ケアマネ主婦のニャグミ

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ケアマネジャーの介護ブログです

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両親は健在、そして父方の祖母も90歳になりますがこれまでは両親と同じマンションのワンフロア上の2階に住んでいました。

デイサービスを週に3回利用していましたが、いよいよ足も弱り、火の扱いなども注意が必要になってきたこともあって、両親と一緒に住むことになりました。デイサービスももちろん利用しますが、基本的には両親がお世話をすることになります。

記憶などはあいまいになってきていますが口が達者で、とにかく養親、特に母親が家を空けることに対しては毎回毎回、気にする毎日です。

食事もしっかりとりますし、お風呂も排便も毎日です。今は排便もお風呂も自分で何とかできる状態ですがこれからさらに足腰が弱った時にはどういう状態になっていくのか。

母親は覚悟はしていますが。何しろ祖母本人も自宅で最後まで生きていきたいという強い意向を持っていますので今の生活パターンをかえていくことはまずできないのではないかと思います。

日本のどこでも抱えている問題かも知れませんが、実際に身近になってくると非常に気になるところ。自分たちが両親にどんな支援ができるのかしっかり考えていきたいと考えています。


食事介助

妹は専門学校を卒業して介護施設で働いています。よくその話を聞きますが、やりがいを感じる、好きでない限りなかなか務まらない、そして続けることが難しい仕事だなと思います。

何しろ、常に人不足の状態でかつ、シフトも厳しく深夜勤務も仮眠時間がないわけですから。深夜勤務の後は翌日休みでそのあくる日には朝から夜9時までというシフトはかなり厳しいと思います。

合間に旦那さんのお世話をしてるわけですから。とてもではないですが今の仕事のままでは、旦那さんと共同で頑張っても子供を産める環境ではありません。昼間だけなら保育園に預けられるわけですが、深夜もあるわけですから。

こう考えていくとご高齢の方々の笑顔とご家族からのありがとうという言葉が頑張りどころで浮かんでくるという妹のように本当に介護の仕事が好きでなければ続かないのは当たり前かなと考えてしまいます。

将来的にはケアマネージャーの資格を取得して、違った意味で高齢化社会を少しでもうまくまわるような仕組みに貢献したいという強い思いを持っています。

私自身も残業が続き大変なこともありますが、妹を見ているとまだまだ頑張ることが出来ると考えてしまいます。


介護士 女性

現在の介護保険制度において最後の生活の場となるのが特別養護老人ホームです。

原則として要介護3以上の方しか入居することが出来ません。特別養護老人ホームに住みたい、もしくは親族を住ませたい時は、出来る限り担当のケアマネジャーに相談して入居の申し込みを行います。

よく入居待ちの高齢者が沢山いるためになかなか住めないと言われますが、入居できるかどうかについては運の要素もありますので、まずはケアマネジャーに意向を伝えてください。

特別養護老人ホームは先着順で入居が決まるわけではありません。緊急性や必要性の高い方から入居します。

また、地域にもよると思いますが近隣の施設すべてが大量の入居待ちの高齢者であふれているとは限りません。

特養に需要が集中する一番の理由は費用が安いからです。実際の費用については、要介護度や収入・資産などの状況によって変わりますが、1か月6万円弱で入居できる場合があります。

その為、民間の有料老人ホームからの引っ越しを検討される方も多いのが実情です。

特養は、終の棲家と言われます。現在は半数以上の施設が看取り介護に取り組んでいます。それでも施設によって対応できる医療ニーズに幅がありますので、入居できるかどうかについては要相談となります。

介護保険制度が始まる前と比較すると集団処遇が見直されるなど、まだまだ十分ではないところもありますが、大分提供サービスの質も向上しています。

現在の制度では在宅介護にも限界がありますので、施設介護を検討することも選択肢の1つではないかと思います。


老人ホーム