄出始め。ここをスムーズにしなければです。
Facebookのウィンドシンセ等のグループに、このsirinの記事をアップしたところ、海外の詳しそうな人たちから、アドバイスをいただきました。英語をGoogle翻訳して、さらに妻に解釈してもらい、専門用語と絡めて行く作業ですが。これ、結構やっていてそれなりに楽しいです。
次回に続く。