
ユメのケイレンを初めて目の当たりにしたのは
ユメを家族に迎えて18日め、
4年前の新潟県中越地震の直後でした。
アタシの住む埼玉も
かなりの大きな揺れを感じました。
地震の苦手なアタシは
とっさに元々いたニャンコを抱き抱え、
あまりの恐怖に身動き取れず
ガタガタ奮えていました。
しばらくして
揺れも自分自身も落ち着いた頃です。
突然、ユメが倒れて苦しそうにもがきはじめたのです。
まだ1㌔にも満たない小さな体からは想像もつかないくらいの勢いに
とにかくビックリしました。
何度も名前を呼び、
抱き抱えたのですが
もがく力は弱まりません。
その時間は10分にも30分にも感じられました。
それが初めてのケイレンでした。
ケイレンが収まると
力無くグッタリした小さな体は
熱く、息遣いも弱々しく
そのまま息をしなくなるのでは?
と思う状態でした。
『落ち着かなきゃ!!』
パニックになりつつも自分に何度も言い聞かせます。
タオルで包んだユメの体は
また小刻みに奮えだしました。
次のケイレンです。
泣きながらしっかりと抱き抱えました。
座ってる状態にもかかわらず
後ろによろけるくらいの力でもがき出します。
2度めのケイレンは1分弱で収まりましたが
病気や疾患に知識のないアタシにも
それが尋常ではないコトくらいわかりました。
『病院行かなきゃ!!』
しかし、ケイレンが落ち着いた頃は19時を過ぎ、時間も時間なので
どこも対応してくれません。
友人に相談して
明朝一番に比較的大きな動物病院へ行くコトにしました。
が、
その後も頻繁に起きるケイレンに
睡眠をとるどころか
横になってくつろぐコトすらも出来ない状態が朝まで続いたのです。
小さな体が暴れる度に
『何故交通事故にあったこのコばかり苦しむの?』
『病院で言われた“今日、明日のウチには息を引き取る”を乗り越えられたじゃない!!
ユメなら大丈夫!!
アタシが気弱になってどうするの?』
の考えの繰り返し。
でも、
思いに気持ちは着いて来なくて
苦しむユメを抱いてあげるコトも
大きなケイレンの時だけで
泣いてオロオロするだけでした。
全然いいママンじゃなかった。
小さなユメの目が、体が、
『苦しい!!』
『助けて!!』
『生きたい!!』
って、力強かったのを
今でも覚えてる。
それは今でもかわらずに
アタシに訴えてくるんです。
長々とした過去の記憶に
最後まで付き合ってくれてありがとうデス

ユメの目を見ていたら
ふと最初のケイレンを思い出したので
これも遺したいなって思って……
多分明日もこの続きになります。