昨年夏にメルカリアッテで初めて知らない人から直に格安で売ってもらった初代のDX7。文字化けしているとのことで、バッテリー等交換すればもしかしたら治るかも、などと甘い期待でネットでいろいろ調べながら試行錯誤していましたが、しばらくして断念。その後しばらく放ぱなしでした。

インターナルの1から8までの音色が文字化け、および音自体がめちゃくちゃなんですね。CR 2032 を交換してもあっという間にバッテリーの残量がなくなるだけで初期化されませんでした。

ですが


今年に入って、ひょんなきっかけでYouTubeで海外のある動画を発見。TEST MODEなるものがあるようですね。

と言うわけで私も試してみました。
通電時にFUNCTION +16 +32を押す

このようなテストモード表示になります。
YESを順番に押して行きます。次々と各種テストモード項目が現れます。最初の項目はとりあえず、割愛します。





↑そもそも、文字化けしていますので当然こんな表示になっている、ということでしょうねきっと。


ここで例の動画でも行っていたRAMに関しての項目が現れます。数字の1を押します。

ICの20番がエラーが出ていますね。おおっ!ここですな。ちゃんと故障の原因が表示されると安心します。
上部の数カ所のネジを外すと簡単にこのようにパカッとご開帳できます。

ちょっと逆さまになってますが、手前のIC20が問題のチップですね。
三菱製M5M5118p-15Lというチップらしいです。
実はこのブログを載せる前に色々と探したのですが、秋葉原には売っていませんでした。古い機材と言うこともあり秋月、千石、若松、マルツ、ラジオデパート関係も全滅でした。
お歳を召されたかなり店員さんは例のRAMを知っていたのはさすがです。あっ、そうそう、地元という事もあり、行きつけの横浜、石川町にある通称エジソンプラザ内にあるシンコー電機のワタナベさんは知っていました。さすが、年の功!!


で、どうしたのかと言うと、FM 音源でちょっと有名な方にメッセージを出し、一応、ちょっと確認した後、あっさりEBAYにて見つけました。

(ヤマハ系のシンセやシーケンサーのいくつかの不具合の1つに、こういったRAMの故障の前例が割とある、との情報をえました。いやはや助かります。)

到着するまでに、2週間ほどかかりました。
Alli expressが以前から利用していたのですが、ebayはちょっと敷居が高い感じがして、今まで躊躇していましたが、利用することにしました。設定するまでが結構大変でした。英語は得意ではないので。pay pal。今後の為にもクレジット登録しておいてよかったです。


果たしてほんとに無事に、ちゃんとした商品が届くのかどうか、半信半疑の日々を過ごしました。






新しいチップです。
一応、予備も考えて、計2個購入しました。






こんな感じですね。ピンををしっかりとソケット端子に合うようにまっすぐに直角に揃えます。


さてさて、どうなるやら。
ドキドキします。